沖縄電子少女彩

ウィキペディアから無料の百科事典

沖縄電子少女彩
別名 さや(Tincy)
彩(モデル活動時)
生誕 (2000-08-07) 2000年8月7日(23歳)
出身地 日本の旗 日本沖縄県沖縄市[1]
ジャンル エレクトロ
J-Pop
沖縄音楽
テクノポップ
アンビエント
ノイズミュージック
現代音楽
ワールドミュージック
担当楽器 ボーカルシンセサイザー
活動期間 2016年 - (Tincy加入)
事務所 インフォガレージ(音楽活動)
公式サイト saya.okinawa

沖縄電子少女彩(おきなわでんししょうじょさや、2000年8月7日 - )は、日本女性アイドルシンガーソングライターノイズミュージシャン。女性アイドルグループ・Tincy(ティンシー)の元メンバー(「さや」名義)。沖縄県沖縄市出身。

来歴[編集]

小学6年生の時に事務所に入り、中学1年生から1年半、「超王道のアイドルグループ」に所属[1][2]

2016年

6月、廣山哲史(RYUKYUDISKO)がサウンドプロデュースする沖縄アヴァンギャルドテクノアイドル・Tincyに加入。Tincyメンバーとして、沖縄を中心に東京台湾でライブ活動を行い、4枚のシングルCDをリリース。

2017年

4月より「沖縄電子少女彩」名義でソロ活動を開始。沖縄音楽、ノイズ、アンビエント、アブストラクトヒップホップ、フレンチポップなど多岐に渡る楽曲を展開。

12月、DOMMUNEに出演、海外から反響があった。また、「南波一海のアイドル三十六房 R-グランプリ」で「とある星の物語」が年間12位に選ばれる。[3]

2018年

1月20日、ファーストアルバム『サンジェルマン伯爵からの招待状』リリース。

5月1日、タンバリンアーティスツに所属(音楽活動を除く)[4]

6月23日、LiLii Kaonaとのコラボユニット「TOKYO ORGANIC CHEMICALS(東京有機薬品)」初披露[5]

7月5日、四次元フォーク歌手「神田川さや」のデビュー曲「窓の上にも下にも神田川 / 黒髪」をリリース[6]

9月、活動拠点を東京に移す。

10月25日、"生き別れの双子の妹"「中華電子少女彩」[7]デビューライブ[8]

2019年

1月10日、SOZELICA(中村ソゼ(めろん畑a go go))とのコラボユニット「SOZESAYA」初披露[9]

3月20日、DOMMUNEにて女子高生卒業記念に『沖縄電子少女彩!メモリアルJK5時間スペシャル』が配信される。

5月15日、インダストリアル・アーティスト、AXとコラボレーション作『Chastity』をリリース。

8月7日、セカンドアルバム『黒の天使』リリース。それに伴い全国17都市リリースツアーを行う。アルバムには、魚住有希(ex.LoVendoЯ)、一楽儀光、美川俊治(Incapacitants、非常階段)、ASTRO、河端一(Acid Mothers temple)、森田潤、宇川直宏(DOMMUNE)など豪華アーティストが参加する。

11月、Vtuber・ミソシタとのユニット「ミソシタ×沖縄電子少女彩」でシングル『sleepless night』リリース[10]

2020年

2月24日、ノイズバンド・非常階段とのコラボ「彩階段」でノイズ、沖縄音楽、昭和歌謡をテーマにしたアルバム『沖縄階段~彩の夢は夜ひらく~』リリース。

3月、サードアルバム『NEO SAYA』リリース。地元沖縄のメディアにも取り上げられる。[11][12]

7月、WIRED JAPAN、ギズモードジャパン、サイゾーなどを立ち上げた起業家で自著も多い「こばへん」こと「小林弘人」が作詞したソーシャルディスタンスダンスをテーマにした楽曲『Dancing in the distance』を作曲・編曲して発表。[13]

8月、FM那覇にて沖縄電子少女彩がパーソナリティーを務める番組『東京の夜の奥から』が放送開始。

10月、セカンドアルバム『黒の天使』がロシアのiTunes Store J-Popランキングにて一位にチャートインされる。[14]

2021年

2月、作詞・作曲を担当した中野ブロードウェイ公式テーマソング『愛のメロディー〜ブロードウェイ〜』をリリース。[15]

