青田石(せいでんせき)は、篆刻の印材。主成分は葉ろう石。「燈光凍」、「魚脳凍」と名づけられる上質なものから、練習用と評される「図書石」まで様々あるものの総称[1]。中華人民共和国浙江省麗水市青田県産[2]。王冕が発見した花乳石(かにゅうせき)がこれにあたるとされる[誰によって?]。青田県季井嶺の図書洞から産出する[3]。篆刻では初心者向けの石とされ、安価である[4]。色は淡緑灰色[2]、淡い青色[3]、薄い緑[4]などと表現される。
青田駅の駅前には入場料無料の青田石彫博物館があり、素材や彫刻作品が展示されている[5]。