泣くことはないよ

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泣くことはないよ
クロスビー、スティルス&ナッシュ楽曲
収録アルバムクロスビー、スティルス&ナッシュ
リリース1969年5月29日
録音ロサンゼルス、ウォーリー・ハイダー・スタジオ III
ジャンルロック
時間2分45秒
レーベルアトランティック・レコード
作詞者スティーヴン・スティルス
作曲者スティーヴン・スティルス
プロデュースクロスビー、スティルス&ナッシュ
クロスビー、スティルス&ナッシュ 収録曲
Side 1
  1. 組曲: 青い眼のジュディ
  2. マラケッシュ行急行
  3. グウィニヴィア
  4. 泣くことはないよ
  5. プリ・ロード・ダウン
Side 2
  1. 木の舟
  2. 島の女
  3. どうにもならない望み
  4. ロング・タイム・ゴーン
  5. 49のバイ・バイズ
ミュージックビデオ
「You Don't Have to Cry」 - YouTube

泣くことはないよ」(原題: You Don't Have to Cry)は、クロスビー、スティルス&ナッシュが1969年に発表した楽曲。スティーヴン・スティルス作詞作曲。

概要[編集]

1968年7月、ロサンゼルス郊外のローレル・キャニオンにあるジョニ・ミッチェルの家でパーティーが開かれた。スティーヴン・スティルスデヴィッド・クロスビーはミッチェルの家で2パートのハーモニーの曲に取り組んでいた。二人はグラハム・ナッシュにその曲を聞かせる。ナッシュはもう一度歌ってくれないかと頼み、スティルスとクロスビーは再び歌った。そして3回目、ナッシュは即興で一番上のハーモニーを付ける。歌い終わったとき3人は自分たちの歌が何にもましてユニークで、特別な響きがあることを確信する。この曲が "クロスビー、スティルス&ナッシュ" 結成のきっかけとなった「泣くことはないよ(You Don't Have to Cry)」であった[1][2][3]

同年8月、ホリーズはシングル用の曲として「Listen to Me」を録音。これがホリーズにおけるナッシュの最後のレコーディング・セッションとなった。同年12月、クロスビー、スティルス、ナッシュの3人はニューヨークレコード・プラント・スタジオで「泣くことはないよ」を録音。このバージョンはオリジナル・アルバムには入らず、1991年に発売されたボックスセット『CSN』に収録された[4]

1969年5月29日、ファースト・アルバム『クロスビー、スティルス&ナッシュ』が発売。A面4曲目に収録された。

2009年に発売されたコンピレーション・アルバム『Demos』に、スティルスひとりでレコーディングしたデモ・バージョンが収録されている。

テレビ番組『トム・ジョーンズ・ショウ』(1970年放映)に出演したときの映像が、1990年に発売されたビデオ『Long Time Comin'』に収録されている[5]

演奏者[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Zimmer, Dave, and Diltz, Henry. Crosby Stills & Nash: The Authorized Biography (First edition), St. Martin's Press, 1984. pp. 72-73. ISBN 0-312-17660-0
  2. ^ Rogan, Johnny. The Complete Guide to the Music of Crosby, Stills, Nash and Young, Omnibus Press, 1998.
  3. ^ You Don't Have to Cry by Crosby, Stills & Nash Songfacts
  4. ^ CSN Box Set Tracklist
  5. ^ Crosby, Stills & Nash: Long Time Comin' (1990) - IMDb