ヴァルカン高原

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ヴァルカン高原
Vulcan Planum
種類 高原
場所 カロン
発見者 ニュー・ホライズンズ
名の由来スタートレック』シリーズに登場する惑星ヴァルカンから

ヴァルカン高原(ヴァルカンこうげん、英語: Vulcan Planum[ˈvʌlkən])は、冥王星衛星カロンにある大規模な高原地形。2015年7月に無人探査機ニュー・ホライズンズが冥王星をフライバイする際に発見した。『スタートレック』シリーズに登場する惑星ヴァルカンにちなんで名付けられた。

地形[編集]

ヴァルカン高原は大部分が滑らかな表面となっており、大型のクレーターはほとんどない。クレーターの数が少ないことが特徴で、比較的若い年代の地形であると推測されている[1]。この高原は低温岩の溶岩で形成されていると考えられている[2]

高原地域に存在する特徴的なクレーターには、『スタートレック』シリーズの登場人物にちなんだ名称が付与されており、また2つの山にはサイエンス・フィクション小説家映画監督の名前が付けられた。

ヴァルカンにある地形の一覧[3][編集]

名称 種類 名の由来 由来の備考
クラーク山 アーサー・C・クラーク SF作家
キューブリック山 スタンリー・キューブリック SF作家
カーク クレーター ジェームズ・T・カーク スタートレック』シリーズの登場人物
スポック クレーター スポック 『スタートレック』シリーズの登場人物
スールー クレーター ヒカル・スールー 『スタートレック』シリーズの登場人物
ウフーラ クレーター ウフーラ 『スタートレック』シリーズの登場人物

参考文献[編集]

  1. ^ "Pluto's Big Moon Charon Reveals a Colorful and Violent History". pluto.jhuapl.edu. {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  2. ^ David A. Rothery (octobre 2015). “Pluton et Charon from New Horizons”. Astronomy & Geophysics. doi:10.1093/astrogeo/atv168 
  3. ^ [1]