米中電気自動車イニシアティブ

ウィキペディアから無料の百科事典

米中電気自動車イニシアティブ(べいちゅうでんきじどうしゃイニシアティブ、U.S.-China Electric Vehicles Initiative)または米中EVイニシアティブ(べいちゅうEVイニシアティブ)は、アメリカ合衆国中華人民共和国間における、電気自動車のスタンダードの共同開発や技術ロードマップの策定など、電気自動車の普及を先導的に行おうとするための合意。

概要[編集]

2009年11月17日、バラク・オバマアメリカ合衆国大統領と中国胡錦濤国家主席が、クリーンエネ ルギーに関する米中二国間の協力強化を目的とする一連の政策を「米中・クリーンエネルギー共同声明」として発表した[1]。米中は今後クリーンエネルギー分野において、広範囲にわたって協力関係を築くとしたもの[2]

米中電気自動車イニシアティブは、その声明において発表された政策やパートナーシップ戦略のうちの1つ。2009年9月に開催された米中電気自動車フォーラムを軸にし、構想はすでに始まっていた。EV(電気自動車)の将来の幅広い普及に向け、EV基準の開発や策定、実証のためのプロジェクト、技術ロードマップの策定、市民啓蒙プロジェクト等を、両国が連携して行うというもの[3]

リチウムイオン電池の共同開発やテスト、プラグなど主要部品の設計の標準化も図られる[2]

脚注[編集]

関連項目[編集]