ザ・ゴースト・インサイド

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ザ・ゴースト・インサイド
The Ghost Inside
基本情報
別名 ア・ダイイング・ドリーム(A Dying Dream)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州ロサンゼルス
ジャンル メタルコア
メロディック・ハードコア
活動期間 2004年 - 現在
レーベル Epitaph
Mediaskare
メンバー Jonathan Vigil
Zach Johnson
Jim Riley
Andrew Tkaczyk
Chris Davis
旧メンバー Ryan Romero
Josh Navarro
Anthony Rivera
Tyler Watamanuk
Soyer Cole
Garrett Harer
KC Stockbridge
Aaron Brooks

ザ・ゴースト・インサイド(: The Ghost Inside)はアメリカロサンゼルス出身のメタルコア/メロディック・ハードコアバンド2004年に結成。以前はア・ダイイング・ドリーム(: A Dying Dream)という名で活動していた。

経歴[編集]

A Dying Dream名義ではFrontlineからEPをリリースしている。翌年、Mediaskareに移籍。以前のEPをリテイクしたものを再度リリースしている。ほどなくしてバンド名はThe Ghost Insideとなり、初のフルアルバムとなる1st「Fury and the Fallen Ones」をリリースする。

2010年には2nd「Returners」をリリース。

2011年、ドラマーのKC Stockbridgeが脱退、新たにFor the Fallen DreamsのドラマーでありソングライターでもあったAndrew Tkaczykが加入した。

2012年、バンドはMediaskareからEpitaphへ移籍する。同年開催されたAlternative Press TourではMiss May Iと共に公演を行い注目を集める。さらにA Day to RememberのJeremy McKinnonのプロデュースした3rd「Get What You Give」がビルボードチャートで88位を獲得している。

2013年には出世作である「Get What You Give」を引っ提げてワールドツアーを行った。

2014年にリリースされた4th「Dear Youth」はビルボードチャート66位にランクインしている。

2015年1月、結成メンバーであったギタリストのAaron Brooksが脱退したことを自身のFacebook上で発表した。以降オリジナルメンバーはJonathan Vigilの一人のみとなった。同年11月、バンドメンバーの搭乗したツアーバスとトレーラートラックが正面衝突する事故が発生。運転手は両者とも死亡している。メンバー達は生存していたものの、重篤な状態にさらされた。Andrew Tkaczykはこの事故の影響で片足を失っている。

2016年のWarped Tour中のアナウンスでバンドは翌年2017年のWarped Tourに参加する予定であると宣言したが、これは実現しなかった。3月には以前よりサポートを行っていた元Texas in JulyのChris Davisが正式メンバーとして加入した。

その後2019年6月13日に事故後初めて、一夜限りのライブを開催。2020年7月5日には5thアルバム「The Ghost Inside」を発表した。その翌日である7月6日、ベースのJimが過去に人種差別的な言動を行なったとの指摘が相次いだことを受けてバンドは彼を解雇する[1]。しかしこの判断は周囲からのプレッシャーがあったことによる過ちであったとして[2]、後にJimはバンドのメンバーに戻っている。

音楽性[編集]

メタルコア、およびメロディック・ハードコアと扱われることが多い。バンド自身はFacebook上などでメロディック・ハードコアを名乗っている。ベーシストのJim Rileyはインタビューで「UnearthAs I Lay Dyingといったバンドから、ギターソロと歌を減らしたようなもの」とバンドの音楽性について説明している。また、彼は同インタビューでThrowdownBury Your DeadMisery SignalsKillswitch Engage、Unearth、Bleeding Throughといった前世代のバンドに影響を受けたとしている。また、ポップ・パンクエモといった必ずしもヘヴィでない音楽でない音楽も聴いていたという。ボーカリストのJonathan VigilはNOFXLess Than Jakeなどのパンク・ロックHatebreedSlipknotといった音楽を聴いて育ったと語っている。元ギタリストのAaron BrooksはBad ReligionPoison the Well、Hatebreedを聴いていたという。また最近のバンドのお気に入りにComeback Kidの名を挙げている。

曲作りに関しては先に楽器による録音をしてから、Jonathan VigilやAaron Brooksが歌詞を書くというスタイルをとっている。3rd「Get What You Give」以降はクリーンボーカルを導入することが増えたが、プロデューサーJeremy McKinnonの意向ではないとしている。

メンバー[編集]

タイムライン[編集]

ディスコグラフィー[編集]

The Ghost Insideのディスコグラフィ
リリースリスト
スタジオ・アルバム 4
EP 1
ミュージック・ビデオ 8
アルバム
詳細 チャート最高位
US
[3]
US
Indie.

[4]
AUS
[5]
AUT
[6]
BEL
(FL)

[7]
GER
[8]
SWI
[9]
2008 Fury and the Fallen Ones
  • リリース: 2008年4月15日
  • レーベル: Mediaskare
2010 Returners
  • リリース: 2010年6月8日
  • レーベル: Mediaskare
50
2012 Get What You Give
  • リリース: 2012年6月19日
  • レーベル: Epitaph
88 19
2014 Dear Youth
  • リリース: 2014年11月17日
  • レーベル: Epitaph
63 9 16 66 172 65 95
※棒線はチャート外もしくは該当地域でリリースされていないことを表します。
EP
タイトル レーベル
2005 Now or Never Frontline, Mediaskare (2006)
ミュージックビデオ
  • "Faith or Forgiveness" (2008)
  • "Unspoken" (2010)
  • "Chrono" (2010)
  • "Engine 45" (2012)
  • "The Great Unknown" (2013)
  • "Dear Youth (Day 52)" (2014)
  • "Out of Control" (2015)
  • "Move Me" (2015)

脚注[編集]

  1. ^ The Ghost Inside part ways with bassist Jim Riley after racial slur accusations” (英語). NME (2020年6月8日). 2021年4月17日閲覧。
  2. ^ The Ghost Inside now say firing bassist over past racial insensitivity was a mistake” (英語). Consequence (2020年9月17日). 2021年4月17日閲覧。
  3. ^ The Ghost Inside – Chart History: Billboard 200”. Billboard. Prometheus Global Media. 2015年2月4日閲覧。
  4. ^ The Ghost Inside – Chart History: Independent Albums”. Billboard. Prometheus Global Media. 2015年2月4日閲覧。
  5. ^ Discography The Ghost Inside”. 'australian-charts.com'. Hung Medien. 2015年2月4日閲覧。
  6. ^ Discographie The Ghost Inside”. 'austriancharts.at'. Hung Medien. 2015年2月4日閲覧。
  7. ^ Discografie The Ghost Inside”. 'ultratop.be'. Hung Medien. 2015年2月4日閲覧。
  8. ^ Discographie - The Ghost Inside” (German). 'officialcharts.de'. GfK Entertainment. 2015年2月4日閲覧。
  9. ^ Discographie The Ghost Inside”. 'hitparade.ch'. Hung Medien. 2015年2月4日閲覧。

外部リンク[編集]