3月、セカンドアルバム『黒の天使』に収録の『崇元寺~Gusuku Nu Nkashi~』がイギリスのiTunes Store J-Popランキングにて一位にチャートインされる。[16]

8月、GENET率いるAUTO-MODのニューバンド、AUTO-MOD DTD with 彩のメンバーとしてバンド活動開始。

11月、七尾旅人ESME MORI、AUTO-MODのGENETなどがゲスト参加するニューアルバム「Doomsday~終末~」が2022年1月26日にリリースすることが発表される。 [17]

11月、沖縄のアイドルグループ、RYUKYUIDOLへ楽曲「棘」を作曲と編曲で提供。

2022年

1月、エレクトロ、沖縄音楽、テクノ、アンビエント、ノイズなどが融合したアルバム「doomsday〜終末〜」がリリースされる。ゲストに七尾旅人、ESMEMORI、AUTO-MODのGENET、廣山哲史(RYUKYUDISKO一楽儀光、美川俊治(Incapacitants、非常階段)、ASTRO、森田潤、纐纈雅代、MIKISARAのさのみきひと、Yuki Hataが参加。17曲中16曲を沖縄電子少女彩が作曲と編曲を担当。すばるクリティーク賞を受賞した評論家、西村紗知によるレビューが話題を呼ぶ。[18]他にも音楽雑誌や新聞、 Webメディアに取り上げられる。[19]リリース記念としてDOMMUNEにて「沖縄電子少女彩が紡ぐ新世代の沖縄音楽」5時間スペシャルが配信される。[20]

4月、作家、長谷川昌一の著書「中野ブロードウェイ物語」にインタビュー記事が掲載される。

6月、小学館の雑誌「Maybe!」の特集「『日本で最も戦争に近い』沖縄の声を聞く」内にてインタビュー記事が掲載される。[21]

7月、海外でも大きな評価を受ける音楽家の灰野敬二とユニット「精魂」を結成、7月29日にアルバム「愉楽」がリリースされる。[22]

8月、プロレス団体「DRAGONGATE」のオフィシャルテーマ曲「SPACE GATE 2022」のリミックス。吉岡勇紀ドラゴン・ダイヤによるタッグチーム「D'Courage」のテーマ曲「勇気とダイヤモンド」の作詞と歌唱を担当する。

作品[編集]

アルバム[編集]

# 発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1 2018年1月20日 サンジェルマン伯爵からの招待状 IGST006
2 2019年8月7日 黒の天使 IGST008
3 2020年5月26日 NEO SAYA IGST009 B1、B2はCDのみ

