ユニファイド・コミュニケーション

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ユニファイド・コミュニケーション: Unified communications)は、さまざまな通信・伝達手段を連携させ、共通の利用基盤として提供するシステムやサービスの総称。電話、テレビ電話、遠隔会議、電子メール、インスタントメッセンジャーなどを、仮想化した利用基盤を経由させることで、統合的な管理・利用が可能となる。

概要[編集]

例えば、リアルタイムの通信サービスは、インスタント・メッセージングチャット)、プレゼンス情報電話IP電話を含む)、ビデオ会議、コール制御および音声認識サービスなどがある。非リアルタイム通信などユニファイド・メッセージング(統合ボイス・メール電子メールSMSファックス)などがある。一つの製品と勘違いやすいが、UCは統合されたユーザ・インターフェースユーザ・エクスペリエンスを提供するセットの製品である。このような製品セットは、複数のデバイスとタイプのメディアで構成されることがある。

UCはビジネス・コミュニケーションの統合が目的である。例えば、すべての通信形態を簡素化し、ビジネス・プロセス最適化リスポンス・タイム短縮のビューに統合する、そしてメディアデバイスの依存関係を排除する。

UCは、利用者がある通信形態でメッセージを送信して、他の通信形態でこのコミュニケーションを受信することを可能にする。たとえば、利用者がボイス・メールでメッセージを受け取ることもできれば、電子メールや携帯電話を介してアクセスすることも選択できる。送信者はプレゼンス情報の通りオンライン、呼出しを受取った場合、応答はテキスト・チャットやビデオ・コールですぐに送信することができる。それ以外の場合、非リアルタイムのメッセージとして送信され、様々なメディアを介してアクセスすることができる。

脚注[編集]

出典[編集]

参考文献[編集]

関連項目[編集]