書誌

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図書館の蔵書目録カード。書名や著者名、発行年などの書誌情報が記載される。

書誌(しょし、: bibliography)とは、を探すための情報(「書誌情報」あるいは「書誌事項」ともいう)、すなわち著者名、書名、版次、発行地、発行者、発行年、ISBNDOI日本全国書誌番号などのこと。本の奥付に記されることが多い。また、書誌情報を記載した書物等のことを指す場合も多い。

いかにして書籍を分類するかという方法論は、書誌学として研究の対象にもなっている。テーマごとに、数え切れないほどの種類の書誌が発行されており、書誌をリストアップした「書誌の書誌」と呼ばれるものもある。ビブリオグラフィともいう。

ある人物、あるテーマについての関連文献目録を指すこともあり、その場合には書誌目録[1]ともいう。最初のものは、コンラート・ゲスナーによって編纂された書誌目録で、1545年に出版された[2]。その書誌目録は、3,000人の著者による数万の本を記載していたとされる[2]

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NDL-OPAC国立国会図書館蔵書検索・申込システム)を活用して蔵書を検索した際には、個々の蔵書の情報には、必ず「書誌情報」、「全国書誌番号」、「書誌ID」が表示される[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b 書誌ID 000001015383 国立国会図書館蔵書「アジアに関する書誌目録 : 人文科学・社会科学. 1957年度」
  2. ^ a b ピーター・バーク 2004, p. 142.

参考文献[編集]

  • Classification of hyperlipidaemias and hyperlipoproteinaemias,Bull,vol.43,891-915,1970
  • ピーター・バーク 著、井上弘幸, 城戸淳 訳『知識の社会史:知と情報はいかにして商品化したか』新曜社、2004年。 

関連項目[編集]