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b ノイズ・ミーツ・ガール──沖縄電子少女彩って?”. OTOTOY (2019年8月23日). 2021年3月11日閲覧。
  2. ^ サイゾー創刊編集長が作詞提供 沖縄電子少女彩が語る「アイドルとミュージシャン」の狭間と非常階段ら大物バンドとのコラボ”. 日刊サイゾー (2020年10月31日). 2021年3月13日閲覧。
  3. ^ 『南波一海のアイドル三十六房 年忘れ!R-グランプリ 2017』の編集後記と各グランプリを発表!”. TOWER RECORDS 渋谷 (2017年12月28日). 2021年3月9日閲覧。
  4. ^ 彩Saya(沖縄電子少女彩)Okinawa Electric Girl Saya [@Tincy_saya] (2018年4月27日). "<ご報告>5月1日より沖縄電子少女彩は、夢みるアドセンスなどのプロダクション、タンバリンアーティスツに所属することとなり契約を結びました。今後は舞台含め様々なことにも挑戦いたします。音楽活動に関してはハジメが引き続き運営いたします。今後ともご声援よろしくお願い申し上げます。". X(旧Twitter)より2021年3月11日閲覧
  5. ^ 彩Saya(沖縄電子少女彩)Okinawa Electric Girl Saya [@Tincy_saya] (2018年6月23日). "こんばんは♪ Sayaだよ〜 今日のTincy3周年前夜祭LIVE来てくれたみなさん!ありがとうございました 出演者のみなさんもありがとうございました TOKYO ORGANIC CHEMICALSはどうだったかな? 初披露 緊張したよー 明日はtop note にて15:00〜 Tincy3周年LIVEだよ!この日限りのTincy復活♪". X(旧Twitter)より2021年3月14日閲覧
  6. ^ 彩Saya(沖縄電子少女彩)Okinawa Electric Girl Saya [@Tincy_saya] (2018年6月29日). "<神田川さや 7/5 音源リリース!>沖縄電子少女彩、別名義の四次元フォークシンガー、神田川さや!7月5日(木)タワーレコード渋谷店『南波一海のアイドル三十六房』に出演します!デビュー音源『窓の上にも下にも神田川 / 黒髪』発売しますので、よろしくお願いいたします!". X(旧Twitter)より2021年3月14日閲覧
  7. ^ 沖縄電子少女彩staff [@TincyHajime] (2018年10月25日). "沖縄電子少女彩と中華電子少女彩は双子ですが、m.c.A・Tと富樫明生のような感じと言ったらわかりやすいと思います。". X(旧Twitter)より2021年3月15日閲覧
  8. ^ 彩Saya(沖縄電子少女彩)Okinawa Electric Girl Saya [@Tincy_saya] (2018年10月25日). "こんばんは♪今日の中華電子少女彩デビューライブ来てくださったみなさん!ありがとうございました 最初にやった曲名は「大王」といって、中国の踊り子をイメージしたよ 太極拳も振り付けに入れてみました(´>∀<`)ゝもっと歌の練習して上達できるように頑張りまーす(ง •̀ω•́)ง". X(旧Twitter)より2021年3月15日閲覧
  9. ^ 彩Saya(沖縄電子少女彩)Okinawa Electric Girl Saya [@Tincy_saya] (2019年1月2日). "<拡散希望!>1/10(木)荻窪 SOZELICA + 沖縄電子少女彩 = SOZESAYA 解禁!". X(旧Twitter)より2021年3月14日閲覧
  10. ^ ミソシタ×沖縄電子少女彩によるコラボ・ユニットがついにCDリリース、今週24日(日)には吉祥寺NEPOにてレコ発開催”. OTOTOY (2019年11月19日). 2021年3月11日閲覧。
  11. ^ アイヌ音階や沖縄わらべ歌 沖縄電子少女彩が配信”. 朝日新聞デジタル (2020年7月25日). 2021年3月9日閲覧。
  12. ^ 沖縄戦体験者の祖母の記憶を楽曲に 沖縄電子少女彩が新アルバム「互いを理解し合える世の中に」”. 女性自身 (2020年7月25日). 2021年3月9日閲覧。
  13. ^ 沖縄電子少女彩、「こばへん」こと小林弘人とソーシャルディスタンスをテーマにした楽曲をリリース”. ototoy.jp. 2021年3月15日閲覧。
  14. ^ 黒の天使 by 沖縄電子少女彩https://linkco.re/fcvygSSN2021年3月15日閲覧 
  15. ^ 中野ブロードウェイの公式テーマソングに海外からも反響! 沖縄電子少女彩『愛のメロディー〜ブロードウェイ〜』 | ガジェット通信 GetNews”. ガジェット通信 GetNews (2021年2月17日). 2021年3月15日閲覧。
  16. ^ 黒の天使 by 沖縄電子少女彩https://linkco.re/fcvygSSN2021年3月15日閲覧 
  17. ^ https://natalie.mu/music/news/453134
  18. ^ #2159 『沖縄電子少女彩/doomsday〜終末〜』『Okinawa Electric Girl Saya / doomsday ~ End ~』”. JazzTokyo (2022年2月5日). 2022年8月19日閲覧。
  19. ^ Inc, Natasha. “沖縄電子少女彩が七尾旅人、ESME MORI、AUTO-MODジュネらとコラボしたニューアルバム発売”. 音楽ナタリー. 2022年8月19日閲覧。
  20. ^ ■「doomsday〜終末〜」release SPECIAL! 「沖縄電子少女彩が紡ぐ新世代の沖縄音楽」”. DOMMUNE. 2022年8月19日閲覧。
  21. ^ 「愛で戦争を止めたい」二階堂ふみさんやゴリさんら7人 沖縄への思い語る 小学館雑誌メイビーで特集(沖縄タイムス)”. Yahoo!ニュース. 2022年8月19日閲覧。
  22. ^ Inc, Natasha. “灰野敬二と沖縄電子少女彩によるユニット・精魂(セイコ)結成”. 音楽ナタリー. 2022年8月19日閲覧。

外部リンク[編集]