三田純市

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三田 純市(みた じゅんいち、1923年12月22日 - 1994年9月1日)は、日本の落語作家・研究者、演芸作家、脚本家、随筆家

本名は野村全作(旧姓:三田[1])。俳号は「道頓」。三田純一と名乗っていた時期もある。

来歴[編集]

大阪府大阪市南区道頓堀芝居茶屋「稲照」の長男に生まれる[1]。1946年、慶應義塾大学経済学部卒業[1]。朝日新聞社販売部に勤務、1951年に退社[1]松竹新喜劇曾我廼家十吾2代目渋谷天外に師事し喜劇の台本を手がけるようになる。

1967年から1982年には東京に在住し[2]、1969年には東京やなぎ句会の創設に参加[3]

主な受賞[編集]

主な作品[編集]

著書[編集]

  • 『上方芸能 《観る側》の履歴書』三田純一著(三一新書)(三一書房)1971
  • 『道頓堀 川・橋・芝居』三田純一 著 白川書院 1975
  • 『遥かなり道頓堀』三田純一 著 九芸出版 1978
  • 『道頓堀物語 小説上方芸人譜』三田純市 著 光風社書店 1978
  • 『とったらもぎどり』清文堂出版 1986
  • 『大阪弁のある風景』東方出版 1987
  • 『おおさかののろけ』駸々堂出版 1987
  • 笑福亭松鶴』駸々堂出版 1987
  • 『御堂筋ものがたり』東方出版 1991
  • 『上方喜劇 鶴家団十郎から藤山寛美まで』白水社 1993
  • 『昭和上方笑芸史』学芸書林 1994
  • 『大阪弁のある風景 続』東方出版 1995

共著編[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 日外アソシエーツ現代人物情報より
  2. ^ 矢野誠一「芸人という生き方」(文春文庫)P.229
  3. ^ 矢野誠一『戸板康二の歳月』(ちくま文庫)P.92

関連項目[編集]