川除大輝
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川除 大輝 | |||||||||||||||
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名前 | |||||||||||||||
カタカナ | カワヨケ タイキ | ||||||||||||||
ラテン文字 | KAWAYOKE Taiki | ||||||||||||||
基本情報 | |||||||||||||||
国籍 | 日本 | ||||||||||||||
種目 | パラノルディックスキー | ||||||||||||||
所属 | 日本大学 日立ソリューションズ ジュニアスキークラブ | ||||||||||||||
生年月日 | 2001年2月21日(23歳) | ||||||||||||||
生誕地 | 富山県富山市 | ||||||||||||||
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川除 大輝(かわよけ たいき、2001年2月21日[1] - )は、日本のパラノルディックスキー選手。日立ソリューションズ「チームAURORA(アウローラ)」 ジュニアスキークラブ所属。種目はクロスカントリースキー。クラスはLW5/7[2]。
人物
[編集]富山県富山市出身[3]。生まれつき両手足の指の一部がない先天性両上肢機能障がいがある[4][5]。小学1年生の時にいとこから誘われたことを機に地元富山の猿倉ジュニアスポーツクラブで小中学生時代の練習を行う[6]。所属当初はスキーとサッカーの両方をしていたが、2010年の小学4年生の時に、監督の紹介で2010年バンクーバーパラリンピック金メダリストの新田佳浩と出会い、スキーに専念するようアドバイスを受ける[7][8]。この際に新田からもらった「不可能とは可能性だ」と記された色紙は、その後も大切に持ち続けている[8]。
2015-2016年シーズンからはパラノルディックスキーの大会に出場[5]。富山県立雄山高等学校進学後は全国高校総体に出場し、高校2年生の時には2018年平昌パラリンピックにも出場する[4][5]。また、2019年4月より日本大学に進学してスキー部に所属し、同部として初のパラアスリートとなる[3]。
2022年北京パラリンピックでは開会式で日本選手団の旗手を務め[3]、男子20kmクラシカル(立位)では金メダルを獲得[4]。冬季パラリンピック日本男子選手として史上最年少の21歳での金メダル獲得で、富山県勢として初の冬季パラリンピック金メダリストとなった[6]。
主な競技成績
[編集]冬季パラリンピック
[編集]- 2018年平昌( 韓国)
- 混合10kmリレー(新田・出来島・阿部・川除) 4位
- クロスカントリースキー・スプリント 9位
- 2022年北京( 中国)
- クロスカントリースキー20kmクラシカル(立位) 金メダル
- クロスカントリースキー1.3kmスプリントフリー(立位) 7位
- クロスカントリースキー12.5kmフリー(立位) 8位
- クロスカントリースキー4x2.5kmオープンリレー 7位
世界選手権
[編集]- 2019ノルディックスキー 世界選手権 カナダ大会
- クロスカントリースキー・ミドル・フリー 4位
- クロスカントリースキー・スプリント・フリー 3位
- クロスカントリースキー・ロング・クラシカル 金メダル
- 混合10kmリレー(新田・出来島・川除・阿部) 4位
ワールドカップ
[編集]- 2017 韓国大会
- クロスカントリースキー スプリント・クラシカル 6位
- 2019 フィンランド大会
- クロスカントリースキー・ミドル・クラシカル 2位
- クロスカントリースキー・スプリント・クラシカル 3位
- 2019 札幌大会
- クロスカントリースキースキー・ミドル・フリー 金メダル
- クロスカントリースキー・ショート・クラシカル 3位
- 2020 ドイツ大会
- クロスカントリースキー・スプリント・クラシカル 4位
- 2021 札幌大会
- クロスカントリースキー・ショートクラシカル 2位
- クロスカントリースキー・ミドルフリー 優勝
- クロスカントリースキー・ショートフリー 優勝
- 2021 フィンランド大会
- クロスカントリースキー・ミドル・クラシカル 5位
- クロスカントリースキー・ロング・フリー 6位
- クロスカントリースキー・ショートクラシカル 5位
受賞
[編集]- 2019年 - スポーツ功労者顕彰[9]
- 2019年 - 第4回日本パラスポーツ賞 優秀賞[10]
- 2022年 - 東京都栄誉賞・都民スポーツ大賞[11]
- 2022年 - 紫綬褒章[12][13]
- 2022年 - 富山県民栄誉賞[14]
脚注
[編集]- ^ “川除大輝(距離スキー)のプロフィール : 北京パラリンピック2022”. 読売新聞オンライン. 2022年3月8日閲覧。
- ^ “川除大輝、クラシフィケーションでLW5/7”. 日立ソリューションズ「チームAURORA(アウローラ)」ブログ (2016年2月8日). 2022年3月8日閲覧。
- ^ a b c “日本選手団の旗手は距離スキーの川除大輝、世界王者も経験した日大3年生”. 読売新聞オンライン (2022年3月4日). 2022年3月8日閲覧。
- ^ a b c “【北京パラ】距離川除大輝が金メダル「まだ実感がわかない」中盤10キロから独走態勢2位に大差”. 日刊スポーツ (2022年3月7日). 2022年3月8日閲覧。
- ^ a b c “ライバルの先輩とともに表彰台へ クロスカントリースキーの若手エース・川除大輝”. パラサポWEB (2022年2月3日). 2022年3月8日閲覧。
- ^ a b “北京パラ 川除大輝選手が初の金メダル”. 北日本放送 (2022年3月7日). 2022年3月8日閲覧。
- ^ “憧れのレジェンドに勝ってつかんだ「金」ノルディック距離20キロの川除大輝”. 東京新聞 (2022年3月7日). 2022年3月8日閲覧。
- ^ a b “川除大輝 金メダルで受け継いだ“エースのバトン””. NHK (2022年3月7日). 2022年3月8日閲覧。
- ^ “日立ソリューションズが文部科学省「スポーツ功労団体表彰」を受賞”. 株式会社日立ソリューションズ (2019年7月25日). 2022年4月28日閲覧。
- ^ “川除選手が第4回日本パラスポーツ賞にて優秀賞を受賞!”. 特定非営利活動法人 日本障害者スキー連盟 (2019年12月7日). 2022年4月28日閲覧。
- ^ “東京ゆかりの選手に 北京2022冬季大会メダリスト表彰”. 東京都 (2022年4月28日). 2022年4月28日閲覧。
- ^ “パラスポーツチーム「AURORA」ジュニアスキークラブ川除大輝選手が紫綬褒章を受章”. PR TIMES (2022年4月28日). 2022年4月28日閲覧。
- ^ 『官報』号外第97号、令和4年5月2日
- ^ “川除大輝選手への富山県民栄誉賞贈呈式を開催します(※オンライン配信予定)”. 富山県 (2022年4月20日). 2022年4月28日閲覧。