亜麻色の髪の乙女 (ヴィレッジ・シンガーズの曲)

ウィキペディアから無料の百科事典

「亜麻色の髪の乙女」
ヴィレッジ・シンガーズシングル
B面 瞳をとじて(オリジナル)
バラ色の雲(セルフカバー版)
リリース
規格 7インチレコード
ジャンル グループ・サウンズ
レーベル CBS/日本コロムビア
(オリジナル)
テイチクエンタテインメント
(セルフカバー)
作詞 橋本淳
作曲 すぎやまこういち
チャート最高順位
ヴィレッジ・シンガーズ シングル 年表
好きだから
(1967年)
亜麻色の髪の乙女
(1968年)
虹の中のレモン
(1968年)
ヴィレッジ・シンガーズ シングル 年表
「ここより永遠に」
(1971年)
亜麻色の髪の乙女/バラ色の雲
(2003年)
-
テンプレートを表示

亜麻色の髪の乙女」(あまいろのかみのおとめ、原題:風吹く丘で)は、ヴィレッジ・シンガーズが1968年2月25日に日本コロムビアから発売した5枚目のシングル、およびその収録曲である。2002年発売の島谷ひとみによるカバー版でも知られる。

解説

[編集]

収録曲

[編集]
CBSコロムビア(日本コロムビア)によるオリジナル盤
  1. 亜麻色の髪の乙女 (ON THE WINDY HILL)
    作詞:橋本淳、作曲・編曲:すぎやまこういち
  2. 瞳をとじて (WORLD FOR TWO)
    作詞:橋本淳、作曲・編曲:筒美京平
CBS・ソニー(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)による1978年再リリース盤(両A面シングル『バラ色の雲/亜麻色の髪の乙女』)
  1. バラ色の雲
    作詞:橋本淳、作曲:筒美京平、編曲:森岡賢一郎
  2. 亜麻色の髪の乙女
    作詞:橋本淳、作曲・編曲:すぎやまこういち
テイチクエンタテインメントによる2003年セルフカバー盤(両A面セルフカバーシングル『亜麻色の髪の乙女/バラ色の雲』)
  1. 亜麻色の髪の乙女
    作詞:橋本淳、作曲:すぎやまこういち、編曲:ヴィレッジ・シンガーズ
  2. バラ色の雲
    作詞:橋本淳、作曲:筒美京平、編曲:ヴィレッジ・シンガーズ

青山ミチによるオリジナルシングル

[編集]
「風吹く丘で」
青山ミチシングル
初出アルバム『GOLDEN☆BEST 青山ミチ』
B面 銀のイニシアル
リリース
規格 7インチレコード
ジャンル 流行歌
時間
レーベル 日本グラモフォン
作詞 橋本淳
作曲 すぎやまこういち
青山ミチ シングル 年表
「ワン・ナイト・ワン・キス」
(1966年)
風吹く丘で
(1966年)
※発売中止
「情熱の波止場」
(1966年)
GOLDEN☆BEST 青山ミチ 収録曲
「ワン・ナイト・ワン・キス」
(21)
風吹く丘で
(22)
-
テンプレートを表示

風吹く丘で」(かぜふくおかで)は、1966年11月1日に日本グラモフォンポリドールレーベル、現:ユニバーサル ミュージック ジャパン)より発売される予定だった青山ミチの25枚目のシングル。規格品番はSDR-1234。

解説

[編集]
  • ヴィレッジ・シンガーズのバージョンがオリジナルと思われがちであるが、実際の原曲は当バージョンであり、原題も「風吹く丘で」である。
  • 発売直前となる僅か1日前に店頭に入荷されたものの、諸事情によりそのまま出荷停止・発売停止となった。
  • 発売中止となり長らくお蔵入り状態が続いていたが、「風吹く丘で」は、2011年に発売されたアルバム『GOLDEN☆BEST 青山ミチ』にて45年の年月を経てようやく発表された。B面の「銀のイニシアル」は2022年現在も依然として未発表のままである。
  • 間奏のコーラスは、男性3人組グループ「トリオ・ロス・チカノス」が担当している。

