千金駅
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千金駅 | |
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ホーム(2008年1月) | |
ちがね Chigane | |
◄江津本町 (2.3 km) (3.6 km) 川平► | |
所在地 | 島根県江津市金田町[1]イ54 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■三江線 |
キロ程 | 3.4 km(江津起点) |
電報略号 | チカ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[2] |
乗車人員 -統計年度- | 1人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1958年(昭和33年)7月14日[1] |
廃止年月日 | 2018年(平成30年)4月1日[3] |
備考 |
千金駅(ちがねえき)は、島根県江津市金田町にあった、西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線の駅[2](廃駅)である。
列車運休時の代行バスや、2012年(平成24年)10月1日から12月31日まで実施されたJR三江線増便社会実験で運行されたバス便は周辺道路が狭いこともあり、すべて当駅を通過していた。
三江線の廃止に伴い、2018年(平成30年)4月1日に廃駅となった[3]。
歴史
[編集]- 1958年(昭和33年)7月14日:隣接する江津本町駅と同時に、三江北線(当時)の石見江津駅(現・江津駅) - 川平駅間に新設開業。旅客のみ取り扱い。
- 1975年(昭和50年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道が継承[4]。
- 2018年(平成30年)4月1日:三江線の全線廃止に伴い、廃駅となる[3]。
駅構造
[編集]浜原方面に向かって左側に、単式ホーム1面1線を有する地上駅[1](停留所)であった。廃止時は浜田鉄道部が管理する無人駅で[2]、ホーム上に待合室兼用の駅舎があるのみの簡素な駅であった[1]。乗車時は、直接ホームに入る形状になっており、自動券売機等の設備はなかった[2]。
2019年(令和元年)7月時点で、当駅の旧駅舎(待合室)は撤去されていた。また、かつての駅構内や駅付近の線路には、草が生い茂っていた。
- 駅全景。草が多い茂っている状態である(2019年9月)
- 駅構内。かつてあった待合室は撤去されており、駅構内へは立入禁止となっている(2019年9月)
- 周辺の様子(2019年9月)
利用状況
[編集]近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。なお、1994年度は14人、1984年度は21人だった。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
1999 | 9 |
2000 | 9 |
2001 | 8 |
2002 | 5 |
2003 | 4 |
2004 | 2 |
2005 | 1 |
2006 | 1 |
2007 | 1 |
2008 | 1 |
2009 | 0 |
2010 | 1 |
2011 | 0 |
2012 | 0 |
2013 | 1 |
2014 | 0 |
2015 | 0 |
2016 | 0 |
2017 | 1 |
駅周辺
[編集]山あいの小さな集落である。民家は数軒程度[2]。
バス路線
[編集]以下のバス路線がある(2022年4月1日現在)。
その他
[編集]- 三江線活性化協議会により、石見神楽の演目名にちなんだ「日本武尊」(やまとたけるのみこと)の愛称が付けられていた。「千金」の由来でもある当地で採れた良質の砂鉄から、ヤマトタケルが帯びる草薙剣を連想させている[1][2]。[6]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e 『山陰駅旅』今井出版、2015年10月1日、240頁。ISBN 978-4-906794-90-4。
- ^ a b c d e f g 『週刊 JR全駅・全車両基地』 59号 三次駅・備後落合駅・宇都井駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年10月6日、20頁。
- ^ a b c “近年廃止された鉄軌道路線” (PDF). 国土交通省. 2019年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。
- ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 33号 木次線・堺線・芸備線・呉線・可部線・福塩線・三江線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年3月7日、25頁。
- ^ 江津市バスマップ 江津市
- ^ “三江線神楽愛称駅名・大型愛称駅名板・神楽演目解説” (PDF). ぶらり三江線WEB. 三江線活性化協議会. 2016年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月14日閲覧。