高松信司

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たかまつ しんじ
高松 信司
別名義 妻方仁[注 1]、握乃手紗貴、矢立おわり、青柳弐階、ぴのあると
生年月日 (1961-12-03) 1961年12月3日(62歳)
出生地 日本の旗 日本 栃木県宇都宮市
職業 アニメーション演出家アニメーション監督脚本家音響監督
活動期間 1985年 -
主な作品
受賞
第4回グリーンリボン賞短編部グランプリ、大林宣彦監督賞(『宇宙防衛軍ジェットマン』)
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高松 信司(たかまつ しんじ、1961年12月3日 - ) は、日本男性アニメーション演出家アニメーション監督脚本家音響監督栃木県宇都宮市出身。

来歴

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栃木県立宇都宮東高等学校[注 2]法政大学文学部中退。

1983年日本サンライズへ入社[注 3]高橋良輔監督の下で『装甲騎兵ボトムズ』『機甲界ガリアン』などの制作進行を務めた後、1985年富野由悠季監督の下で『機動戦士Ζガンダム』の設定制作を経て同作品の第31話「ハーフムーン・ラブ」で演出デビュー、『機動戦士ガンダムΖΖ』『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』とガンダムシリーズに携わる。1989年OVASDガンダム』シリーズ「SD百科」(廉価版ビデオ「〇得スペシャル」のおまけショートアニメ)で初監督。ショートアニメ以外の本格的な監督デビューは1990年の「SDガンダム猛レース」だが、これは現在諸般の事情により「封印作品」となっている[1]

勇者シリーズには1990年第1作目の『勇者エクスカイザー』のスタート時から参加した。第3作目の『伝説の勇者ダ・ガーン』では谷田部勝義監督を補佐する演出チーフを務める。翌年の1993年から「高松三部作」と呼ばれる第4作目の『勇者特急マイトガイン』、第5作目の『勇者警察ジェイデッカー』、第6作目の『黄金勇者ゴルドラン』と3作品連続で監督を務めた。

1995年から放送された『新機動戦記ガンダムW』では監督の池田成が突然途中降板した為、サンライズのプロデューサー植田益朗の要請でノンクレジットで監督代行を務めた。『黄金勇者ゴルドラン』と並行した後、1996年には後番組の『機動新世紀ガンダムX』の監督を務めた。

1998年にサンライズを離れ、高橋良輔の紹介でスタジオぎゃろっぷにて『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(以下、『こち亀』)の監督を三沢伸より引き継ぎ、3代目監督に就任し、テレビシリーズを約6年間、劇場版を2作品監督した。

2002年には『こち亀』と並行して同じくぎゃろっぷにて短編アニメ『きっかけはラフくん』の監督も務め、全話自ら絵コンテと演出を行い、初めて音響監督も兼任した[2]

2004年、長年監督を務めていた『こち亀』を離れ、スタジオコメットにて『スクールランブル』を監督。

2005年の『銀盤カレイドスコープ』に関しては「タカマツシンジ(半角カナ表記)」名義となっており、最終回(第12話「シンデレラ」)にはクレジットされなかった。

また、同年には『銀魂』のジャンプアニメツアーの上映作品として制作された「何事も最初が肝心なので多少背伸びするくらいが丁度良い」の監督を務めた。

2006年、『銀魂』が放送開始。同作では、監督の他に録音演出やエリザベス役で声優[注 4]も務めている。第100話「好かれないものほど愛おしい」から藤田陽一と共同監督となり、第105話「何事もノリとタイミング」で降板。第106話「恋愛ってたいていサドンデス方式」から『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』までは監修・録音演出となった。2014年に制作された「布団に入ってから拭き残しに気付いて寝るに寝れない時もある」以降は監修の座を藤田に譲り、代わりに小林克良から音響監督の座を引き継いだ。

2009年の『宙のまにまに』、2012年の『男子高校生の日常』、2016年の『坂本ですが?』では全話の脚本を担当した。

2012年10月期には『イクシオン サーガ DT』(監督・音響監督)、『超速変形ジャイロゼッター』(総監督・音響監督)、『銀魂' 延長戦』(監修・録音演出)の3作品を併行して担当した。

人物

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ペンネームを使用することが多く、『機動戦士Ζガンダム』で演出デビューした際には「妻方仁」の名義を使用し、以降も各話絵コンテや演出をする際には「握乃手紗貴」「矢立おわり」「青柳弐階」などの名義を使用していることが多い。また『ちみも』では「ぴのあると」名義で監督を務めた[3]

監督を務めた作品ではまれに顔出しで出演することがあり、『銀魂』ではエリザベスの口から高松が顔を見せるという演出が度々行われた他、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』では星逃田の登場回(第100話と第245話)にてワイプでの出演をしている。

