松戸市立博物館
ウィキペディアから無料の百科事典
松戸市立博物館 | |
---|---|
施設情報 | |
館長 | 渡辺尚志(一橋大学名誉教授) |
事業主体 | 松戸市 |
開館 | 1993年(平成5年)4月29日[1] |
所在地 | 千葉県松戸市千駄堀671 |
位置 | 北緯35度48分3.4秒 東経139度56分22.2秒 / 北緯35.800944度 東経139.939500度座標: 北緯35度48分3.4秒 東経139度56分22.2秒 / 北緯35.800944度 東経139.939500度 |
プロジェクト:GLAM |
松戸市立博物館(まつどしりつはくぶつかん)は、千葉県松戸市にある市営の博物館。
1993年、松戸市制50周年記念事業の一環として造成された自然尊重型都市公園・21世紀の森と広場の中につくられた。近隣には森のホール21がほぼ同時に建設された。
概要
[編集]旧石器・縄文時代から戦国時代の高城胤吉一族の活躍などを経て、昭和30年代の公団住宅誕生までの歴史を常設展示し、土器づくりや古代米づくりなどの古代の文化の体験教室などを行ったりしている。
また、国の重要文化財である幸田貝塚出土品[2]や市の指定文化財である二十世紀梨の原木(1947年枯死)の一部が所蔵されている[3]。
常盤平団地の部屋再現について
[編集]松戸市立博物館の特徴は、昭和30年代の常盤平団地2DKの原寸大・再現展示である。展示は3人家族が暮らすという設定で、当時最新鋭の電気洗濯機、電気冷蔵庫、白黒テレビの「三種の神器」をはじめ、ステンレスの流し台や応接セット、果ては大型電蓄や百科事典などを配置している。さらに日用品や雑誌、テレビ画面に映るCMも当時のものを使用し、高度成長期の生活スタイルを忠実に再現している。博物館内の映像展示では日本住宅公団制作の広報カラー映画「団地へのいざない」が常時放映されていて、当時の暮らしや街並みなどを知ることもできる。
NHKの「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」や小学館のベストセラー百科事典『21世紀こども百科 歴史館』にも取り上げられている。
所在地
[編集]アクセス
[編集]- 新京成線八柱駅・JR武蔵野線新八柱駅下車、徒歩15分。新京成線常盤平駅から徒歩約15分。
- 松戸新京成バス小金原団地循環線又は、新松戸駅行きで、「森のホール21公園中央口」で降車 徒歩1分。JR常磐線・新松戸駅からも松戸新京成バス 八柱駅行によりアクセス可能。「森のホール21公園中央口」で降車、徒歩2分。
- 博物館には身障者用の駐車場しかなく、一般来館者は21世紀の森と広場の駐車場を利用する。
周辺施設
[編集]脚注
[編集]- ^ “文化遺産21世紀へ 29日、松戸市立博物館開館”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 6. (1993年4月24日)
- ^ 千葉県幸田貝塚出土品(文化庁・文化遺産オンライン)
- ^ 松戸市文化財マップ(松戸市ホームページ)