2023年のカリビアンシリーズ

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野球第65回カリビアンシリーズ: 65th Caribbean Series西: 65.a Serie del Caribe)は、2023年2月2日から10日にかけて計32試合が、ベネズエラ・ボリバル共和国カラカス都市圏の2球場で開催された。その結果、ドミニカ共和国代表ティグレス・デル・リセイがベネズエラ代表レオネス・デル・カラカスとの決勝戦を3-0で制し、15年ぶり11度目の優勝を成し遂げた。ドミニカ共和国勢の優勝は2021年大会アギラス・シバエーニャス以来2年ぶり22度目で、球団単位でも国・地域単位でも、ティグレスおよびドミニカ共和国勢が保持する優勝回数の歴代最多記録がさらに伸びた。賞金として、優勝のティグレスには15万ドルが、準優勝のレオネスには10万ドルが、3位決定戦を制したメキシコ代表カニェロス・デ・ロス・モチスには5万4000ドルが、それぞれ贈られた[1]。ティグレスの先発投手シーザー・バルデスが予選ラウンドと決勝戦の2度のレオネス戦にいずれも先発登板し、計12.1イニングで無失点の好投を見せて大会MVPに選出された[2]

ベネズエラでは2013年3月の現職大統領ウゴ・チャベス死去以降、後継大統領ニコラス・マドゥロによる野党勢力弾圧、原油価格低迷に伴うハイパーインフレーションの進行、アメリカ合衆国による経済制裁などにより政情不安が深刻化した。これを受けて大会が2018年2019年の2年連続で開催地をベネズエラから他国へ移していたため[注 1][3]、ベネズエラ開催は2014年以来9年ぶりとなる。ベネズエラ政府は今大会を「国家再生」の宣伝、いわゆる "スポーツウォッシング" に利用することを目論み[4]メジャーリーグベースボール傘下の選手を出場させるためにアメリカ合衆国財務省外国資産管理局へ制裁緩和を働きかけたり、会場のひとつとなる新球場エスタディオ・デ・ベイスボル・デ・ラ・リンコナダの建設工事を加速させたりした[5]。こうして開催された今大会、ラ・リンコナダでの試合にレオネスが出場した7日間の総観客動員数は23万1572人に達し、そのうち初日の3万5691人は1日の観客動員として大会新記録となった[6]。大会終了後、マドゥロは今大会を「過去最高の大会になった」と絶賛したうえで、その要因のひとつに「近代的で素晴らしい」球場の存在を挙げた[7]。しかしそのラ・リンコナダで大会3日目の試合中に停電が発生し、インフラストラクチャーがまだまだ脆弱なことが露呈する場面もあった[8]。反マドゥロ派ジャーナリストのオマール・エスタシオは、政権のプロパガンダに大会が乗っ取られたと批判したうえで「病院が潰れていき、国民が月収6ドルしか得られないこの国で、既に2万人収容の球場もあるカラカスに数千万ドルもかけて新球場を建てる意味はあったのか」と問いかけている[9]。また、動画共有サイト "YouTube" 上でマドゥロ派の何者かが架空のニュースチャンネルのアカウントを作り、真偽不明の情報とディープフェイクを用いて大会の成功を英語で伝える動画を公開、それを国営放送局ベネソラーナ・デ・テレビシオンが外国メディア報道の引用という体裁で放送する、といった虚偽報道と思しき事案も確認されている[注 2][10]

開催までの経緯[編集]

開催地[編集]

今大会の開催地は、カラカス都市圏にある以下の2球場である。2球場での分散開催は、同じくベネズエラで開催された2006年以来17年ぶり2回目[注 3][11]

今大会のベネズエラ開催は2022年1月、主催団体カリブ海プロ野球連合(CBPC)コミッショナーのフアン・フランシスコ・プエーヨが同国テレビ局のインタビューに対し「計画中」として明かした。このとき開催球場候補に挙げられたのは、リベルタドル市内のエスタディオ・ウニベルシタリオ・デ・カラカスだった[12]。同国リーグ "リーガ・ベネソラーナ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル"(LVBP)会長ジュセッペ・パルミサーノは、開催球場候補をウニベルシタリオとフォールム・ラ・グアイラとしつつ、建設中のラ・リンコナダについても、年内に使用可能な状態となるまで工事が進むのなら開催球場にできるとの見解を示した[13]。その後7月下旬には、大会の開催地がラ・リンコナダとフォールム・ラ・グアイラに決まったと発表された。プエーヨはラ・リンコナダの工事進捗について順調と認め、パルミサーノはウニベルシタリオについて出場チームの希望次第で練習拠点にしうると述べた[14]。CBPCは11月にも幹部をベネズエラへ派遣して現場視察を行い、ラ・リンコナダでの開催にお墨付きを与えた[15]。だが結局、ラ・リンコナダの工事は年内には終わらなかった。大会組織委員長ウンベルト・オロペサによると、1月中旬でも一部座席への椅子の設置などができていなかった[16]。大会の開幕まで1週間を切った段階でも24時間態勢で3,000人以上の作業員が工事に従事する有様だったが[5]、開幕前日には大統領ニコラス・マドゥロやプエーヨらが出席して開場式典が実施され[17]、なんとか開幕の日を迎えた。

出場チーム[編集]

出場国・地域には2014年より、CBPC加盟の4か国・地域に加えて招待国枠が設けられた。2020年から2022年までの3年間は、招待国枠としてパナマコロンビアのリーグ王者が招待されていた。今大会ではその招待国枠がさらに2枠増え、新たにキューバキュラソーのリーグ王者が招待されることとなった[11]

キューバ勢は2014年から2019年まで6年連続で招待されていた。2020年大会にも当初は出場予定だったが、開催地プエルトリコアメリカ合衆国コモンウェルス(自治連邦区)であることから、同国連邦政府によるキューバ選手団への査証発給の見通しが立たず、招待枠をコロンビアへ譲らざるを得なくなった[18]。これ以降キューバ勢の招待が止まっていたため、出場は今大会が4年ぶりとなる。以前は "セリエ・ナシオナル・デ・ベイスボル"(SNB)王者が出場していたが、その後の国内リーグ構造改変により、今大会には2022-23シーズンから始まった新リーグ "リーガ・エリテ・デル・ベイスボル・クバーノ"(LEBC)の王者が出場する[注 4][19]。これに対し、キュラソー勢の出場は初めてである。国内リーグ "全国選手権AAリーグ"(CNCAAL)のレベルは他国・地域より落ちるが[20]、同国野球連盟会長イェドレク・マグダレーナは今大会への招待が発表された2022年5月、北アメリカマイナーリーグベースボールでプレイする選手を中心にメジャーリーガーも加えて出場チームを編成すると表明した[21]

