8355メソッド

ウィキペディアから無料の百科事典

8355メソッド(または8355法)は、ルービックキューブの解法の一つ。揃えるピースの数が階層ごとに8個-3個-5個-5個のため8355と呼ばれている。

概要[編集]

  • 台湾のReheart Sheuが2007年に発表した解法[1]で、LBLが基本となっている。CrossからF2LまではLBLの応用だが、完全一面の4つのコーナーのうち1個とそれに隣接した2層目のエッジピースを揃えないのが特徴である。
  • この揃えない縦1列を、色を合わせたいピースを落とし込んで正しい位置に配置するための「スロット」として利用することで複雑な回転のメソッドを必要としないのが特徴である。
  • 具体的に利用するルーティンが上面(U)・正面(F)・右面(R)(または左面(L))の3方向回転の連携(例:R→U→R'、U→R→U'→R')だけで済むが、メソッドによっては2箇所以上揃えられるCFOPと違い1箇所のスロットで1個ずつピースを移動させるため、順序よくピースを移動させる思考力が必要で、揃えるために要する回転数と時間がかかる。
  • 呼び名の「8355」は底面のピース9個からスロット1個分を引いた8、(この時点でLBLでいうCrossの条件である2層目のセンターピースは揃っている為)2層目の残りエッジピース4個からスロット1個分を引いた3、U面エッジピース4個+スロットで使用した2層目エッジピース1個=5、残りのU面コーナーピース4個+最下層のスロットで使用したコーナーピース1個=5を順に揃える為。

脚注[編集]

外部リンク[編集]

  • キューブパズルの個人的な解法とか Wiki*8355法