八街駅
ウィキペディアから無料の百科事典
八街駅 | |
---|---|
南口(2019年5月) | |
やちまた Yachimata | |
◄榎戸 (3.7 km) (5.8 km) 日向► | |
所在地 | 千葉県八街市八街ほ237 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■総武本線[1] |
キロ程 | 65.9 km(東京起点) |
電報略号 | ヤチ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- | 4,790人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)5月1日[1] |
備考 | 業務委託駅 |
八街駅(やちまたえき)は、千葉県八街市八街ほにある、東日本旅客鉄道(JR東日本)総武本線の駅である[1]。
概要
[編集]八街市の中心駅であり、特急「しおさい」なども含め、当駅を通る定期旅客列車は全て停車する。
歴史
[編集]- 1897年(明治30年)5月1日:総武鉄道の駅として開設[1]。
- 1907年(明治40年)9月1日:総武鉄道が買収され、帝国鉄道庁の駅となる[1]。
- 1914年(大正3年)5月18日:千葉県営鉄道(後に成田鉄道)八街線開業[1]。
- 1926年(昭和元年):2代目駅舎竣工、供用開始[1]。
- 1940年(昭和15年)5月14日:八街線廃止[1]。
- 1974年(昭和49年)10月26日:佐倉駅 - 銚子駅間電化[1]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物取扱廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[2]。
- 1991年(平成3年)3月16日:総武線快速電車乗入開始[1]。1999年12月に成東駅まで延伸。
- 1996年(平成8年)3月16日:自動改札機設置[3]。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
- 2004年(平成16年)4月1日:3代目橋上駅舎完成、供用開始[1]。自由通路一部供用開始[4]、および北口開設。
- 2005年(平成17年)3月:自由通路完全供用開始。
- 2017年(平成29年)9月1日:業務委託駅化[5]。
- 2022年(令和4年)7月31日:みどりの窓口の営業終了[6][7]。
- 改築前の2代目駅舎(2003年6月)
地名と駅名の由来
[編集]明治新政府の手により小金牧と佐倉牧の開墾が行われ、開墾地には開墾順序に合わせて地名が付与された。八街は8番目。他、初富(鎌ケ谷市)、二和、三咲(船橋市)、豊四季(柏市)、五香(松戸市)、六実(松戸市)、七栄 (富里市)、九美上(香取市)、十倉(富里市)、十余一(白井市)、十余二(柏市)、十余三(成田市、多古町)の順に続く。
同様の由来を持つ駅名には初富駅、二和向台駅、三咲駅(新京成電鉄新京成線)、豊四季駅(東武鉄道野田線)、五香駅(新京成電鉄線)、六実駅(東武野田線)がある。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と北口側に島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅で橋上駅舎を備える[1]。現在の駅舎は2004年(平成16年)4月に完成し[1]、バリアフリー設備も整備された。駅舎のデザインは曲線形で[1]、八街市の「八」と、八街市の特産品である落花生をモチーフとしている[8]。
トイレは改札内コンコースと南口および北口の階段下の合計3か所設置されており、いずれも多機能トイレを併設した男女別水洗式である。旧駅舎だった頃は、駅舎とは別棟で1番線ホーム上に男女共用の汲取り式のものが、駅前広場東端に男女別水洗式(平成初期までは男女別汲取り式)のものが設置されていたが、いずれも新駅舎完成後に撤去されたため現存しない。
北口の駅前広場には、落花生のモニュメントが設置されている[1]。
なお、2019年6月現在、1番線ホームのコンクリート下部にあるレンガ作りの旧ホームが確認出来る。
成田統括センター(佐倉駅)管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)で、自動改札機、指定席券売機が設置されている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・3 | ■総武本線 | 上り | 佐倉・千葉方面[9] | 3番線は1日1本のみ折り返し時に使用 |
2・3 | 下り | 成東・銚子方面[9] | 3番線は1日1本のみ発着 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 上り列車は通常は1番線、下り列車は2番線を使用する。(1日2本のみ3番線を使用)
- 3番線は千葉方面への出発も可能であり、銚子方面からの到着も可能である。これを利用して、夜間に千葉方面への折返し列車が設定されている。
- 1・2番線は11両編成まで、3番線は8両編成まで対応する[1]。
- 改札口(2021年5月)
- 2・3番線ホーム(2021年5月)
利用状況
[編集]2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は4,790人である[JR 1]。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 | 出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)5,717 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)6,418 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)6,798 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)7,111 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)7,400 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)7,487 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)7,501 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)7,281 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 7,144 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 7,047 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 2]7,018 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 3]6,923 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 4]6,753 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 5]6,614 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 6]6,556 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 7]6,547 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 8]6,599 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 9]6,596 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 10]6,549 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 11]6,338 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 12]6,242 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 13]6,126 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 14]6,203 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 15]6,287 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 16]6,104 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 17]6,077 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 18]5,960 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 19]5,854 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 20]5,822 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [JR 21]5,563 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[JR 22]4,137 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 23]4,414 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 24]4,656 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 1]4,790 |
駅周辺
[編集]北口
[編集]南口
[編集]バス路線
[編集]北口
[編集]「八街駅」停留所および「八街駅北口」停留所が設置されており、千葉交通・八街市ふれあいバスの路線が発着する。
- 八街駅
- 八街駅北口(八街市ふれあいバス)
- 北コース・南コース・西コース・市街地循環コース:八街駅
南口
[編集]「八街駅」停留所が設置されており、九十九里鉄道・ちばフラワーバス・八街市ふれあいバスの路線が発着する。
- 1番のりば
- 発着路線なし
- 2番のりば(ちばフラワーバス)
- 4番のりば(九十九里鉄道)
- 無番のりば(八街市ふれあいバス)
- 北コース・南コース・西コース・市街地循環コース:八街駅
隣の駅
[編集]※特急「しおさい」の隣の停車駅は当該列車記事を参照のこと。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 三好好三『総武線 120年の軌跡 東京・千葉を走る列車と駅のあゆみ』JTBパブリッシング、2014年3月1日、104頁。ISBN 9784533096310。
- ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、19頁。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '96年版』ジェー・アール・アール、1996年7月1日、183頁。ISBN 4-88283-117-1。
- ^ “あすから使用開始”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2004年3月31日)
- ^ “千葉支社 2駅外注化と5駅の窓口閉鎖等提案”. 国鉄千葉動力車労働組合. 2019年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月28日閲覧。
- ^ “駅の情報(八街駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2022年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月1日閲覧。
- ^ “現業機関における柔軟な働き方の実現について 窓口閉鎖・営業統括センター化提案!!” (PDF). 国鉄労働組合千葉地方本部 (2022年4月27日). 2022年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月27日閲覧。
- ^ 市勢要覧(平成15年3月発行) 八街市
- ^ a b “駅構内図(八街駅)”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月4日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
[編集]- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月30日閲覧。
利用状況に関する資料
[編集]- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- 千葉県統計年鑑
- ^ 千葉県統計年鑑(平成3年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成4年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成5年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成6年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成7年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成8年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成9年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成10年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成11年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和元年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和2年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(八街駅):JR東日本