1991年-1992年のJSL

ウィキペディアから無料の百科事典

1991年-1992年のJSL(第27回日本サッカーリーグ1部および第20回日本サッカーリーグ2部)は、1部が1991年9月15日から1992年3月29日まで、2部が1991年9月7日から1992年3月29日まで行われた。JSLとしては最後のシーズンとなり、このシーズンを最後にリーグはJリーグジャパンフットボールリーグへ移行した。

優勝は、1部が読売サッカークラブ、2部はフジタサッカークラブであった。

JSL1部[編集]

日本サッカーリーグ(JSL)1部
シーズン 1991-92(第27回)
優勝 読売クラブ
試合数 132
ゴール数 318 (1試合平均2.41)
得点王 トニーニョ(読売クラブ)
合計観客動員 885,400人
平均観客動員 6,707人
1990-91
1993(Jリーグ) →

大会概要[編集]

参加クラブ[編集]

このシーズンから古河電気工業サッカー部は組織変更し、東日本JR古河サッカークラブになった。

チーム名 所在
都道府県[要検証]
前年成績
読売サッカークラブ 東京都 JSL1部 01位優勝
日産自動車サッカー部 神奈川県 JSL1部02位
本田技研工業サッカー部 静岡県 JSL1部03位
東芝サッカー部 神奈川県 JSL1部04位
トヨタ自動車サッカー部 静岡県 JSL1部05位
松下電器産業サッカー部 大阪府 JSL1部06位
全日空サッカークラブ 神奈川県 JSL1部07位
ヤマハ発動機サッカー部 静岡県 JSL1部08位
東日本JR古河サッカークラブ 神奈川県 JSL1部09位
三菱自動車工業サッカー部 東京都 JSL1部 10位
日立製作所サッカー部 千葉県 JSL2部 01位優勝
マツダサッカークラブ 広島県 JSL2部 2位

成績[編集]

年間順位[編集]

順位 クラブ 試合 勝点 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失差
1位 読売クラブ 22 51 15 6 1 43 13 +30
2位 日産自動車 22 43 12 7 3 25 14 +11
3位 ヤマハ発動機 22 36 11 3 8 30 31 -1
4位 東芝 22 30 7 9 6 26 24 +2
5位 松下電器 22 29 7 8 7 25 27 -2
6位 マツダ 22 27 7 6 9 30 23 +7
7位 JR古河 22 27 8 3 11 30 38 -8
8位 全日空クラブ 22 25 6 7 9 20 23 -3
9位 日立製作所 22 25 6 7 9 22 30 -8
10位 本田技研工業 22 23 5 8 9 18 25 -7
11位 三菱自動車 22 21 5 6 11 25 40 -15
12位 トヨタ自動車 22 20 4 8 10 24 30 -6
優勝・アジアクラブ選手権出場

得点ランキング[編集]

順位 選手名 所属クラブ 得点数
1 トニーニョ 読売クラブ 18
2 中山雅史 ヤマハ発動機 15
3 ペデルッチ 東芝 12
4 高木琢也 マツダ 9

アシストランキング[編集]

順位 選手名 所属クラブ アシスト数
1 ジョルジーニョ トヨタ自動車 12
2 三浦知良 読売クラブ 9
3 アンドレ ヤマハ発動機 8
高木琢也 マツダ
  • 読売、日産、松下、マツダ、JR古河、全日空、三菱、トヨタの8クラブはそれぞれプロ化し、Jリーグに所属する。
  • ヤマハ、東芝、日立、本田の4クラブは、翌シーズンから始まるジャパンフットボールリーグ(JFL)1部(J1)に所属する。

表彰[編集]

選手名 所属クラブ 受賞回数
得点王 /
ゴールデンボール賞
トニーニョ 読売クラブ
アシスト王 /
シルバーボール賞
ジョルジーニョ  トヨタ自動車
最優秀選手賞 三浦知良  読売クラブ
新人王 高木琢也 マツダ _
ベストGK賞 藤川孝幸 読売クラブ
クリーン&
エキサイティング賞
堀池巧
優秀監督賞 ペペ
優秀監督奨励賞 清水秀彦 日産自動車 
年間優秀11人賞 松永成立 日産自動車 3
井原正巳
柱谷哲二 3
堀池巧 読売クラブ 4
加藤久 9
ラモス瑠偉 6
ジョルジーニョ トヨタ自動車 2
北澤豪 読売クラブ
トニーニョ
三浦知良 2
中山雅史 ヤマハ発動機