収録曲

[編集]
  1. 風吹く丘で [3:30]
    作詞:橋本淳、作曲・編曲:すぎやまこういち
  2. 銀のイニシアル [2:42]
    作詞:橋本淳、作曲・編曲:すぎやまこういち

島谷ひとみによるカバーシングル

[編集]
「亜麻色の髪の乙女」
島谷ひとみシングル
初出アルバム『シャンティ
B面 明日と今日のあいだ
リリース
規格 マキシシングル
12インチレコード
ジャンル J-POP
時間
レーベル avex trax
作詞 橋本淳
作曲 すぎやまこういち
プロデュース 三浦立士
チャート最高順位
  • 週間4位(オリコン
  • 2002年度年間22位(オリコン)
島谷ひとみ シングル 年表
シャンティ
(2002年)
亜麻色の髪の乙女
(2002年)
亜麻色マキシ
(2002年)
シャンティ 収録曲
シャンティ
(2)
亜麻色の髪の乙女
(3)
「Glorious Day」
(4)
EANコード
JAN 4988064303502(CD)
JAN 4988064883837(レコード)
テンプレートを表示

島谷ひとみの7枚目のシングルとして、2002年5月9日にavex trax(現:エイベックス・エンタテインメント avex traxレーベル)より発売された(CCCD)。

解説

[編集]
  • 島谷が出演した花王エッセンシャル ダメージケア』CMソングとして2002年3月16日から放送され[5]、有名になる。当初CD化の予定はなかったが[6]、反響が大きかったため急遽音源制作に踏み切ったという[7]
  • 原曲は意識せずにレコーディングされたが、曲の世界観を壊さないようにするのと、爽やかな雰囲気を出すために15通りのアレンジの中から選定し制作された[7]
  • オリコンチャート最高位4位を記録し、30万枚以上を売り上げた自身最大のヒット作である。また、この曲のヒットで2002年の『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たし、2005年にも出場してcrossover versionを披露した。
  • オリコンのカラオケチャートで当時の新記録となる18週連続1位を記録した。
  • さまざまなリミックス、リアレンジバージョンがあり、アルバム『シャンティ』に『HIRO KURETANI REMIX』が、8thシングル「亜麻色マキシ」に『フルウクレレバージョン』、ミニアルバム『Poinsettia〜亜麻色ウィンターメモリーズ〜』に『ウィンター・アカペラ・ヴァージョン』、カバーアルバム『男歌〜cover song collection〜』(CD only版)に『男歌 version』、そしてミニアルバム『brilliant』に「亜麻色の髪の乙女 (new version) 」が収録されている。なお、2005年の『NHK紅白歌合戦』で披露された『crossover version』はCD化されていない。
  • 2002年11月30日にアナログ盤(LP / RR12-88383)が発売された。

収録曲

[編集]
CD
  1. 亜麻色の髪の乙女 [4:07]
    作詞:橋本淳、作曲:すぎやまこういち、編曲:大槻"KALTA"英宣 / ストリングスアレンジ:のりっぺ
    • 花王「エッセンシャルダメージケアシャンプー」CMソング
  2. 明日と今日のあいだ [3:45]
    作詞:森浩美、作曲・編曲:Face 2 fAKE
  3. 亜麻色の髪の乙女 (Instrumental) [4:06]
  4. 明日と今日のあいだ (Instrumental) [3:42]
アナログ盤

side A

  1. 亜麻色の髪の乙女 (HIRO KURETANI REMIX)
  2. 亜麻色の髪の乙女 (Original)

