ポンチアニ・オープニング

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ポンチアニ・オープニング
abcdefgh
8
a8 black rook
c8 black bishop
d8 black queen
e8 black king
f8 black bishop
g8 black knight
h8 black rook
a7 black pawn
b7 black pawn
c7 black pawn
d7 black pawn
f7 black pawn
g7 black pawn
h7 black pawn
c6 black knight
e5 black pawn
e4 white pawn
c3 white pawn
f3 white knight
a2 white pawn
b2 white pawn
d2 white pawn
f2 white pawn
g2 white pawn
h2 white pawn
a1 white rook
b1 white knight
c1 white bishop
d1 white queen
e1 white king
f1 white bishop
h1 white rook
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ポンチアニ・オープニング (Ponziani Opening) は、チェスオープニングの1つ。イタリア人チェスプレーヤードメニコ・ポンチアニがこのオープニングの定跡本を執筆したことから「ポンチアニ・オープニング」と名づけられた[1]。ポンチアニが定跡本を執筆してから半世紀後にイギリスのチェスプレーヤー、ハワード・スタントンがこのオープニングを好んで指したため、一部の国では「イングリッシュ・ゲーム」と呼ばれている[1][2]

右図は、その基本形となっている。基本形までの手順は1. e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.c3である[3]

若き日のパウリ・ケレスが郵便チェスでよく指したオープニングだが、今日では殆ど指す人がいないオープニングである[1]

主な変化

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3.… d5 4.Qa4 Nf6 5.Nxe5 Bd6 6.Nxc6 bc 7.d3 0-0 8.Be2 Re8 9.Bg5 h6 10.Bxf6 Qxf6 11.Nd2[4]

黒の3手目では他に3.… f5や3.… Nf6と指す手もある[5]

白の4手目で4.edと指すのは、4.… Qxd5 5.d4 Bf5 6.de Qxd1+ 7.Kxd1 0-0-0+と進行し黒が良い[5]

黒の4手目では他に4.… f6や4.… Bd7と指す手もある[5]。4.… f6は1899年に指されたチゴリン対ホシップのゲームで白のチゴリンが指した手である[5]。その試合では5手目以降、5.Bb5 Nge7 6.ed Qxd5 7.0-0 Bd7 8.d4 e4? 9.Nfd2 Ng6 10.Bc4 Qa5 11.Qb3 f5 12.Bf7+ Ke7 13.Nc4 Qa6 14.Bg5+ Kxf7 15.Nd6#となり、黒はチェックメイトされた[5]。この手順中白の7手目では7.d4も良い手で、以下7.… Bd7 8.Be3と進行する[5]。黒の8手目では8.… a6が最善手で、黒の12手目でも12.… Kd8の方が良い手である[5]

参考文献

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脚注・出典

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  1. ^ a b c 『定跡と戦い方』、33頁。
  2. ^ イングリッシュ・オープニング(1.c4の1手のみに名づけられたオープニング)とは全く無関係。
  3. ^ 『定跡と戦い方』、32頁。
  4. ^ 『定跡と戦い方』、33-34頁。
  5. ^ a b c d e f g 『定跡と戦い方』、34頁。
  6. ^ ISBNコードは新装版のもの。