先体
ウィキペディアから無料の百科事典
先体(せんたい、英: acrosome)は、精子核の周囲を帽子状に取り囲むものであり、精子細胞(en:Spermatid)が精子に変形する過程において、ゴルジ装置から作られた袋状の構造物。尖体とも呼ばれる。先体内には脂質糖タンパク質複合体の先体物質(ヒアルロニダーゼ(en:Hyaluronidase)、アクロシン(en:Acrosin))が含まれている。先体反応を起こし、卵子内に侵入する。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 江口保暢 『動物発生学第2版』 文永堂出版 2002年 ISBN 4-8300-3170-0