side AA

  1. Single Hits Non-stop Mega Mix 〜Trans Mission Mega Mix〜

その他カバー

[編集]
アーティスト 収録シングル・アルバム 発売日 規格品番 発売元
キャメル・ランド 「亜麻色の髪の乙女」 1980年 07SH-849 CBSソニー
Mi-Ke[注釈 2] 『想い出のGS九十九里浜』 1991年4月13日 BMCR-2305 BMGジャパン
神山純一&ティム・ハーデン・トリオ 『'60S&'70Sグループ・サウンズ・スタンダード』 1994年5月21日 VICG-5364 ビクター
THE GARAGE 「ガレージ・オープニングソング集 Vol. 3」 2000年1月26日 EPCE-5046 zetima
BoNo BoNo 『フローリス』 2002年6月26日 MECP-2001 メルダック
伊藤秀志 『御訛り』 2003年6月4日 CRCN-20293 日本クラウン
Patty & Jimmy 『ファイン』 2003年7月2日 AVCD-17316 avex trax
王心凌[注釈 3] 愛你 2004年3月26日 AVCCD-90042 D Sound Music
石川ひとみ 『with みんなの一五一会〜フォークソング編』 2005年9月21日 TECI-1106 テイチク
嘉門タツオ 『元気が出るCD!!』 2005年10月21日 DXCL-91 ビクター
T.R-crew REIKA 『Romantic Woman Trance 〜あゝ無情〜』 2006年11月22日 TECH-20152 テイチク
オレンジ・ペコ リメンバー・グループ・サウンズ 2008年9月26日 KICS-8179〜80 キングレコード
チェリッシュ 『チェリッシュ「L.O.V.E.」あの頃青春グラフィティ Vol.2::Ordinary(普通であること)』 2008年2月27日 TECH-28182 テイチク
芹洋子 『芹洋子ベストセレクション2008』 2008年4月9日 KICX-3605 キングレコード
Chicken Garlic Steak 『タイムスリップ』 2008年11月19日 FRCA-1199 ユニバーサルミュージック
W.C.D.A. 「亜麻色の髪の乙女(HOUSE MIX) J-POP DANCE REMIX」 2009年7月22日 (配信) W.C.D.A.
Newwy 『はじめてのチュウ』 2012年10月17日 COZY-713 日本コロムビア
吉幾三 『あの頃の青春を詩う vol.2』 2014年4月2日 TKCA-74063 ジャパンレコード

島谷ひとみバージョンのカバー

[編集]
アーティスト 収録シングル・アルバム 発売日 規格品番 発売元
(不明) 『太鼓の達人 ブルー』 2003年4月23日 COCX-32169 日本コロムビア
新井ひとみ from 東京女子流 『東京女子カフェ #1 a-bossa』 2012年8月22日 AVCD-38530 avex trax
新田美波洲崎綾 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Cool jewelries! 001 2013年9月25日 COCX-38251 日本コロムビア
天使もえ 「亜麻色の髪の乙女」 2015年3月18日 DDCZ-2011 FIRST MUSIC
工藤あやの 『ファースト・アルバム』 2018年10月13日 TKCA-74713 ミノルフォン

その他

[編集]

エピソード

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 正確には発車メロディーではなく、運転士に信号の開通を知らせるメロディーであり、列車発車後も信号が赤になるまで流れる。
  2. ^ 元ヴィレッジ・シンガーズの清水道夫がゲスト参加。ディレクターは小松久
  3. ^ 「月光」というタイトルでカバー。

出典

[編集]
  1. ^ 熱狂GS図鑑 黒沢進著 徳間書店 1986年1月刊 34頁。
  2. ^ ヴィレッジ・シンガーズ版シングル盤ライナーノーツに記述あり。
  3. ^ 2003年 国内作品分配額ベスト10(金・銀・銅賞関連)、日本音楽著作権協会、2003年。
  4. ^ 2004年 国内作品分配額ベスト10(金・銀・銅賞関連)、日本音楽著作権協会、2004年。
  5. ^ 島谷イメチェン!GSソング挑戦、スポニチアネックス、2002年3月13日。(インターネットアーカイブ
  6. ^ 『weekly oricon』第24巻第26号、オリコン、2002年7月15日、33ページ。
  7. ^ a b アルバムが大ヒットの島谷ひとみ、目指すは「自分色の歌姫」”. SANSPO.COM. 株式会社産業経済新聞社. 2002年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月25日閲覧。
  8. ^ 「♪亜麻色の~」熱唱サギ男は“常習犯”ヴィレッジ・シンガーズのボーカル偽りカラオケ審査謝礼詐取

外部リンク

[編集]