この2か国・地域が選ばれたのは、LVBP側の提案によるものという[20]。その一方で、過去数年にわたり出場を熱望しながら今回も選ばれなかったのがニカラグアである。2013年にはキューバに続く出場候補国としてパナマやコロンビアとともにメジャーリーグベースボールから名前を挙げられ[22]、2018年にはその3か国による予選を勝ち上がれば本大会出場という案がCBPC内で検討されたこともあった[23]。しかしその後、ベネズエラの2019年大会開催権返上やキューバ勢の2020年大会出場断念といったトラブルに乗じてパナマ勢やコロンビア勢が招待され、ニカラグアは置いてきぼりを食っていた。同国リーグ "リーガ・ニカラグエンセ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル" 会長パンカサーン・アルセは、2021年にも大会出場を求める書簡をCBPCへ送っていた[24]。CBPCコミッショナーのプエーヨは、同国の加入は「もう少し先の話になる。まずはこの8か国・地域体制が定着するかどうかだ」と述べた[20]。ニカラグア球界にとって悲願のカリビアンシリーズ出場は、翌2024年大会で実現することとなる[25]

今大会への出場権を得たチームは以下の通り。

国・地域 リーグ チーム カリビアンシリーズ経験 監督 国内優勝決定シリーズ結果 出場決定日
出場 優勝
ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国 LIDOM ティグレス・デル・リセイ 06年ぶり20回目 10回 ドミニカ共和国の旗 ホセ・オファーマン 4勝1敗 vs. エストレージャス・オリエンタレス 01月18日[26]
プエルトリコの旗 プエルトリコ LBPRC インディオス・デ・マヤグエス 09年ぶり17回目 02回 プエルトリコの旗 マコ・オリベラス 4勝3敗 vs. ヒガンテス・デ・カロリーナ 01月25日[27]
メキシコの旗 メキシコ LMP カニェロス・デ・ロス・モチス 20年ぶり03回目 なし ベネズエラの旗 ホセ・モレノ 4勝2敗 vs. アルゴドネロス・デ・グアサベ 01月28日[28]
ベネズエラの旗 ベネズエラ LVBP レオネス・デル・カラカス 13年ぶり15回目 02回 ベネズエラの旗 ホセ・アルガシル 4勝2敗 vs. ティブロネス・デ・ラ・グアイラ 01月30日[29]
パナマの旗 パナマ(招待参加) Probeis フェデラーレス・デ・チリキ 02年ぶり02回目 なし パナマの旗 ホセ・マヨルガ 3勝0敗 vs. アトランティコス・デ・ボカス・デル・トーロ=コロン 01月19日[30]
 コロンビア(招待参加) LPBCOL バケーロス・デ・モンテリア 03年ぶり02回目 なし コロンビアの旗 ロナルド・ラミレス 4勝1敗 vs. ティグレス・デ・カルタヘナ 01月22日[31]
 キューバ(招待参加) LEBC アグリクルトーレス なし キューバの旗 カルロス・マルティ 4勝3敗 vs. ポルトゥアリオス 01月22日[32]
キュラソーの旗 キュラソー(招待参加) CNCAAL ワイルドキャッツKJ74 なし キュラソーの旗 ヘインリー・スタティア 4勝1敗 vs. サンタマリア・パイレーツ 11月10日[33]

大会形式[編集]

出場チームを8チームへ増やすにあたりLVBPは、予選ラウンドを4チームずつ2グループに分けて行い、各グループの1位チームどうしで決勝戦を実施する、という大会形式を構想していた[20]。しかしこれは採用されず、予選ラウンドは8チームの1回戦総当たりで行い、上位4チームが決勝トーナメントへ進む形式が採用された。もし複数のチームが同じ勝敗で並んだ場合は、直接対決の勝敗により順位を定める。ただし3チーム以上が同率かつ直接対決の勝敗でも並ぶ場合は、直接対決でのチーム・クオリティ・バランス、すなわち(得点/攻撃イニング数)-(失点/守備イニング数)の数値で優劣をつける[34]。決勝トーナメントでは、前年までと同様の準決勝→決勝に加え、今大会では史上初めて3位決定戦も実施される[35]。また試合では、延長戦に突入した場合は無死二塁からイニングを始めるタイブレーク方式が導入される[36]

試合結果[編集]