参加作品

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テレビアニメ

[編集]
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
2000年
2001年
2002年
2004年
2005年
  • おれたちイジワルケイ(ちょっとカントク) - 「こちら高松信司」名義
  • 銀盤カレイドスコープ監督・絵コンテ) - 半角カナ表記の「タカマツシンジ」名義
2006年
  • 銀魂監督 → 監修・絵コンテ・OP/ED絵コンテ演出・録音演出・声の出演)
2009年
2010年
2011年
  • 銀魂'(監修・録音演出・声の出演)
2012年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
  • RobiHachi監督[12]・音響監督・絵コンテ・演出・OP絵コンテ演出・ED絵コンテ)[13]
2022年
2023年
2024年
時期未発表
  • ぐらんぶる(Season 2、監督・脚本・音響監督[16]

劇場アニメ

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1987年
1988年
1989年
1999年
2003年
2010年
2013年
2021年

OVA

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1987年
1988年
1989年
1990年
2005年
2008年
2014年
  • 銀魂〜布団に入ってから拭き残しに気付いて寝るに寝れない時もある〜(ジャンプフェスタ用短編)(音響監督)
2015年
  • 銀魂〜美味いモノは後回しにすると横取りされるからやっぱり先に食え~(ジャンプフェスタ用短編)(音響監督)
2017年
2021年
  • 銀魂 THE SEMI-FINAL (音響監督)

脚注

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注釈

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  1. ^ 妻方仁氏(つまかたじんし)で、たかまつしんじ(高松信司)のアナグラム(姓・名の逆読み)となる。
  2. ^ 高校時代より8ミリで自主制作映画、アニメを作っていた。自主制作上映会「アウトラインフェスティバル」の中心的人物の一人。自主制作映画『宇宙防衛軍ジェットマン』(後年放映されたスーパー戦隊シリーズ第15作『鳥人戦隊ジェットマン』とは無関係)で第4回グリーンリボン賞短編の部グランプリと大林宣彦監督賞を受賞。
  3. ^ 笹川ひろしタツノコプロ出身のサンライズのプロデューサー長谷川徹を紹介した。
  4. ^ 「そのへんにいたオッさん」「アニメをつくってるオッさん」「監修やっているオッさん」「そのへんにいた主婦」と表記。
  5. ^ 監督代行はノンクレジット。

出典

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  1. ^ SDガンダム Blu-rayコレクションボックス発売記念『機動戦士SDガンダム』アミノテツロ × 高松信司 インタビュー”. V-STORAGE (ビー・ストレージ) 【公式】. バンダイナムコフィルムワークス. 2022年8月17日閲覧。
  2. ^ takama2_shinjiのツイート(1578877360031428608)
  3. ^ takama2_shinjiの2022年10月1日のツイート2022年10月1日閲覧。
  4. ^ スクールランブル : 作品情報”. アニメハック. 2020年10月15日閲覧。
  5. ^ 宙のまにまに :作品情報”. アニメハック. 2020年8月1日閲覧。
  6. ^ イクシオン サーガ DT : 作品情報”. アニメハック. 2020年9月20日閲覧。
  7. ^ 坂本ですが? : 作品情報”. アニメハック. 2020年7月30日閲覧。
  8. ^ “『坂本ですが?』4月にTVアニメ化! 声優は緑川光、監督は高松信司氏”. https://www.oricon.co.jp/news/2065341/full/ 2016年1月31日閲覧。 
  9. ^ “TVアニメ「美男高校地球防衛部LOVE! LOVE!」公式サイト”. http://boueibu.com/ 2016年5月6日閲覧。 
  10. ^ 「ナンバカ」アニメ化特設サイト”. 2016年1月31日閲覧。
  11. ^ TVアニメ『美男高校地球防衛部HAPPY KISS!』2018年4月放送決定。キャスト&スタッフ発表”. ガルスタオンライン. KADOKAWA (2018年2月4日). 2018年3月5日閲覧。
  12. ^ 高松信司監督アニメ「RobiHachi」制作決定、主人公2人に中井和哉と河本啓佑” (2018年11月19日). 2018年11月19日閲覧。
  13. ^ RobiHachi : 作品情報”. アニメハック. 2020年10月3日閲覧。
  14. ^ アニメ「Helck」ヘルク役は小西克幸、ヴァミリオ役は小松未可子!情報一挙解禁”. ナターシャ (2023年2月10日). 2023年2月10日閲覧。
  15. ^ Staff”. アニメ『お買いものパンダ!』公式サイト. 2024年5月2日閲覧。
  16. ^ アニメ「ぐらんぶる」6年の時を経て2期制作を発表!内田雄馬らキャストは続投」『コミックナタリー』ナターシャ、2024年9月29日。2024年9月29日閲覧。

参考資料

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関連項目

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外部リンク

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