将軍山駅
ウィキペディアから無料の百科事典
将軍山駅 | |
---|---|
駅全体(2018年4月) | |
しょうぐんざん Shōgunzan | |
◄A35 当麻 (3.5 km) (2.1 km) 伊香牛 A37► | |
所在地 | 北海道上川郡当麻町北星2区 |
駅番号 | ○A36 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■石北本線 |
キロ程 | 17.4 km(新旭川起点) |
電報略号 | クン |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- | 2人/日 -2013年- |
開業年月日 | 1960年(昭和35年)5月2日 |
廃止年月日 | 2021年(令和3年)3月13日[JR北 1][JR北 2][新聞 1] |
備考 | 無人駅 |
将軍山駅(しょうぐんざんえき)は、北海道上川郡当麻町北星2区[1]にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線の駅(廃駅)である。駅番号はA36。
2020年3月14日改正時点では、普通列車のうち、下り4本、上り6本(うち1本は休日運休)が停車していた[2]。
歴史
[編集]- 1960年(昭和35年)5月2日:日本国有鉄道石北線の将軍山仮乗降場(局設定)として設置[1]。旅客のみ取扱い。
- 1961年(昭和36年)4月1日:所属路線が石北本線に改称。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承[3]。 同時に駅に昇格[1][3]。
- 1990年(平成2年)3月10日:営業キロ設定。
- 2021年(令和3年)3月13日:利用者減少とダイヤ改正に伴い、廃止[JR北 1][JR北 2][新聞 1]。
駅名の由来
[編集]駅近くの山名から[1]。1888年(明治21年)(一説には1890年〔明治23年〕とも[1])に屯田兵の入植にあたって永山武四郎陸軍少将・屯田兵本部長が当地のアイヌの案内で登り、入植地を決めたという逸話による山名である[1][4]。
駅構造
[編集]1面1線の単式ホームをもつ地上駅。ホーム上は滑り止め工事がなされていた。
旭川駅管理の無人駅だった。ホームから離れた位置に待合室があった。自動券売機の設置はなかった。待合室入口の反対側に簡易和式トイレが設置されていた。
- 待合室(2018年4月)
- 待合室内(2018年4月)
- ホーム(2018年4月)
- 駅名標(2018年4月)
利用状況
[編集]廃止直前の乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
2016年(平成28年) | 2.6 | [JR北 3] | |||
2017年(平成29年) | 2.2 | [JR北 4] | |||
2018年(平成30年) | 2.4 | [JR北 5] | |||
2019年(令和元年) | 2.4 | [JR北 6] | |||
2020年(令和 | 2年)2.2 | [JR北 7] |
駅周辺
[編集]農村風景の中にぽつんとある駅。田畑と数軒の農家があるのみ。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 110. ISBN 4-89391-549-5
- ^ 『北海道時刻表』第61巻第3号(通巻723号)、交通新聞社、2020年2月25日、pp.129-131。
- ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 28号・釧網本線/石北本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月31日、22-23頁。
- ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 146. ISBN 4893637606. OCLC 40491505 2018年10月16日閲覧。
JR北海道
[編集]- ^ a b 『来春のダイヤ見直しについて』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2020年12月9日。オリジナルの2020年12月9日時点におけるアーカイブ 。2020年12月9日閲覧。
- ^ a b 『2021年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2020年12月18日。オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブ 。2020年12月18日閲覧。
- ^ 「石北線(新旭川・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ 。2017年12月10日閲覧。
- ^ 「石北線(新旭川・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブ 。2018年8月19日閲覧。
- ^ “石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3・4 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
新聞記事
[編集]- ^ a b “18無人駅に「ありがとう」 JRダイヤ改正で廃止 住民やファン 各地で別れ”. 北海道新聞. (2021年3月13日). オリジナルの2021年3月13日時点におけるアーカイブ。 2021年3月13日閲覧。