2023年のカリビアンシリーズは2月2日に開幕し、9日間で予選ラウンド28試合、決勝トーナメント4試合の計32試合が行われた。日程・結果は以下の通り。

日付 試合 先攻球団 スコア 後攻球団 開催地 出場球団本拠地と開催地の位置
2月02日(木) 予選ラウンド アグリクルトーレス キューバの旗 3-1 キュラソーの旗 ワイルドキャッツKJ74 マクート
カニェロス・デ・ロス・モチス メキシコの旗 5-4 ドミニカ共和国の旗 ティグレス・デル・リセイ リベルタドル
バケーロス・デ・モンテリア コロンビアの旗 7-1 プエルトリコの旗 インディオス・デ・マヤグエス マクート
レオネス・デル・カラカス ベネズエラの旗 5-2 パナマの旗 フェデラーレス・デ・チリキ リベルタドル
2月03日(金) フェデラーレス・デ・チリキ パナマの旗 6-5 コロンビアの旗 バケーロス・デ・モンテリア リベルタドル
ティグレス・デル・リセイ ドミニカ共和国の旗 3-1 キューバの旗 アグリクルトーレス マクート
ワイルドキャッツKJ74 キュラソーの旗 2-1 メキシコの旗 カニェロス・デ・ロス・モチス リベルタドル
インディオス・デ・マヤグエス プエルトリコの旗 6-1 ベネズエラの旗 レオネス・デル・カラカス マクート
2月04日(土) ワイルドキャッツKJ74 キュラソーの旗 1-0 パナマの旗 フェデラーレス・デ・チリキ リベルタドル
インディオス・デ・マヤグエス プエルトリコの旗 4-6 ドミニカ共和国の旗 ティグレス・デル・リセイ マクート
バケーロス・デ・モンテリア コロンビアの旗 6-7x メキシコの旗 カニェロス・デ・ロス・モチス リベルタドル
アグリクルトーレス キューバの旗 3-20 ベネズエラの旗 レオネス・デル・カラカス リベルタドル
2月05日(日) バケーロス・デ・モンテリア コロンビアの旗 6-5 キュラソーの旗 ワイルドキャッツKJ74 マクート
カニェロス・デ・ロス・モチス メキシコの旗 6-5 キューバの旗 アグリクルトーレス リベルタドル
インディオス・デ・マヤグエス プエルトリコの旗 2-3 パナマの旗 フェデラーレス・デ・チリキ マクート
ティグレス・デル・リセイ ドミニカ共和国の旗 2-3x ベネズエラの旗 レオネス・デル・カラカス リベルタドル
2月06日(月) アグリクルトーレス キューバの旗 4-5 コロンビアの旗 バケーロス・デ・モンテリア リベルタドル
ティグレス・デル・リセイ ドミニカ共和国の旗 10-1 パナマの旗 フェデラーレス・デ・チリキ マクート
ワイルドキャッツKJ74 キュラソーの旗 1-3 プエルトリコの旗 インディオス・デ・マヤグエス リベルタドル
カニェロス・デ・ロス・モチス メキシコの旗 7-0 ベネズエラの旗 レオネス・デル・カラカス リベルタドル
2月07日(火) アグリクルトーレス キューバの旗 3-4x プエルトリコの旗 インディオス・デ・マヤグエス リベルタドル
フェデラーレス・デ・チリキ パナマの旗 1-2 メキシコの旗 カニェロス・デ・ロス・モチス マクート
バケーロス・デ・モンテリア コロンビアの旗 11-1 ドミニカ共和国の旗 ティグレス・デル・リセイ リベルタドル
レオネス・デル・カラカス ベネズエラの旗 8-6 キュラソーの旗 ワイルドキャッツKJ74 マクート
2月08日(水) フェデラーレス・デ・チリキ パナマの旗 10-4 キューバの旗 アグリクルトーレス リベルタドル
ワイルドキャッツKJ74 キュラソーの旗 2-6 ドミニカ共和国の旗 ティグレス・デル・リセイ マクート
インディオス・デ・マヤグエス プエルトリコの旗 9-3 メキシコの旗 カニェロス・デ・ロス・モチス リベルタドル
レオネス・デル・カラカス ベネズエラの旗 7-4 コロンビアの旗 バケーロス・デ・モンテリア リベルタドル
2月09日(木) 準決勝 ティグレス・デル・リセイ ドミニカ共和国の旗 8-3 メキシコの旗 カニェロス・デ・ロス・モチス マクート
バケーロス・デ・モンテリア コロンビアの旗 5-7 ベネズエラの旗 レオネス・デル・カラカス リベルタドル
2月10日(金) 3位決定戦 バケーロス・デ・モンテリア コロンビアの旗 0-1 メキシコの旗 カニェロス・デ・ロス・モチス リベルタドル
決勝戦 ティグレス・デル・リセイ ドミニカ共和国の旗 3-0 ベネズエラの旗 レオネス・デル・カラカス リベルタドル
優勝:ドミニカ共和国の旗 ティグレス・デル・リセイ(15年ぶり11度目)

予選ラウンド[編集]

シャイロン・マルティス(写真は2009年4月4日、メジャーリーグベースボールワシントン・ナショナルズ在籍時に撮影)

2月2日午前、ラ・グアイラ州マクートエスタディオ・フォールム・ラ・グアイラで第1試合が始まり、第65回カリビアンシリーズが開幕した。その試合には今大会が初出場となるキュラソー代表ワイルドキャッツKJ74が登場し、キューバ代表アグリクルトーレスと対戦した。ワイルドキャッツは5回裏一死一・三塁から1番ダレン・セフェリナの二ゴロが併殺崩れとなる間に1点を先制するも[37]、8回表に8番アンドレス・デラクルーズのソロ本塁打で追いつかれる。そのままタイブレーク形式の延長戦に突入すると、表の守備では2番手投手シャイロン・マルティスが先頭打者ギジェルモ・アビレスの適時打で勝ち越しを許したのに対し、裏の攻撃ではアンディ・バルガスの前に三者凡退に抑え込まれて敗れ、初試合初勝利とはならなかった。続いて首都地区リベルタドルエスタディオ・デ・ベイスボル・デ・ラ・リンコナダで第2試合が、フォールム・ラ・グアイラで第3試合が行われたのち、ラ・リンコナダで第4試合開始前に大会の開会式が催された。シモン・ボリバル交響楽団エル・システマ傘下の合唱団によるベネズエラ国歌勇敢なる人民に栄光を』のあと、レオネス・デル・カラカスのファンとしても知られる歌手のオスカル・デ・レオンが登場、40分以上にわたってコンサートを披露した[38]。そして始球式では、主催団体カリブ海プロ野球連合コミッショナーのフアン・フランシスコ・プエーヨがボールを投じた[39]。第4試合は大会史上最多となる3万5691人の観客が集まった前で行われ[6]、地元のレオネスがパナマ代表フェデラーレス・デ・チリキと対戦した。レオネスは初回表に3番エルナン・ペレスの適時打で1点を先制するが、2回裏に一度は逆転を許す。それでも4回表、相手先発投手デイビス・ロメロが無死一・二塁で肉刺をつぶして降板すると[39]、2番手ウィルフレド・ペレイラから2者連続四球を選んで押し出しで同点とし、続く2番ウィルフレド・トーバーの二ゴロで勝ち越した。その後は8回表と9回表にも1点ずつ加えて突き放し、5-2で初戦を飾った。

