船戸安之
ウィキペディアから無料の百科事典
船戸 安之(ふなと やすゆき、1935年10月20日 - 1990年5月7日[1])は日本の作家。
来歴
[編集]埼玉県本庄市生まれ。早稲田大学第一文学部国文科卒、同大学院日本文化研究科修士課程修了。埼玉県立熊谷高等学校教師などを務め、1972年小説『蔡琰』で第3回埼玉県文学賞受賞。詩集に『喝采』、評論に「野坂昭如の文体」「野坂昭如と親族」などがある。1988年私小説「ハホー・ピュッ」にて第19回埼玉文芸賞。船戸鏡聖(あきまさ)のペンネームもある。
著書
[編集]- 『繭人形』梓出版(あづさ選書) 1973
- 『勝海舟― 物語と史蹟をたずねて』(成美堂)1973 のち文庫
- 『赤穂浪士― 物語と史蹟をたずねて』(成美堂) 1974 のち文庫
- 『ハホー・ピュッ』マイブックチェーン21(東京経済(発売)1977 <船戸鏡聖>
- 『平賀源内― 物語と史蹟をたずねて』(成美堂) 1978 のち文庫
- 『たおやかな農婦 渋沢栄一の妻』(東京経済)1991 <船戸鏡聖>
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典 1988~1990』(日外アソシエーツ、1993年)p.552