内湾線
ウィキペディアから無料の百科事典
内湾線 | |||
---|---|---|---|
内湾線を走るDR2700型気動車(2006年10月) | |||
基本情報 | |||
国 | 中華民国(台湾) | ||
起点 | 新竹駅 | ||
終点 | 内湾駅 | ||
駅数 | 13駅 | ||
電報略号 | ㄋㄟㄒ | ||
開業 | 1947年 - 1951年 | ||
運営者 | 台湾鉄路管理局 | ||
路線諸元 | |||
路線距離 | 27.9 km | ||
軌間 | 1,067 mm | ||
線路数 | 単線、複線 | ||
電化区間 | 新竹 - 竹中間 | ||
電化方式 | 交流25,000V | ||
|
内湾線 | |
---|---|
各種表記 | |
繁体字: | 內灣線 |
簡体字: | 内湾线 |
拼音: | Nèiwān xiàn |
通用拼音: | Nèiwān siàn |
注音符号: | ㄋㄟˋ ㄨㄢ ㄒㄧㄢˋ |
発音: | ネイワンシェン |
台湾語白話字: | Lōe-oân-sòaⁿ |
客家語白話字: | Nui-vân Sien |
日本語読み: | ないわんせん |
英文: | Neiwan Line |
駅・施設・接続路線 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
内湾線(ないわんせん)は、台湾新竹市東区の新竹駅から新竹県横山郷の内湾駅に至る台湾鉄路管理局の鉄道路線である。
概要
[編集]太平洋戦争後、台湾鉄路管理局が最初に開業させた支線である。
開通当初は沿線にて産出される石灰や木材・周囲の工場で生産されたセメントの輸送が主目的だったが、新竹市の工業都市化や沿線の宅地化にともない、次第に旅客輸送中心となる。台湾高速鉄道開業後、内湾線と台湾高速鉄道新竹駅を結ぶ新線(六家線)が建設され、接続路線となった。
また、台鉄捷運化計画の一環とし、新竹駅から竹中駅までの高架化・電化が行われたが、この関係で、新竹 - 竹東間は2007年3月1日から2011年まで4年以上運休していた。また、この工事により新設された北新竹駅は縦貫線と内湾線の接続地点となり、新竹 - 北新竹間は縦貫線と重複している。
路線データ
[編集]- 管理者:台湾鉄路管理局
- 路線距離(営業キロ):新竹 - 内湾間 27.9km
- 軌間:1,067mm
- 駅数:13
- 複線区間:新竹 - 竹中間 7.9km
- 電化区間:新竹 - 竹中間(交流25,000V)7.9km
歴史
[編集]- 1944年:日本統治時代に建設開始。戦争末期の資材不足のため建設中止となり、未成線になった。
- 1947年11月5日:新竹 - 竹東間が竹東線として開業[注 1]。
- 1950年12月27日:竹東 - 合興間延伸[2]:110。横山駅・九讃頭駅・合興駅開業。
- 1951年9月11日:合興 - 内湾間延伸[4]、内湾駅開業。同時に路線名を内湾線と改める。
- 1962年11月28日:南河駅開業[5]:49。
- 1970年2月6日:上員駅開業[5]:24。
- 2001年11月24日:栄華駅開業[6]。
- 2003年10月10日:南河駅を富貴駅へ改称[7]。
- 2007年3月1日:高架化工事のため、新竹 - 竹東間工事開始。当該区間は路線バス代行となるが、竹東 - 内湾間は列車の運転を継続[8]。
- 2011年11月11日:新竹 - 竹東間電化および高架化、運転再開[9]。北新竹駅・世博駅・竹科駅開業。
- 2013年1月:世博駅を千甲駅へ、竹科駅を新荘駅へ改称[10]。
使用車両
[編集]過去の使用車両
[編集]駅一覧
[編集]- 線路 … ∥:複線区間、◇・|:単線区間(◇:列車交換可能駅)、∨:これより下は単線、∧:終点(列車交換可能)
駅名 | 駅間 キロ | 累計 キロ | 等級 | 接続路線・備考 | 所在地 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
日本語 | 繁体字中国語 | ||||||
新竹駅 | 新竹車站 | 0.0 | 0.0 | 一等 | 台湾鉄路管理局:■縦貫線 | 新竹市 | 東区 |
新竹貨駅 | 新竹貨站 | 1.2 | 1.2 | 貨物 | |||
北新竹駅 | 北新竹車站 | 0.2 | 1.4 | 簡易 | 台湾鉄路管理局:■縦貫線 | ||
千甲駅 | 千甲車站 | 2.2 | 3.6 | 簡易 | |||
新荘駅 | 新莊車站 | 2.9 | 6.6 | 簡易 | |||
竹中駅 | 竹中車站 | 1.4 | 7.9 | 甲簡 | 台湾鉄路管理局:■六家線 | 新竹県 | 竹東鎮 |
上員駅 | 上員車站 | 2.6 | 10.5 | 招呼 | |||
栄華駅 | 榮華車站 | 4.5 | 15.0 | 招呼 | |||
竹東駅 | 竹東車站 | 1.6 | 16.6 | 二等 | |||
横山駅 | 橫山車站 | 3.3 | 20.0 | 招呼 | 横山郷 | ||
九讃頭駅 | 九讚頭車站 | 2.3 | 22.2 | 乙簡 | |||
合興駅 | 合興車站 | 2.1 | 24.4 | 招呼 | |||
富貴駅 | 富貴車站 | 1.4 | 25.7 | 招呼 | |||
内湾駅 | 內灣車站 | 2.2 | 27.9 | 乙簡 |
脚注
[編集]註釈
[編集]出典
[編集]- ^ 竹東車站 - ウェイバックマシン(2009年2月16日アーカイブ分) 臺灣鐵路管理局
- ^ a b 林永樹; 黃奇烈 (1955-4). 臺灣省新竹縣志稿. 新竹縣文獻委員會. pp. 104-105
- ^ 臺灣省政府交通處主管事項概況. 臺灣省政府交通處. (1948-10). p. 20国家図書館 『臺灣華文電子書庫』
- ^ “交通”. 外交部週報 (國立公共資訊圖書館 數位典藏服務網). (1951年9月18日). "新竹縣竹東鐵路內灣支線合內段(合興至內灣,全長卅八公里),經兵工及民工在以往六個月合力建設之下完成,九月十日舉行"
- ^ a b 国立交通大学 (July 2013). 內灣線之研究(1946-2011) (Report). 客家委員会. 2020年2月29日閲覧。
- ^ “臺鐵新聞”. 20011205094702時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月11日閲覧。 “內灣線新建榮華站於11/24完成啟用.”
- ^ “榮華富貴紀念票 遊客氣買不到”. 自由時報. (2003年10月11日)
- ^ “鐵路內灣支線新竹至竹東間 三月起暫停營運”. 大紀元 (2007年2月16日). 2019年9月8日閲覧。
- ^ “【台鐵內灣支線全線2011/11/11復駛】”. Peopo公民新聞 (2011年11月13日). 2019年9月8日閲覧。
- ^ “台鐵新竹世博、竹科站更名 明年1月底完工”. 蘋果日報. (2012年12月31日)