JSL2部[編集]

日本サッカーリーグ(JSL)2部
シーズン 1991-92(第20回)
優勝 フジタ
試合数 240
ゴール数 627 (1試合平均2.61)
得点王 ジーコ(住友金属)
1990-91
1992(旧JFL) →

JSL2部大会概要[編集]

  • 開催期間:1991年9月7日-1992年3月29日
  • 16クラブによる2回戦のリーグ戦で行われた
  • リーグ再編により自動降格は無し。
  • 今シーズンの成績順により翌シーズンから始まるジャパンフットボールリーグ(JFL)1部(J1)・2部(J2)への振り分けが行われ、上位クラブがJ1、下位クラブがJ2への参加となった。

JSL2部参加クラブ[編集]

チーム名 所在
都道府県[要検証]
前年成績
ヤンマーディーゼルサッカー部 大阪府 JSL1部011位
NKKサッカー部 神奈川県 JSL1部012位
フジタサッカークラブ 東京都 JSL2部03位
住友金属工業蹴球団 茨城県 JSL2部04位
富士通サッカー部 神奈川県 JSL2部05位
NTT関東サッカー部 埼玉県 JSL2部06位
川崎製鉄サッカー部 岡山県 JSL2部07位
読売サッカークラブ・ジュニオール 東京都 JSL2部08位
田辺製薬サッカー部 大阪府 JSL2部09位
大塚製薬サッカー部 徳島県 JSL2部 10位
コスモ石油サッカー部 三重県 JSL2部 11位
甲府サッカークラブ 山梨県 JSL2部 12位
京都紫光サッカークラブ 京都府 JSL2部 13位
東邦チタニウムサッカー部 神奈川県 JSL2部 14位
東京ガスサッカー部 東京都 関東 01位優勝
中央防犯サッカー部 静岡県 東海・上位 2位

JSL2部成績[編集]

JSL2部年間順位[編集]

順位 クラブ 試合 勝点 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失差
1 フジタ 30 74 24 2 4 79 17 +62
2 住友金属 30 65 21 2 7 66 24 +42
3 ヤンマー 30 65 20 5 5 56 17 +39
4 NKK 30 60 18 6 6 51 24 +27
5 富士通 30 59 17 8 5 46 26 +20
6 大塚製薬 30 50 15 5 10 45 32 +13
7 東京ガス 30 46 12 10 8 30 28 +2
8 川崎製鉄 30 45 12 9 9 31 23 +8
9 NTT関東 30 33 9 6 15 37 44 -7
10 甲府クラブ 30 33 9 6 15 35 66 -31
11 コスモ石油 30 29 8 5 17 27 53 -26
12 中央防犯 30 27 7 6 17 33 52 -19
13 東邦チタニウム 30 27 7 6 17 32 59 -27
14 京都紫光クラブ 30 22 5 7 18 21 57 -36
15 田辺製薬 30 21 6 3 21 18 50 -32
16 読売ジュニオール 30 19 5 4 21 20 55 -35

JSL2部得点ランキング[編集]

順位 選手名 所属クラブ 得点数
1 ジーコ 住友金属 21
2 野口幸司 フジタ 19
3 遠藤孝弘 中央防犯 18
望月聡 NKK
王宝山 富士通

JSL2部アシストランキング[編集]

順位 選手名 所属クラブ アシスト数
1 ピッタ フジタ 12
2 ジーコ 住友金属 11
3 バウテル ヤンマー 10
森島寛晃
望月聡 NKK
名良橋晃 フジタ
  • JSL2部のクラブのうち住友金属はプロ化し、Jリーグに所属。また、読売ジュニオールはヴェルディ川崎のファーム(サテライト)となった。
  • 住友金属および読売ジュニオールを除く、上位6クラブ(7位の東京ガスまで)がJFL1部(J1)に所属し、下位8クラブはJFL2部(J2)に所属する。

JSL2部表彰[編集]

選手名 所属クラブ
得点王 ジーコ 住友金属
アシスト王 ピッタ フジタ
ベスト11 伊藤裕二 ヤンマー
名良橋晃 フジタ
名塚善寛
高升 富士通
エジソン フジタ
ピッタ
ジーコ 住友金属
森島寛晃 ヤンマー
バウテル
野口幸司 フジタ
望月聡 NKK

関連項目[編集]