大会2日目、第3試合でワイルドキャッツがキュラソー勢史上初勝利を挙げた[40]メキシコ代表カニェロス・デ・ロス・モチスと対戦し、3回表に1番ロジャー・バーナディーナと2番レイ=パトリック・ディダーの連続二塁打で先制、5回表にもバーナディーナの適時打で1点を追加し、相手の反撃を6番ジョーイ・テルドスラビッチのソロ本塁打のみにとどめて継投でリードを守りきった。この日はこの試合も含め、全4試合が前日勝利チームと敗戦チームの対戦となり、全て後者が勝利した。その結果、全8チームが1勝1敗で並んだ[41]。この混戦状態から3日目・4日目と連勝して一歩抜け出したのが、カニェロスとレオネスだった。カニェロスは3日目、コロンビア代表バケーロス・デ・モンテリアを相手に3点ビハインドから追いつくと、最後は9回裏一死満塁から3番ロベルト・バレンズエラへの死球により7x-6のサヨナラ勝利を収めた。この試合にカニェロスの4番・一塁として先発出場したのが、コロンビア人のレイナルド・ロドリゲスである。彼はこのシーズン、まずメキシコリーグ "リーガ・メヒカーナ・デル・パシフィコ" のアギラス・デ・メヒカリでプレイし、そのあとコロンビアリーグ "リーガ・コロンビアーナ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル" 優勝決定シリーズに合わせてバケーロスへ移籍していた。大会規定により彼の招集優先権はメキシコ側にあり、同リーグのカニェロスがアギラスからの補強選手として彼を指名したため、彼は母国のバケーロスに残れず、つい先日までの古巣と対戦することになった[42]。この日は8回裏二死一・三塁から四球で出塁すると、6番オルランド・ピーナの適時打で同点となる6点目のホームを踏んだ。カニェロスは翌日も、アグリクルトーレス戦で3-5から逆転して1点差勝利を挙げた。レオネスは3日目、アグリクルトーレス相手に20-3と大勝した。この1試合でレオネス打線が奪った20得点は最多タイ記録であり、また放った25安打は最多記録を46年ぶりに更新した[注 5][3]。翌日、ドミニカ共和国代表ティグレス・デル・リセイとの試合は一転して0-0のまま延長戦に入り、10回・11回と互いに1点ずつ奪い合う展開となったあと、12回裏一死一・二塁から7番ホセ・ロンドンのサヨナラ適時打で勝利した。この試合では投手陣が要所を締め、ティグレス打線を得点圏で19打数1安打に封じた[43]

レイナルド・ロドリゲス(写真は2013年4月4日、マイナーリーグベースボールAA級ニューブリテン在籍時に撮影)

同率で首位に並ぶこの2チームが、5日目の第4試合で直接対決した。両チームの監督、カニェロスのホセ・モレノとレオネスのホセ・アルガシルは同じベネズエラ人というだけでなく、顔なじみの仲であった。というのも、同国リーグ "リーガ・ベネソラーナ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル" のカルデナレス・デ・ララにおいて、2017-18シーズンから通算3季にわたりJ・モレノが監督として指揮を執り、彼の下でアルガシルが三塁コーチを務めていたためである[44]。しかし手の内を知る両者の対決は一方的な展開になった。レオネス先発投手JC・ラミレスをカニェロス打線が打ち崩し、2回表に無死一・二塁から6番テルドスラビッチの適時二塁打で2点を先制すると、3回表にも無死二・三塁から3番バレンズエラの三塁打で2点を加える。レオネスはノーウィス・グディーニョへ継投したが、カニェロスはさらに4番R・ロドリゲスが適時打でバレンズエラを還し1点、二死後7番フリアン・オルネラス振り逃げ間にR・ロドリゲスが二塁から生還し1点を追加、3回終了時で6-0とした。この両イニングも含め、カニェロス打線は初回から6イニング連続で先頭打者を出塁させた[45]。これに対しレオネス打線は、カニェロス先発投手ルイス・ミランダの前に6イニングで2安打のみ。カニェロスがさらに1点を加えた直後の8回裏には、相手の3番手ブランドン・コーチから2四球で二死一・二塁の好機を作ったものの、カニェロスがラファエル・コルドバへ継投すると、1番アリ・カスティーヨが二ゴロに倒れた。こうしてカニェロスがこの試合を7-0で制し、4勝1敗の単独首位に浮上した。J・モレノは、試合前に母国の国歌を耳にしたとき「がウルッときたことは否定できない」といい[44]、試合内容についてはミランダの好投を称えた[45]。アルガシルは「メキシコが我々よりもいい試合をした」と完敗を認め、前日のティグレスとの試合が延長12回までもつれたことによる疲労について訊かれると「それは言い訳にはならない」と否定した[46]

翌6日目の第1試合では、1勝4敗で単独最下位のアグリクルトーレスと、2勝3敗で5位タイのプエルトリコ代表インディオス・デ・マヤグエスが対戦した。アグリクルトーレスは1点をリードして迎えた9回裏、二塁手カルロス・ベニテスに代えてユリアン・ミランを守備に就かせる。A・バルガスは3イニング目のマウンドに上がり、二死一・三塁と逆転の走者を背負いながらも、打席の1番ブライアン・トーレスを0ボール2ストライクに追い込む。しかし3球目をB・トーレスが二塁方向へ弾き返すと、打球はミランの後逸により外野へ転がり、インディオスが同点に追いついた。なおも二・三塁から敬遠により満塁策がとられたあと、3番エマヌエル・リベラの中前打でインディオスが逆転サヨナラ勝利を収めた。これにより、アグリクルトーレスの予選ラウンド敗退が決まった[47]。続く第2試合では、単独首位カニェロスがフェデラーレスに2-1で勝利し、予選ラウンド突破の第1号となった[48]。カニェロスは翌日の試合で敗れればレオネスあるいはバケーロスと5勝2敗で並ぶが、いずれに対しても直接対決で勝利しているため、この時点で予選ラウンド首位通過が確定した。また、第3試合ではバケーロスがティグレスを11-1で、第4試合ではレオネスがワイルドキャッツを8-6で、それぞれ下した。7日目にはバケーロスとレオネスの直接対決が組まれているが、その結果にかかわらずバケーロスは予選ラウンド突破が決まった[49]。7日目、バケーロスは敗れてティグレスおよびインディオスと4勝3敗で並んでも、いずれに対しても直接対決で勝利しているためこの両チームを上回り3位となる。その一方でレオネスには、7日目にティグレスおよびインディオスと4勝3敗で並んだ場合、3球団間の直接対決が1勝1敗の三すくみのためチーム・クオリティ・バランス勝負となり、その数値が最も悪いレオネスが敗退するという可能性が残されていた[50]。またワイルドキャッツとフェデラーレスにも、自身の勝利に加えて他チームの敗戦も必須という厳しい条件ながら、決勝トーナメント進出への道は閉ざされていなかった。

