仙台北部道路
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一般国道自動車専用道路(A') (有料) | |
---|---|
E6 仙台北部道路 | |
路線延長 | 13.5 km[1] |
開通年 | 2002年(平成14年) - 2013年(平成25年) |
起点 | 宮城県宮城郡利府町(利府JCT) |
終点 | 宮城県富谷市(富谷IC) |
接続する 主な道路 (記法) | E6 常磐自動車道 (仙台東部道路) E45 三陸自動車道 E4 東北自動車道 |
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仙台北部道路(せんだいほくぶどうろ、英語: SENDAI-HOKUBU ROAD[2])は、宮城県宮城郡利府町の利府ジャンクション (JCT) から宮城県富谷市の富谷インターチェンジ (IC) に至る、東日本高速道路株式会社が管轄する総延長13.5キロメートル (km) の高速道路(常磐自動車道に並行する一般国道自動車専用道路)である。
高速道路ナンバリングによる路線番号は、常磐自動車道、仙台東部道路と三陸自動車道の仙台港北IC - 利府JCT間とともに「E6」が割り振られている[3]。
概要
[編集]高速道路ナンバリングではE6となっているものの、当道路は国道6号ではなく国道47号のバイパス(一般有料道路)となっている。起点である利府JCTでは国道47号本線とは接続しない。2001年の新世紀・みやぎ国体、及び、2002年のサッカー・ワールドカップの会場であるグランディ21・宮城スタジアムへのアクセス道路として整備され、本来であれば国体前に仙台都市圏環状自動車専用道路として開通予定であった。しかし、両大会前には全線開通せず、利府しらかし台ICを北西端として盲腸線の状態にあった。
2010年3月27日に、利府しらかし台IC - 富谷JCT間が開通した[4][5]。これにより、1周約60kmの仙台都市圏環状自動車専用道路が全線開通する事になるが、富谷JCTから国道4号と接続する富谷ICまでは2013年12月22日[6]に開通し、全線開通した。
なお、将来的には更に西に延伸させる構想もある[7]。
また、仙台北部道路は2010年10月21日までは利府JCTを経由して三陸自動車道 仙台港北IC方面にのみに接続されていて、利府塩釜IC方面には接続されていなかったが、石巻方面にも接続出来るよう2007年夏より建設が始まり、2010年10月22日供用開始した。利府JCTのフルジャンクション化完成で、仙台都市圏環状自動車専用道路内ジャンクションでフル化されていないのは富谷ジャンクションのみとなっている。
道路構造
[編集]- 構造規格 : 第1種第2級(富谷JCT - 富谷IC間は、第1種第3級)
主な高架橋には、利府高架橋(橋長1,815 m)、風音高架橋(同85 m)、菅谷高架橋(同355 m)、石積高架橋(同241 m)、成田高架橋(同325 m)、富谷JCT本線橋(同189 m)があり、その合計は3 km以上、全線の4分の1近くを高架橋が占める[1][8][9]。
インターチェンジなど
[編集]- 全区間宮城県内に所在。
- IC番号欄の背景色が■である区間は既開通区間に存在する。
IC 番号 | 施設名 | 接続路線名 | 起点 からの 距離 | 三郷 からの 距離 | 備考 | 所在地 |
---|---|---|---|---|---|---|
38 | 利府JCT | E6 E45 三陸自動車道 | 0.0 | 329.2 | 宮城郡 利府町 | |
39 | 利府しらかし台IC | 県道3号塩釜吉岡線 | 5.2 | 334.4 | ||
40 | 富谷JCT | E4 東北自動車道 | 11.8 | 341.0 | 利府JCT方面のみ 東北自動車道のJCT番号は「29-1」 | 富谷市 |
41 | 富谷IC | 国道4号 | 13.5 | 342.7 | 東北自動車道へは出入り不可 |
歴史
[編集]- 2002年(平成14年)5月19日 : 利府JCT - 利府しらかし台IC間 (延長5.2 km) 開通[1]
- 2004年(平成16年)11月14日 : 利府しらかし台IC - 富谷IC間着工
- 2005年(平成17年)10月1日 : 日本道路公団の民営化により、東日本高速道路株式会社に承継
- 2010年(平成22年)
- 2013年(平成25年)12月22日 : 富谷JCT - 富谷IC間 (延長1.7 km) 開通に伴い全線開通[10]。
- 2019年(平成31年/令和元年)9月4日:国土交通省が仙台北部道路の利府JCT - 富谷IC間の全線を10 - 15年後を目処に4車線化する優先整備区間に選定する方針を発表[11][12][13]。
