マラ工科大学
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マラ工科大学(まらこうかだいがく、英語: MARA Technological University、公用語表記: Universiti Teknologi MARA)は、セランゴール州シャー・アラムに本部を置くマレーシアの国立大学。1956年創立、1996年大学設置。大学の略称はUiTM、ITM。別名はMARA工科大学。
1956年にRIDA(農村産業開発庁)がブミプトラ救済のための専門学校「(旧称)RIDA研修センター」として創立したのが始まりで、1965年に短期大学「(旧称、1965年~1967年)MARAカレッジ」「(旧称、1967年~1999年)MARA工科研究所」、1996年には大学に昇格した。[1]
概要
[編集]本校と13の州立校からなるマラ工科大学という大学システムはマレーシアで最大規模の国立大学群であり、シャー・アラムキャンパスを旗艦校としている。モットーはマレー語で「Usaha, Taqwa, Mulia[2]」(「努力、宗教、威厳」の意味[3])。大学院があるのは本校のみで、全州立校には自治権が与えられる。[4]
学部から大学院レベルまで、500以上のプログラムを英語で教えている。16.6万人の正規学生[5]、通信学生のブミプトラ、 留学生が在籍している。大学院プログラムは、留学生とブミプトラには開かれているが、非ブミプトラには開かれていない。[6][7]
- 1956年 - Jalan Othman, Petaling Jaya, Selangorに農村産業開発庁によりRIDA研修センター(マレー語:Dewan Latehan RIDA)が創立される。下記の学部を設置、
- 1965年 - 農村産業開発庁を人民信託局(マレー語:Majlis Amanah Rakyat)に改称。MARAカレッジ(マレー語:Maktab MARA)を短期大学設置。行政法学部[10]を設置。
- 1966年 - 保険数理学・統計学・数学・計量経済学・サイバネティクス学部(ASMEC学部)を設置。[11]
- 1967年 - MARA工科研究所(マレー語:Institut Teknologi MARA)と改称。下記の学部を設置、
- 1968年 - 下記の学科を設置、
- 1968年 - 行政法学部から図書館学科が分離し、図書館学部を設置。[20]
- 1971年 - 芸術工学部を建築・計画・測量学部に改称。[12]
- 1972年 - マスコミュニケーション学部を設置。[21][注 1]
- 1973年 - 建築・計画・測量学部から美術系とデザイン系のプログラムが分離し、芸術造形学部を設置。[13]
- 1974年 - ASMEC学部を数理科学・コンピュータ学部に改称。[11]
- 1976年 - 設置者はマレーシア教育省に変更。
- 1979年 - 図書館学部を図書館情報科学部に改称。[20]
- 1984年 - 芸術造形学部音楽学科を設置。[22]
- 1995年 - レクリエーション・スポーツ科学部を設置。[23]
- 1996年 - MARA工科研究所を大学設置。数理科学・コンピュータ学部とビジネス経営学部を情報工学・計量科学部[11]と経営学部[9]に改称。下記の学部学科を設置、
- 1997年 - 図書館情報科学部を情報学部に改称。[20]下記の学部学科を設置、
- 1998年 - 芸術造形学部とマスコミュニケーション学部から音楽学科と映画学科が分離し、舞台芸術学部を設置。[27][22]
- 1999年 - マラ工科大学(マレー語:Universiti Teknologi MARA)と改称。
- 2000年 - 機械工学部化学工学科を設置。[28]
- 2001年 - 応用理学部から薬学科が分離し、薬学部を設置。[24]
- 2002年 - 医学部を設置し、応用理学部から健康科学科を医学部に統合。[29][25]
- 2003年 - 機械工学部から化学工学科が分離し、化学工学部を設置。[28]
- 2004年 - 下記の学部を設置、
- 2005年 - 情報学部と舞台芸術学部を情報経営学部[20]と芸術創造技術学部[27]に改称。
- 2006年 - 下記の学部を設置、
- 2009年 - 情報工学・計量科学部をコンピュータ数理科学部に改称。[11]
- 2010年 - 園芸農業技術学部を設置。[31][注 2]
- 2011年 - 芸術創造技術学部を映画・演劇・アニメーション学部[27]に改称。オフィス経営技術学部[注 3]を経営学部[9][注 4]に統合。
- 2021年 - 土木工学部、機械工学部、電気工学部、化学工学部を統合し、工学部に改組。[32]
- 2022年 - 下記の学部を改組、
基礎データ
[編集]所在地(大学システムの各校)
[編集]本校