ビマエル・マシン(写真は2016年8月20日、マイナーリーグベースボールA級サウスベンド在籍時に撮影)

最終7日目はまず第1試合、フェデラーレスがアグリクルトーレスに10-4で逆転勝ちした。フェデラーレスは1点を追う3回表に4番ジョー・デルーカの適時打で同点とし、なおも一死満塁から6番ジョニー・サントスの走者一掃二塁打で逆転、その後も加点しつつ相手の反撃を7回裏の3点のみに封じた。アグリクルトーレスはこの敗戦により、2日目からの6連敗で最下位となった。監督のカルロス・マルティは低迷について、国内の主力選手が3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシックへ向けて日本での合宿に参加しており、補強選手によるチーム強化がほとんどできなかったことを指摘した[51]。また、アグリクルトーレスには物資の欠乏がみられ、ティグレスの亡命キューバ人選手ヘンリー・ウルティアは自身のTwitter上にて、アグリクルトーレスへ渡すために集めた包帯鎮痛剤などの映像を投稿している[52]。フェデラーレスは勝ち抜けの可能性を残した。しかし第2試合、ティグレスがワイルドキャッツを6-2で下したことで、ティグレスを含む4チームが4勝に達したため、3勝以下のフェデラーレスとワイルドキャッツは敗退が決まった。1-1で迎えた7回裏、ティグレスは一死三塁から2番ロビンソン・カノの適時二塁打で勝ち越し、さらに代打ラモン・ヘルナンデスの3点本塁打で突き放した。また、第3試合ではインディオスがカニェロスに9-3で勝利し、ティグレスに続いて4勝目を挙げた。インディオスは初回表に4番ビマエル・マシンの適時打で1点を先行、3回表には先頭打者B・トーレスからの3連打や5番エドウィン・ディアスの3点本塁打で4点を奪い、一度は2点差まで詰め寄られたものの追いつかせることなく試合を終わらせた。この試合はインディオス監督のマコ・オリベラスにとって大会通算28勝目で、フェリックス・フェルミンが保持していた歴代最多記録を更新する1勝にもなった[53]。この3試合を経て新たにティグレスの決勝トーナメント進出が決まり、残りは1枠となった。第4試合でバケーロスとレオネスが対戦し、バケーロスが勝てばインディオスが、レオネスが勝てばレオネスが、決勝トーナメント進出となる。

第4試合はラ・リンコナダで午後8時過ぎに始まり、地元のレオネスが優位に進める。2回表、5番オズワルドと8番オーランドのアルシア兄弟が四球で出塁し二死一・二塁とすると、9番フランシスコ・アルシアと1番A・カスティーヨの連続適時打で3点を先制する。バケーロスもその裏、一死一・二塁から7番ファビアン・ペルトゥスの適時打で1点を返す。だが、なおも続く好機に8番パベル・マンサネーロ三振、さらに二塁走者ヘスス・マリアーガがレオネス先発投手ジョーリス・チャシーン牽制に刺され、追加点はならなかった。レオネスは3回表に2点を加えて5-1と点差を広げたあと、5回表にも無死一・二塁とする。ここで7番カルロス・リベロが中前へ抜けようかという打球を放つも、二塁手ダヤン・フリアスがワンバウンドで捕球した。フリアスは二塁を踏んで一塁走者を封殺したあと近くにいた二塁走者にタッチし、一塁への送球で打者走者リベロもアウトにして三重殺を完成させた。大会史上、三重殺成立は3年ぶり4度目の出来事だった[注 6][54]。バケーロスはその直後の5回裏に9番F・アルシアの適時打で1点を返し、6回裏には先頭打者アンドレス・アングロが四球を選んでチャシーンを降板に追い込んだ。チャシーンはバケーロス打線について、狙い球を絞りボール球に手を出さないためアウトにしづらかったと振り返った[55]。マウンドを引き継いだミゲル・ソコロビッチに対し、バケーロスは二死二・三塁から8番マンサネーロの二塁打で2点を加え、1点差に詰め寄った。しかしソコロビッチは、9番フリアスを見逃し三振に仕留めて危機を脱した。結果的には、バケーロスの反撃はここまでとなった。レオネスは7回裏をアーナルド・ヘルナンデスが、8回裏をリカルド・ロドリゲスが、それぞれ三者凡退に封じる。打線が2点を加えたあとの9回裏は、抑え投手アンソニー・ビスカヤが無失点で締め、レオネスが7-4で勝利した。この結果、レオネスが2位で決勝トーナメントへ進出し、インディオスは4勝3敗でバケーロスやティグレスと並んだものの、直接対決でいずれにも敗れていることから5位で予選ラウンド敗退となった。

予選ラウンド順位表
順位 球団 成績 対戦相手別勝敗 日程経過別勝敗
メキシコの旗 ベネズエラの旗 コロンビアの旗 ドミニカ共和国の旗 プエルトリコの旗 パナマの旗 キュラソーの旗 キューバの旗 1 2 3 4 5 6 7
1 カニェロス・デ・ロス・モチス メキシコの旗 5勝2敗 × × × ×
2 レオネス・デル・カラカス ベネズエラの旗 5勝2敗 × × × ×
3 バケーロス・デ・モンテリア コロンビアの旗 4勝3敗 × × × × × ×
4 ティグレス・デル・リセイ ドミニカ共和国の旗 4勝3敗 × × × × × ×
5 インディオス・デ・マヤグエス プエルトリコの旗 4勝3敗 × × × × × ×
6 フェデラーレス・デ・チリキ パナマの旗 3勝4敗 × × × × × × × ×
7 ワイルドキャッツKJ74 キュラソーの旗 2勝5敗 × × × × × × × × × ×
8 アグリクルトーレス キューバの旗 1勝6敗 × × × × × × × × × × × ×

1日目 2月2日[編集]

