想
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仏教用語 想, サムジャナ | |
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パーリ語 | saññā, सञ्ञा |
サンスクリット語 | saṃjñā, संज्ञा |
チベット語 | འདུ་ཤེས། (Wylie: 'du shes; THL: du shé) |
中国語 | 想 |
英語 | perception, cognition, conceptualization, distinguishing |
五蘊(パンチャッカンダ)[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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想(そう、サンスクリット: saṃjñā、パーリ語: saññā)とは、事物の形象を心の中に思い浮かべること[2]・表象作用[3]を意味する仏教用語。心に像を思い浮かべる作用や、心に浮かぶ像のこと[4]。例えば、眼をつむって「桜」というイメージを思い浮かべること[5]。
五蘊の一要素(三番目(想蘊))[2]で、説一切有部の五位七十五法のうち、心所法 - 大地法(阿毘達磨倶舎論などに言及)、唯識派・法相宗の五位百法のうち有為法 - 心所法 - 遍行心所(成唯識論などに言及)の一要素でもある。
出典
[編集]- ^ パーリ仏典, 中部 満月大経, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ a b 岩波仏教辞典第2版 1989, p. 509.
- ^ 岩波仏教辞典第2版 1989, p. 261.
- ^ 頼富 2003, p. 76.
- ^ 頼富 2003, p. 90.
参考文献
[編集]- 中村元 他『岩波仏教辞典』岩波書店、1989年。ISBN 4-00-080072-8。
- 頼富本宏 ; 今井浄圓 ; 那須真裕美『図解雑学 般若心経』ナツメ社、2003年。ISBN 4-8163-3544-7。