- 2021年(令和3年)
路線状況
[編集]車線・最高速度
[編集]区間 | 車線 | 最低速度 | 最高速度 | 設計速度 | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
上下線 | 上り線 | 下り線 | 大型貨物等 三輪・牽引 | 左記を除く車両 | ||||
利府JCT - 富谷JCT | 2 | 1 | 1 | (なし) | 70 km/h | 100 km/h | ※ | |
富谷JCT - 富谷IC | 80 km/h |
- ※ : 利府JCT - 富谷IC間の全線は4車線化優先整備区間[11][12][13]
道路管理者
[編集]交通量
[編集]24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 | 令和3(2021)年度 |
---|---|---|---|---|
利府JCT - 利府しらかし台IC | 2,981 | 7,237 | 19,545 | 18,773 |
利府しらかし台IC - 富谷JCT | 調査当時未開通 | 7,217 | 17,070 | 18,809 |
富谷JCT - 富谷IC | 調査当時未開通 | 1,681 | 2,564 |
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」・「令和3年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
地理
[編集]通過する自治体
[編集]接続高速道路
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 仙台北部道路の概要 (PDF) (東日本高速道路東北支社)
- ^ “Japan's Expressway Numbering System” (PDF). Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism. 2022年4月4日閲覧。
- ^ “高速道路ナンバリング一覧”. 国土交通省. 2020年11月20日閲覧。
- ^ 仙台都市圏環状ネットワークが3月27日完成〜国道47号 仙台(せんだい)北部道路(ほくぶどうろ)利府(りふ)しらかし台(だい)IC - 富谷(とみや)JCT間が開通〜 (東日本高速道路東北支社プレスリリース 2010年2月8日)
- ^ 仙台北部道路 利府―富谷間 来月27日午後3時開通 Archived 2010年2月14日, at the Wayback Machine.(河北新報 2010年2月9日)
- ^ 東北/新潟|開通予定区間|NEXCO 東日本
- ^ 仙台河川国道事務所 仙台環状自動車専用道路の変遷
- ^ 新たな契約方式で工事を発注します 〜 鋼橋上部工事で入札前価格交渉方式を実施します 〜(東日本高速道路東北支社 2008年2月13日)
- ^ 仙台北部道路富谷JCT本線橋・Dランプ橋詳細設計業務 (PDF) (国土交通省東北地方整備局)
- ^ 仙台北部道路 全線・富谷ICが平成25年12月22日(日)に開通します 〜全線開通で国道4号に接続し、ますます便利に〜 国土交通省 東北地方整備局・NEXCO東日本 東北支社 2013年11月29日付
- ^ a b “暫定2車線区間における優先整備区間選定について” (PDF). 国土交通省 (2019年9月4日). 2020年12月15日閲覧。
- ^ a b “各IC間の課題の評価一覧” (PDF). 国土交通省. 2020年12月15日閲覧。
- ^ a b “国交省、「暫定2車線」を「4車線化」する優先整備区間。道東道、秋田道、常磐道、東海北陸道、東九州道など約880km”. トラベル Watch (2019年9月6日). 2021年3月18日閲覧。
- ^ “高速道路の暫定2車線区間の4車線化について” (PDF). 国土交通省 道路局 (2021年3月5日). 2021年3月5日閲覧。
- ^ “国交省、2021年度に4車線化に着手する高速道路の候補14か所、86kmを選定”. トラベル Watch (2021年3月5日). 2021年3月18日閲覧。
- ^ “暫定2車線高速の4車線化が加速 2021年度から新たに14区間 財政投融資活用”. 乗りものニュース編集部 (2020年3月8日). 2021年3月18日閲覧。
- ^ “高速道路会社への事業許可について” (PDF). 国土交通省 道路局 (2021年3月30日). 2021年3月30日閲覧。
- ^ “令和2年度全国道路・街路交通情勢調査の延期について” (PDF). 国土交通省 道路局 (2020年10月14日). 2021年4月4日閲覧。