第1試合@エスタディオ・フォールム・ラ・グアイララ・グアイラ州マクート
映像外部リンク
動画共有サイト "YouTube" に大会公式アカウントが投稿したハイライト映像(スペイン語、2分35秒)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R H E
キューバの旗 アグリクルトーレス(CUB、1勝0敗) 0 0 0 0 0 0 0 1 0 2 3 9 1
キュラソーの旗 ワイルドキャッツKJ74(CUW、0勝1敗 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 6 0
  1. (延長10回)
  2. アンディ・バルガス(1勝)  シャイロン・マルティス(1敗)  
  3. 本塁打
    CUB:アンドレス・デラクルーズ1号ソロ
  4. 審判
    [球審]フアン・マヌエル・ロドリゲス
    [塁審]一塁: ホルヘ・テラン、二塁: サントス・カスティーヨ、三塁: ジョナタン・パーラ
  5. 試合開始時刻: ベネズエラ時間UTC-4)午前10時35分 試合時間: 2時間41分 気温: 80°F(26.7°C)
    詳細: Serie del Caribe(スペイン語) / MLB.com Gameday(英語) / ESPN.com(英語)
両チームの先発ラインナップ
キューバの旗 アグリクルトーレス キュラソーの旗 ワイルドキャッツKJ74
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 Y・ラルドゥエト 1 D・セフェリナ
2 R・サントス 2 R・ディダー
3 Yor・アラルコン 3 R・バーナディーナ
4 Yos・アラルコン 4 J・スコープ
5 R・ビニャーレス 5 DH W・バレンティン
6 DH G・アビレス 6 J・プロファー
7 D・ラサ 7 S・スコープ
8 A・デラクルーズ 8 D・リカルド
9 O・アブレイユ 9 A・シモンズ
先発投手 投球 先発投手 投球
C・ガルシア C・ミンシー
第2試合@エスタディオ・デ・ベイスボル・デ・ラ・リンコナダ首都地区リベルタドル
映像外部リンク
動画共有サイト "YouTube" に大会公式アカウントが投稿したハイライト映像(スペイン語、3分11秒)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
メキシコの旗 カニェロス・デ・ロス・モチス(MEX、1勝0敗) 0 0 0 1 0 0 1 3 0 5 9 1
ドミニカ共和国の旗 ティグレス・デル・リセイ(DOM、0勝1敗 0 2 1 0 0 1 0 0 0 4 7 0
  1. ラファエル・コルドバ(1勝)  フェルナンド・エイバッド(1敗)  Sジェイク・サンチェス(1S)  
  2. 本塁打
    MEX:レイナルド・ロドリゲス1号ソロ
  3. 審判
    [球審]エミル・ヒメネス
    [塁審]一塁: ロバート・モレノ、二塁: デビッド・アリエータ、三塁: ガブリエル・アルフォンソ
  4. 試合開始時刻: ベネズエラ時間UTC-4)午後0時13分 試合時間: 2時間52分 気温: 70°F(21.1°C)
    詳細: Serie del Caribe(スペイン語) / MLB.com Gameday(英語) / ESPN.com(英語)
両チームの先発ラインナップ
メキシコの旗 カニェロス・デ・ロス・モチス ドミニカ共和国の旗 ティグレス・デル・リセイ
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 J・カルドナ 1 E・ボニファシオ
2 J・ディーン 2 Y・ナバーロ
3 R・バレンズエラ 3 R・カノ
4 R・ロドリゲス 4 DH R・ヘルナンデス
5 J・オルネラス 5 M・ロハスJr.
6 O・ピーナ 6 K・グティエレス
7 DH J・テルドスラビッチ 7 J・レイク
8 J・ウリアルテ 8 W・リーバス
9 J・アトンド 9 G・ヌニェス
先発投手 投球 先発投手 投球
B・トーレス=ペレス R・バルデス
第3試合@エスタディオ・フォールム・ラ・グアイララ・グアイラ州マクート
映像外部リンク
動画共有サイト "YouTube" に大会公式アカウントが投稿したハイライト映像(スペイン語、3分45秒)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
コロンビアの旗 バケーロス・デ・モンテリア(COL、1勝0敗) 0 0 1 0 3 1 0 0 2 7 13 3
プエルトリコの旗 インディオス・デ・マヤグエス(PUR、0勝1敗 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 5 2
  1. エドゥアール・ロペス(1勝)  ダリル・トンプソン(1敗)  
  2. 本塁打
    COL:ジョーダン・ディアス1号3ラン
  3. 審判
    [球審]エドウィン・ヒメネス
    [塁審]一塁: ラウル・モレノ、二塁: フェリックス・テハダ、三塁: ジョナタン・ビアレータ
  4. 試合開始時刻: ベネズエラ時間UTC-4)午後3時12分 試合時間: 3時間15分 気温: 88°F(31.1°C)
    詳細: Serie del Caribe(スペイン語) / MLB.com Gameday(英語) / ESPN.com(英語)
両チームの先発ラインナップ
コロンビアの旗 バケーロス・デ・モンテリア プエルトリコの旗 インディオス・デ・マヤグエス
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 G・カンペーロ 1 B・トーレス
2 D・フリアス 2 E・リベラ
3 A・アングロ 3 V・マシン
4 DH J・ディアス 4 E・ディアス
5 D・ベジョーヒン 5 D・オルティーズ
6 D・ヘレーラ 6 DH A・ガルシア
7 F・ペルトゥス 7 R・エンリケス
8 B・ブエルバス 8 B・ナバレト
9 F・アクーニャ 9 J・リベラ
先発投手 投球 先発投手 投球
E・ロペス D・トンプソン
第4試合@エスタディオ・デ・ベイスボル・デ・ラ・リンコナダ首都地区リベルタドル
映像外部リンク
動画共有サイト "YouTube" に大会公式アカウントが投稿したハイライト映像(スペイン語、1分59秒)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ベネズエラの旗 レオネス・デル・カラカス(VEN、1勝0敗) 1 0 0 2 0 0 0 1 1 5 8 2
パナマの旗 フェデラーレス・デ・チリキ(PAN、0勝1敗 0 2 0 0 0 0 0 0 0 2 6 4
  1. デビッド・ラモス(1勝)  デイビス・ロメロ(1敗)  Sアンソニー・ビスカヤ(1S)  
  2. 審判
    [球審]エドウィン・ヘルナンデス
    [塁審]一塁: ヘスス・ロペス・ミラー、二塁: ケルビス・ベレス、三塁: エイブラハム・ロペス
  3. 試合開始時刻: ベネズエラ時間UTC-4)午後8時37分 試合時間: 3時間42分 観客: 3万5691人 気温: 78°F(25.6°C)
    詳細: Serie del Caribe(スペイン語) / MLB.com Gameday(英語) / ESPN.com(英語)
両チームの先発ラインナップ
ベネズエラの旗 レオネス・デル・カラカス パナマの旗 フェデラーレス・デ・チリキ
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 A・カスティーヨ 1 R・オロスコ
2 DH W・トーバー 2 M・ウィーランスキー
3 H・ペレス 3 DH I・ヘレーラ
4 I・テハダ 4 J・デルーカ
5 Os・アルシア 5 E・カスティーヨ
6 J・ロンドン 6 A・サンドバル
7 C・リベロ 7 J・サントス
8 W・ラモス 8 E・バルデス
9 Or・アルシア 9 J・ライト
先発投手 投球 先発投手 投球
D・ラモス D・ロメロ

