赤い夕陽の三度笠

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赤い夕陽の三度笠
橋幸夫シングル
B面 旅寝の子守唄
リリース
ジャンル 演歌
時間
レーベル ビクター(SV-744)
作詞・作曲 佐伯孝夫(作詞)
吉田正(作・編曲)
橋幸夫 シングル 年表
恋はせつなく
(1968年7月5日)
赤い夕陽の三度笠
(1968年)
乙女川
(1968年11月15日)
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「赤い夕陽の三度笠」は、1968年8月5日に発売された橋幸夫の100枚目のシングルである(SV-744)。

概要[編集]

  • 潮来笠でデビューした橋幸夫は、多くの股旅ものを発表し、その大半は恩師にあたる作詞家佐伯孝夫、作曲家吉田正によって制作されたものである。本作も両者によって制作された股旅物で、シングルリリース100枚目にあたる。当時、橋自身はこのことは意識していなかったが、「佐伯。吉田両先生の股旅物という(橋にとって)基本中の基本ですから、100枚目の企画という意識は会社にはあったかもしれない」としている[1]
  • 著書のなかで「デビューして丸8年で100枚、自分で言うのはヘンですが、よくやって来たな」と回顧している[2]
  • 股旅物とはいえ、「ベースもエレキ・ベースの音」となっており、初期のものとは異なっている。潮来笠が♪=64、沓掛時次郎が♪=67に対して本作は♪=128となっている[3]。「8Beat Rock」と指定されていた「佐久の鯉太郎」に近い楽曲である。
  • 潮来笠以来、何度か三味線で共演の静子とは、股旅ものでの共演は本作が最後となった。(最終共演は81年2月の『昭和音頭』)
  • 橋はこの年の第19回NHK紅白歌合戦で2回目となる白組トリをつとめ、本作を歌唱。間奏では舟木一夫西郷輝彦と立ち回りを演じている。
  • c/wの「旅寝の子守唄」も佐伯、吉田による作品、こちらは旧来型の作品となっている

収録曲[編集]

  1. 赤い夕陽の三度笠
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  2. 旅寝の子守唄
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正

共演[編集]

収録アルバム[編集]

  • 颯爽!橋幸夫 股旅名曲集』(2005年3月9日)<COLEZO!>復刻版
  • 『<TWIN BEST>』(1998年11月6日)
  • 『股旅演歌ベスト<潮来笠から子連れ狼まで>』(1986年5月21日)
  • 『吉田正 自撰77曲(下)』(1998年7月23日)

.....他

出典[編集]

  1. ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 75頁
  2. ^ 前掲書 前掲頁
  3. ^ ビクターエンタテインメント『吉田正大全集~-1948-1197~/楽譜・歌詞集』2004/12 44,51,93頁