[編集]- シャー・アラムキャンパス(創立:1967年)
州立校
[編集]- ジョホール州立校
- スガマッキャンパス(創立:1985年)
- パシール・グダンキャンパス(創立:2013年)
- ケダ州立校
- スンガイ・プタニキャンパス(創立:1997年)
- クランタン州立校
- マチャンキャンパス(創立:1985年)
- コタ・バル市立キャンパス(創立:2007年)
- マラッカ州立校
- アロー・ガジャキャンパス(創立:1984年)
- マラッカ市立キャンパス(創立:2007年)
- ジャシンキャンパス(創立:2011年)
- ヌグリ・スンビラン州立校
- クアラ・ピラーキャンパス(創立:1999年)
- スレンバン3キャンパス(創立:2014年)
- ルンバウキャンパス(創立:2016年)
- パハン州立校
- ジュンカキャンパス(創立:1993年)
- ラウブキャンパス(創立:2015年)
- クアンタン市立キャンパス(創立:不明)
- ペラ州立校
- スリ・イスカンダルキャンパス(創立:1985年)
- タパーキャンパス(創立:2010年)
- トゥルッ・インタンキャンパス(創立:2011年)
- イポー市立キャンパス(創立:不明)
- プルリス州立校
- アラウキャンパス(創立:1974年)
- ペナン州立校
- パーマタン・パウキャンパス(創立:1996年)
- ベルタンキャンパス(創立:2011年)
- サバ州立校
- コタ・キナバルキャンパス(創立:1973年)
- タワウキャンパス(創立:1996年)
- サラワク州立校
- サマラハンキャンパス(創立:1973年)
- ムカキャンパス(創立:2007年)
- サマラハン2キャンパス(創立:2014年)
- セランゴール州立校
- プンチャッ・パーダナキャンパス(創立:2005年)
- プンチャッ・アラムキャンパス(創立:2009年)
- セラヤンキャンパス(創立:2010年)
- スンガイ・ブローキャンパス(創立:2012年)
- ドゥンキルキャンパス(創立:2016年)
- トレンガヌ州立校
- ドゥングンキャンパス(創立:1975年)
- クアラ・トレンガヌキャンパス(創立:2008年)
- ブキッ・ベシキャンパス(創立:2013年)
2023年6月30日時点。()内は留学生数を内数で表す。
- 学部 155,006人
- 大学院 11,064人(1,162人[35])
組織
[編集]学部
[編集]大学院
[編集]国公立大学
[編集]私立大学
[編集]その他
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “History” (英語). Universiti Teknologi MARA Official Website. 2023年11月22日閲覧。
- ^ “Moto, Visi, Misi, Falsafah & Objektif Universiti | Laman Sesawang Rasmi Universiti Teknologi MARA (UiTM)” (マレー語). web.archive.org (2014年8月12日). 2023年11月22日閲覧。
- ^ “University Motto, Vision, Mission, Philosophy & Objectives | Official Website of Universiti Teknologi MARA (UiTM)” (英語). web.archive.org (2014年8月12日). 2023年11月22日閲覧。
- ^ “PM: UiTM campuses to get autonomy status” (英語). The Star. 2023年11月22日閲覧。
- ^ a b “Facts & Figures 2023 data as at 30 June 2023” (英語). online.fliphtml5.com. 2023年11月22日閲覧。
- ^ “Information for Applicants” (英語). study.uitm.edu.my. 6 August 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月4日閲覧。
- ^ Bernama (2019年1月11日). “UiTM insists on retaining 'Bumiputera only' policy” (英語). Free Malaysia Today (FMT). 3 February 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月4日閲覧。
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