2日目 2月3日[編集]

第1試合@エスタディオ・デ・ベイスボル・デ・ラ・リンコナダ首都地区リベルタドル
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動画共有サイト "YouTube" に大会公式アカウントが投稿したハイライト映像(スペイン語、3分52秒)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
パナマの旗 フェデラーレス・デ・チリキ(PAN、1勝1敗) 0 0 0 3 0 1 2 0 0 6 10 1
コロンビアの旗 バケーロス・デ・モンテリア(COL、1勝1敗 1 0 0 1 0 1 2 0 0 5 11 1
  1. ハロルド・アラウス(1勝)  フリオ・ビバス(1敗)  Sデビッド・リチャードソン(1S)  
  2. 本塁打
    PAN:アリエル・サンドバル1号ソロ、マイケル・ウィーランスキー1号2ラン
  3. 審判
    [球審]エイブラハム・ロペス
    [塁審]一塁: ジョナタン・ビアレータ、二塁: ラウル・モレノ、三塁: エミル・ヒメネス
  4. 試合開始時刻: ベネズエラ時間UTC-4)午後1時12分 試合時間: 2時間54分 気温: 78°F(25.6°C)
    詳細: Serie del Caribe(スペイン語) / MLB.com Gameday(英語) / ESPN.com(英語)
両チームの先発ラインナップ
パナマの旗 フェデラーレス・デ・チリキ コロンビアの旗 バケーロス・デ・モンテリア
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 R・オロスコ 1 G・カンペーロ
2 M・ウィーランスキー 2 D・フリアス
3 I・ヘレーラ 3 A・アングロ
4 DH E・カバレーロ 4 DH J・ディアス
5 E・カスティーヨ 5 P・マンサネーロ
6 A・サンドバル 6 D・ポマーレ
7 J・サントス 7 F・ペルトゥス
8 E・バルデス 8 J・マリアーガ
9 J・ライト 9 F・アクーニャ
先発投手 投球 先発投手 投球
H・アラウス J・ビバス
第2試合@エスタディオ・フォールム・ラ・グアイララ・グアイラ州マクート
映像外部リンク
動画共有サイト "YouTube" に大会公式アカウントが投稿したハイライト映像(スペイン語、5分26秒)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ドミニカ共和国の旗 ティグレス・デル・リセイ(DOM、1勝1敗) 0 0 3 0 0 0 0 0 0 3 10 1
キューバの旗 アグリクルトーレス(CUB、1勝1敗 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 7 1
  1. ドミンゴ・ロブレス(1勝)  ジョナタン・カルボ(1敗)  Sハイロ・アセンシオ(1S)  
  2. 審判
    [球審]ケルビス・ベレス
    [塁審]一塁: ジョナタン・パーラ、二塁: ロバート・ヌネス、三塁: カルロス・レアル
  3. 試合開始時刻: ベネズエラ時間UTC-4)午後2時36分 試合時間: 3時間12分 気温: 84°F(28.9°C)
    詳細: Serie del Caribe(スペイン語) / MLB.com Gameday(英語) / ESPN.com(英語)
両チームの先発ラインナップ
ドミニカ共和国の旗 ティグレス・デル・リセイ キューバの旗 アグリクルトーレス
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 E・ボニファシオ 1 Y・ラルドゥエト
2 R・カノ 2 R・サントス
3 R・ヘルナンデス 3 Yor・アラルコン
4 DH H・ウルティア 4 Yos・アラルコン
5 M・ロハスJr. 5 R・ビニャーレス
6 K・グティエレス 6 D・ラサ
7 L・バレラ 7 DH G・アビレス
8 W・リーバス 8 A・デラクルーズ
9 G・ヌニェス 9 O・アブレイユ
先発投手 投球 先発投手 投球
D・ロブレス J・カルボ
第3試合@エスタディオ・デ・ベイスボル・デ・ラ・リンコナダ首都地区リベルタドル
映像外部リンク
動画共有サイト "YouTube" に大会公式アカウントが投稿したハイライト映像(スペイン語、2分1秒)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
キュラソーの旗 ワイルドキャッツKJ74(CUW、1勝1敗) 0 0 1 0 1 0 0 0 0 2 11 2
メキシコの旗 カニェロス・デ・ロス・モチス(MEX、1勝1敗 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 4 0
  1. ネスター・モリーナ(1勝)  マット・ポブリコ(1敗)  Sウェンデル・フロラヌス(1S)  
  2. 本塁打
    MEX:ジョーイ・テルドスラビッチ1号ソロ
  3. 審判
    [球審]ホルヘ・テラン
    [塁審]一塁: ガブリエル・アルフォンソ、二塁: ロバート・モレノ、三塁: デビッド・アリエータ
  4. 試合開始時刻: ベネズエラ時間UTC-4)午後6時10分 試合時間: 3時間28分 気温: 86°F(30°C)
    詳細: Serie del Caribe(スペイン語) / MLB.com Gameday(英語) / ESPN.com(英語)
両チームの先発ラインナップ
キュラソーの旗 ワイルドキャッツKJ74 メキシコの旗 カニェロス・デ・ロス・モチス
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 R・バーナディーナ 1 J・カルドナ
2 R・ディダー 2 J・ディーン
3 J・スコープ 3 R・バレンズエラ
4 DH W・バレンティン 4 R・ロドリゲス
5 J・プロファー 5 R・アマダー
6 S・スコープ 6 DH J・テルドスラビッチ
7 S・ループストック 7 J・オルネラス
8 A・シモンズ 8 J・フェリックス
9 E・アメリカーン 9 I・ロペス
先発投手 投球 先発投手 投球
N・モリーナ M・ポブリコ
第4試合@エスタディオ・フォールム・ラ・グアイララ・グアイラ州マクート
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動画共有サイト "YouTube" に大会公式アカウントが投稿したハイライト映像(スペイン語、2分10秒)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
プエルトリコの旗 インディオス・デ・マヤグエス(PUR、1勝1敗) 2 1 0 0 3 0 0 0 0 6 11 0
ベネズエラの旗 レオネス・デル・カラカス(VEN、1勝1敗 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 4 2
  1. リカルド・ベレス(1勝)  ジョーリス・チャシーン(1敗)  
  2. 審判
    [球審]ヘスス・ロペス・ミラー
    [塁審]一塁: サントス・カスティーヨ、二塁: ソクラテス・マリン、三塁: フェリックス・テハダ
  3. 試合開始時刻: ベネズエラ時間UTC-4)午後7時40分 試合時間: 3時間58分 観客: 9482人 気温: 84°F(28.9°C)
    詳細: Serie del Caribe(スペイン語) / MLB.com Gameday(英語) / ESPN.com(英語)
両チームの先発ラインナップ
プエルトリコの旗 インディオス・デ・マヤグエス ベネズエラの旗 レオネス・デル・カラカス
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 B・トーレス 1 A・カスティーヨ
2 E・リベラ 2 DH W・トーバー
3 V・マシン 3 D・バスケス
4 E・ディアス 4 I・テハダ
5 D・オルティーズ 5 Os・アルシア
6 B・ナバレト 6 H・ペレス
7 DH R・カストロ 7 J・ロンドン
8 G・キャンセル 8 W・ラモス
9 R・エンリケス 9 Or・アルシア
先発投手 投球 先発投手 投球
B・ウェブ J・チャシーン

