混酸 ウィキペディアから無料の百科事典 混酸 (こんさん、英: mixed acid) とは、濃硫酸と濃硝酸を3:1の体積比で混合した液体。芳香族化合物およびセルロースのニトロ化に用いられる。硫酸と硝酸以外の組合せでも混酸と呼ぶが、一義的には硝酸と硫酸の混合物を指す。 ニトロ化の反応機構[編集] 混酸中では、硝酸1分子と硫酸2分子から1分子のニトロニウムイオンNO+2が生じる。 HNO 3 + 2 H 2 SO 4 ⟶ NO 2 + + 2 HSO 4 − + H 3 O + {\displaystyle {\ce {HNO3 + 2H2SO4 -> NO2+ + 2HSO4^- + H3O+}}} 生じたニトロニウムイオンは非常に強力な求電子剤であり、芳香族化合物と反応してニトロ化合物を生じる。 グリセリンの場合はエステルとなる。 関連項目[編集] 王水 硫酸 硝酸 ニトロ化 ニトログリセリン ニトロベンゼン キリンス処理 この項目は、化学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:化学/Portal:化学)。表示編集