ジュリアン・バーンズ
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ジュリアン・バーンズ Julian Barnes | |
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ジュリアン・バーンズ(2019) | |
ペンネーム | ダン・カヴァナ Dan Kavanagh |
誕生 | ジュリアン・パトリック・バーンズ Julian Patrick Barnes 1946年1月19日(78歳) イギリス・レスターシャー州 |
職業 | 小説家 |
国籍 | イギリス |
活動期間 | |
ジャンル | ポストモダン文学 |
代表作 | 『フロベールの鸚鵡』『ここだけの話』 |
主な受賞歴 | メディシス賞エッセイ部門(1986) フェミナ賞外国小説部門(1992) オーストリア国家賞(2004) ブッカー賞(2011) エルサレム賞(2021) |
親族 | ジョナサン・バーンズ (兄弟) |
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ジュリアン・バーンズ(Julian Barnes, 1946年1月19日 - )は、イギリス・イングランドの小説家。ポストモダン的と評される作風で、現代イギリスの代表的作家の一人として活躍している。『The Sense of an Ending』で2011年のブッカー賞受賞。
またDan Kavanagh(ダン・カヴァナ、キャヴァナーとも)という筆名でミステリー小説も執筆している。
兄に哲学研究者のジョナサン・バーンズ。
作品
[編集]ジュリアン・バーンズ名義
[編集]- Metroland (1980)
- Before She Met Me (1982)
- Flaubert's Parrot (1984) (『フロベールの鸚鵡』、斎藤昌三訳、白水社、1989年 ※1993年に白水Uブックス)
- Staring at the Sun (1986) (『太陽を見つめて』加藤光也訳. 白水社, 1992)
- A History of the World in 101⁄2 Chapters (1989) (『10 1/2章で書かれた世界の歴史』丹治愛, 丹治敏衛訳. 白水社, 1991)
- Talking it Over (1991) (『ここだけの話』斎藤兆史訳. 白水社, 1993)
- The Porcupine (1992)
- Letters from London (1995) (記事)
- Cross Channel (1996) (『海峡を越えて』中野康司訳. 白水社, 1998)
- England, England (1998) (『イングランド・イングランド』古草秀子訳. 東京創元社, 海外文学セレクション、2006、創元ライブラリ、2021)
- Love, Etc. (2000)
- Something to Declare (2002) (エッセイ)
- The Pedant in the Kitchen (2003) (『文士厨房に入る』堤けいこ 訳. みすず書房, 2010)
- The Lemon Table (2004)
- Arthur & George (2005)(『アーサーとジョージ』真野泰, 山崎暁子訳. 中央公論新社, 2016.
- Nothing to Be Frightened Of (2008) (回想録)
- East Wind (2008) —
- The Sense of an Ending (2011)(『終わりの感覚』土屋政雄訳. 新潮社, 2012)
- Levels of Life (2013)(『人生の段階』土屋政雄訳. 新潮社, 2017)
ダン・カヴァナ名義
[編集]- Duffy (1980) (『顔役を撃て』ダン・キャヴァナー著, 田村義進訳. 早川書房, 1981)
- Fiddle City (1981) (『愚か者の街』ダン・キャヴァナー 著,田村義進 訳 早川書房 1982)
- Putting the Boot In (1985)
- Going to the Dogs (1987)
箴言
[編集]「最高の愛国心とは、あなたの国が不名誉で、馬鹿で、悪辣な事をしている時に、それを言ってやることだ」(The greatest patriotism is to tell your country when it is behaving dishonorably, foolishly, viciously.)
脚注
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