3日目 2月4日[編集]

第1試合@エスタディオ・デ・ベイスボル・デ・ラ・リンコナダ首都地区リベルタドル
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動画共有サイト "YouTube" に大会公式アカウントが投稿したハイライト映像(スペイン語、3分21秒)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
キュラソーの旗 ワイルドキャッツKJ74(CUW、2勝1敗) 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 6 3
パナマの旗 フェデラーレス・デ・チリキ(PAN、1勝2敗 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1
  1. テメシュ・ローレンス(1勝)  ユスニエル・パドロン=アルティレス(1敗)  Sフランクリン・ファンフルプ(1S)  
  2. 審判
    [球審]ソクラテス・マリン
    [塁審]一塁: エドウィン・ヒメネス、二塁: ガブリエル・アルフォンソ、三塁: エイブラハム・ロペス
  3. 試合開始時刻: ベネズエラ時間UTC-4)午前10時40分 試合時間: 3時間5分 気温: 74°F(23.3°C)
    詳細: Serie del Caribe(スペイン語) / MLB.com Gameday(英語) / ESPN.com(英語)
両チームの先発ラインナップ
キュラソーの旗 ワイルドキャッツKJ74 パナマの旗 フェデラーレス・デ・チリキ
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 R・バーナディーナ 1 R・オロスコ
2 R・ディダー 2 M・ウィーランスキー
3 J・スコープ 3 I・ヘレーラ
4 DH W・バレンティン 4 DH E・カバレーロ
5 S・スコープ 5 E・カスティーヨ
6 J・プロファー 6 A・サンドバル
7 D・セフェリナ 7 J・サントス
8 D・レオノラ 8 E・バルデス
9 D・リカルド 9 J・ライト
先発投手 投球 先発投手 投球
J・ジャージェンス E・フリアス
第2試合@エスタディオ・フォールム・ラ・グアイララ・グアイラ州マクート
映像外部リンク
動画共有サイト "YouTube" に大会公式アカウントが投稿したハイライト映像(スペイン語、2分17秒)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
プエルトリコの旗 インディオス・デ・マヤグエス(PUR、1勝2敗 0 1 1 0 0 0 0 0 2 4 8 2
ドミニカ共和国の旗 ティグレス・デル・リセイ(DOM、2勝1敗) 4 1 1 0 0 0 1 0 X 6 10 0
  1. エスミル・ロジャース(1勝)  ルイス・リロイ・クルーズ(1敗)  Sハイロ・アセンシオ(2S)  
  2. 本塁打
    DOM:エミリオ・ボニファシオ1号ソロ
  3. 審判
    [球審]ジョナタン・パーラ
    [塁審]一塁: デビッド・アリエータ、二塁: エミル・ヒメネス、三塁: ラウル・モレノ
  4. 試合開始時刻: ベネズエラ時間UTC-4)午後2時8分 試合時間: 3時間18分 気温: 84°F(28.9°C)
    詳細: Serie del Caribe(スペイン語) / MLB.com Gameday(英語) / ESPN.com(英語)
両チームの先発ラインナップ
プエルトリコの旗 インディオス・デ・マヤグエス ドミニカ共和国の旗 ティグレス・デル・リセイ
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 B・トーレス 1 E・ボニファシオ
2 E・リベラ 2 Y・ナバーロ
3 DH V・マシン 3 R・カノ
4 E・ディアス 4 DH R・ヘルナンデス
5 D・オルティーズ 5 M・ロハスJr.
6 R・カストロ 6 K・グティエレス
7 J・バレンティン 7 W・リーバス
8 R・エンリケス 8 R・トーレス
9 J・リベラ 9 J・レイク
先発投手 投球 先発投手 投球
L・クルーズ E・ロジャース
第3試合@エスタディオ・デ・ベイスボル・デ・ラ・リンコナダ首都地区リベルタドル
映像外部リンク
動画共有サイト "YouTube" に大会公式アカウントが投稿したハイライト映像(スペイン語、3分2秒)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
コロンビアの旗 バケーロス・デ・モンテリア(COL、1勝2敗 2 0 0 0 4 0 0 0 0 6 7 1
メキシコの旗 カニェロス・デ・ロス・モチス(MEX、2勝1敗) 2 1 0 0 0 0 0 3 1x 7 7 0
  1. フアン・ガーメス(1勝)  オスカル・マルセリーノ(1敗)  
  2. 本塁打
    COL:アンドレス・アングロ1号3ラン
    MEX:フアン・ウリアルテ1号ソロ
  3. 審判
    [球審]サントス・カスティーヨ
    [塁審]一塁: カルロス・レアル、二塁: ジョナタン・ビアレータ、三塁: フアン・ゴメス
  4. 試合開始時刻: ベネズエラ時