白市駅
ウィキペディアから無料の百科事典
白市駅 | |
---|---|
駅舎(2007年8月) | |
しらいち Shiraichi | |
◄JR-G13 入野 (4.4 km) (4.4 km) 西高屋 JR-G11► | |
所在地 | 広島県東広島市高屋町小谷3357-2 |
駅番号 | JR-G12 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■山陽本線 |
キロ程 | 263.9 km(神戸起点) |
電報略号 | シラ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- | 1,323人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1895年(明治28年)1月25日[1] |
備考 | 無人駅 |
白市駅(しらいちえき)は、広島県東広島市高屋町小谷にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。駅番号はJR-G12。
概要
[編集]山陽本線における広島シティネットワークの東端駅であり、岩国駅や広島駅から当駅終着・始発となる列車が、日中は4分の3を占める。
駅員は周辺駅を含めて巡回するため当駅には常駐せず、改札口付近に設置されているインターホンにて対応する[2]。また、ICOCAの利用が可能である(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
当駅は高屋町小谷地区に所在するため本来の白市からは離れているが、その地区の住民が出資して開業し、この駅名が付いた。
空港アクセス鉄道計画
[編集]以前当駅から広島空港へ空港アクセス鉄道を敷設する計画があった。JR西日本に空港アクセス鉄道との直通運転を申し入れたもののJRの理解を得られず、広島県は事業化を断念した。
広島エアターミナル計画
[編集]2013年1月18日、広島県によって、白市駅に広島空港のチェックインカウンター等を設置する案が明らかにされた[3]。
歴史
[編集]- 1895年(明治28年)1月25日:山陽鉄道の河内駅 - 西条駅間に新設開業[1]。旅客・貨物取扱開始[1]。
- 1906年(明治39年)12月1日:山陽鉄道国有化により帝国鉄道庁の駅となる[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。山陽本線の所属となる。
- 1938年(昭和13年)4月:駅舎改築。
- 1961年(昭和36年)9月1日:貨物取扱廃止[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[1]。
- 1998年(平成10年)
- 3月:みどりの窓口の営業を開始[4]。
- 4月1日:ジェイアール西日本広島メンテックによる業務委託駅となる。
- (詳細時期不明):ジェイアール西日本広島メンテックの広島東駅務所が、当駅に設けられる[注釈 1]。
- 2007年(平成19年)
- 2016年(平成28年)1月14日:エレベーター付きの跨線橋の使用を開始[10]。
- 2018年(平成30年)
- 2020年(令和2年)9月:駅ナンバリングが導入され、使用を開始[15][16]。
- 2024年(令和6年)
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線を有する地上駅。駅舎側が単式1番線、2・3番線が島式ホームである。互いのホームは広島方面の跨線橋で連絡している。
駅舎概要
[編集]駅舎コンコース内
[編集]のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 山陽本線 | 上り | 三原・福山方面 | 福山方面は三原または糸崎で乗り換え |
2・3 | 下り | 西条・広島方面 |
- 上り本線は1番のりば、下り本線は3番のりば。
- 2番のりばは上下共用の待避線(中線)であり、当駅始発の広島方面行列車が使用する。但し、朝5時台の初電は3番のりばから発車する。
- 夜間滞泊が設定されている。
利用状況
[編集]「統計でみる東広島」によると、1日平均乗車人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1987年(昭和62年) | 739 |
1988年(昭和63年) | 906 |
1989年(平成 元年) | 1,088 |
1990年(平成 2年) | 1,245 |
1991年(平成 3年) | 1,384 |
1992年(平成 4年) | 1,435 |
1993年(平成 5年) | 1,638 |
1994年(平成 6年) | 1,853 |
1995年(平成 7年) | 1,786 |
1996年(平成 8年) | 1,830 |
1997年(平成 9年) | 1,870 |
1998年(平成10年) | 1,907 |
1999年(平成11年) | 1,987 |
2000年(平成12年) | 2,014 |
2001年(平成13年) | 1,992 |
2002年(平成14年) | 2,003 |
2003年(平成15年) | 2,053 |
2004年(平成16年) | 2,060 |
2005年(平成17年) | 2,077 |
2006年(平成18年) | 2,056 |
2007年(平成19年) | 2,103 |
2008年(平成20年) | 2,078 |
2009年(平成21年) | 2,050 |
2010年(平成22年) | 1,952 |
2011年(平成23年) | 1,937 |
2012年(平成24年) | 1,923 |
2013年(平成25年) | 1,983 |
2014年(平成26年) | 1,887 |
2015年(平成27年) | 1,896 |
2016年(平成28年) | 1,839 |
2017年(平成29年) | 1,815 |
2018年(平成30年) | 1,620 |
2019年(令和 元年) | 1,637 |
2020年(令和 2年) | 1,340 |
2021年(令和 3年) | 1,256 |
2022年(令和 4年) | 1,323 |
駅周辺
[編集]- 小谷郵便局
- 東広島市立小谷小学校
- 広島県道59号東広島本郷忠海線
- 広島県道348号小田白市線
- 広島県道351号造賀田万里線
- 山陽自動車道 小谷サービスエリア(上り線、下り線共にウェルカムゲートから利用可能)
バス路線
[編集]2011年まで、広島空港連絡バスに乗継ぐ場合は下記の区間で鉄道と連絡運輸を行い、乗継切符(三原駅 - 岩国駅間)・乗継回数券(西高屋駅 - 岩国駅間)(運賃は鉄道とバスの合算)を発売していた[20]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、226頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c “白市駅 | 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2024年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月1日閲覧。
- ^ “JR白市駅に搭乗手続き機能”. 中国新聞社. (2013年1月19日). オリジナルの2013年1月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ 「JR時刻表」1998年2月号・1998年3月号
- ^ 営業所(2004年12月8日時点のアーカイブ) - ジェイアール西日本広島メンテック
- ^ 営業所(2007年12月15日時点のアーカイブ) - ジェイアール西日本広島メンテック
- ^ 営業所, ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2009年4月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ 営業所一覧, ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2011年4月11日時点におけるアーカイブ。
- ^ 営業所一覧, JR西日本広島メンテック, オリジナルの2019年4月13日時点におけるアーカイブ。
- ^ JR白市駅にエレベーター渡線橋(2016年1月13日時点のアーカイブ) - 中国新聞 2015年1月13日
- ^ 「西日本豪雨(平成30年7月豪雨)」に伴う運転状況などについて(2018年8月22日時点):JR西日本
- ^ “山陽本線,八本松駅仮設ホームを使用して部分運転を再開”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2018年8月27日). 2018年8月31日閲覧。
- ^ 「西日本豪雨(平成30年7月豪雨)」に伴う運転状況などについて(2018年9月11日時点):JR西日本
- ^ 西日本豪雨および台風24号に伴う運転状況などについて(2018年10月2日時点):JR西日本
- ^ 岡山・福山エリア 8路線82駅への「駅ナンバー」の導入について - 西日本旅客鉄道、2020年7月28日、2020年7月28日閲覧。
- ^ 住田至朗 (2021年8月27日). “【木造駅舎カタログ】山陽本線018/27 白市駅”. 鉄道チャンネル. 2021年8月29日閲覧。
- ^ 空港バス 芸陽バス
- ^ 路線バス 芸陽バス
- ^ 『芸陽バス株式会社との「連絡乗車券(JR線〜白市空港線)」の発売終了について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2011年2月4日。オリジナルの2011年7月8日時点におけるアーカイブ 。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 白市駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道