ニューバランス
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種類 | 非公開会社 |
---|---|
略称 | NB、ニューバラ |
本社所在地 | アメリカ合衆国 Brighton Landing 20 Guest St. Boston, MA 02135-2088 |
設立 | 1906年 |
業種 | その他製品 |
事業内容 | 運動靴、靴、アパレル商品の企画・製造・販売 |
代表者 | ジェームス・S・デービス(代表取締役会長) ロバート・T・デマルティーニ(代表取締役社長/CEO) |
従業員数 | 4180人(世界全体、2008年10月現在) |
関係する人物 | ウィリアム・J・ライリー(創業者) |
外部リンク | shop |
ニューバランス(英: New Balance)は、アメリカのマサチューセッツ州ボストン市に本社を置くスポーツシューズメーカー。
概要
[編集]1906年に、当時33歳のアイルランド系イギリス人移民のウィリアム・J・ライリーによって、アーチサポートインソールの製造メーカーとして開業する。ライリーがこの時に開発したインソールは、ニワトリの足の爪にヒントを得たものであった。その後、これらの技術を基に矯正靴の製造を開始。1930年代には、カスタムメイドのランニングシューズの製造を開始した。1960年には、ウィズ(足囲)でもサイズ選択が可能な「ウィズサイジング」を世界で初めて採用したシューズを発売。以降この「ウィズサイジング」はニューバランスシューズのサイズ選択の基本となっている。1972年にジェームス・S・デービスが買収し、現在のニューバランス社の体制を築いた。
同業他社が中国やベトナム等に製造拠点を置いて外部委託を主とする中、アメリカやヨーロッパを製造の中心拠点として展開し続けている[注 1]。そのため、商品が高価となる傾向がある[注 2]。
「世界トップ3のグローバルなアスレチックブランド」を目指してカテゴリを拡大しており、2015年には傘下のスポーツ用品メーカー・ウォーリア・スポーツの手がけていたサッカー用品市場に参入。ウォーリアがサプライヤーとなっていたリヴァプールFC( イングランド/プレミアリーグ)・セビージャFC( スペイン/リーガ・エスパニョーラ)・サガン鳥栖( 日本/J1)をはじめ、ストーク・シティFC( イングランド/プレミアリーグ)・FCポルト( ポルトガル/プリメイラ・リーガ)・モンテディオ山形( 日本/J1[注 3])[注 4] 城西大学駅伝部などとサプライヤー契約を行った[1]。
主なテクノロジー
[編集]- ENCAP
- REVLITE
- ABZORB
- C-CAP
- ACTIVA
- HANZO
- Fresh Foam
- Fuel cell
主な製品
[編集]- 500番台
- 574
- 575
- 576
- 577
- 900番台
- 990
- 990v2
- 990v3(M990GL3)
- 990v4
- 990v5
- 990v6
- 992
- 993
- 996, MRL996, CM996
- 998
- 1000番台
- 1300
- 1400
- 1500
- 1700
日本での展開
[編集]ニューバランス ジャパン
[編集] 神保町三井ビルディング | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 日本 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング |
設立 | 1988年12月15日 |
業種 | サービス業 |
事業内容 | 運動靴、靴の商品の企画・製造・販売 |
代表者 | 久保田伸一 |
資本金 | 1億7,800万円 |
従業員数 | 200人 |
主要株主 | ニューバランス・アスレチック・シュー ムーンスター ニューバランス・トレーディング・カンパニー |
主要子会社 | ニューバランスアスレチックス |
外部リンク | https://shop.newbalance.jp/shop/ |
シューズ製品の日本展開は、株式会社ニューバランス ジャパンが行う。
企業データ
[編集]- 創業:1988年12月15日
- 本社:東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
- 支店:大阪府大阪市西区北堀江1-6-2
- 主要子会社:株式会社ニューバランスアスレチックス
- ニューバランス直営販売店を運営する。
その他
[編集]- 当社設立前の1980年代には、月星化成(現:ムーンスター)が、日本におけるニューバランスのライセンス・販売を行っていた。当社設立後も、最近までムーンスターの創業家の一族が社長を務めていた。現在も主要株主であり、支店など直販部門を通じ卸を継続するなど強い関係である。
- 有名選手を使用したCMは少なく、近年出演した有名人は音楽家の坂本龍一。
- 2011年12月4日、「はじめてのフルマラソン完走」と題して NAHAマラソンに参加。『EXCELLENT IS MADE IN NAHA』キャンペーンに応募した中から選ばれた10名の挑戦者が、完走に挑戦するリアルタイムドキュメンタリー企画であった。チームニューバランスのコーチが、挑戦者のトレーニングのサポートを務めた[2]。
- 2015年11月に本社を千代田区神田神保町の神保町三井ビルディングへ移転した。
- 2018年1月、元アシックスの社員で、「現代の名工」の一人でもある靴職人の三村仁司がニューバランスの専属アドバイザーに就任[3]。三村自身が主宰する工房「M Lab.」(ミムラボ)にて、当社のランニングシューズをはじめとした競技用シューズを製作。
CMキャラクター
[編集]テレビ番組
[編集]- 日経スペシャル カンブリア宮殿 熱烈ファンが続々!ニューバランスの真っ正直なものづくり(2023年2月23日、テレビ東京)- ニューバランスジャパン社長 久保田伸一出演[4][5]。
エヌ・エフ・シー
[編集]「ニューバランス」ブランドの衣料および関連商品の企画・生産・販売は、株式会社エヌ・エフ・シーが行う。伊藤忠商事とビリーフ(旧:サンワールドインターナショナル)の共同出資によって設立。アパレル関連商品においてニューバランス ジャパンと独占販売契約を結び、企画・生産・販売行っている。
企業データ
[編集]その他
[編集]- 以前のアパレル関連商品は、ビリーフが販売活動を行っていた。しかし、2003年12月にニューバランス ジャパンとの契約が終了となるため、ビリーフと伊藤忠商事(ビリーフと販売契約を結んでいた)が共同で、当社を設立するに至った。
- 2006年、「美しくスポーツする。」をコンセプトに、new balance new beauty という女性向けラインをスタート。
- 2007年4月27日には業界に先駆けてランニングスカート「ランスカ」を発売。
CMキャラクター
[編集]- 知花くらら(2007年)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “ニューバランスがフットボール市場に参入 リバプールFCらと契約”. Fashionsnap.com. (2015年2月5日) 2022年8月29日閲覧。
- ^ 『EXCELLENT IS MADE IN NAHAキャンペーン』[リンク切れ]
- ^ “ニューバランスがシューズ職人三村仁司氏との専属アドバイザー契約を締結”. PR Times (2018年1月1日). 2022年8月29日閲覧。
- ^ 熱烈ファンが続々!ニューバランスの真っ正直なものづくり - テレビ東京 2023年2月23日
- ^ 子供にも履かせたい! 真っ正直なものづくりの全貌 - テレビ東京 2023年2月23日
関連項目
[編集]- ムーンスター
- ケネス・クーパー - ニューバランスを履いて走った最初のマラソンランナーとされている。
- 間寛平 - アースマラソン等で関係が深い。
- 大阪国際女子マラソン - 同社は後釜のデサントが公式協賛する以前に提供していたフットウェア限定スポンサーでもある。
- 24時間テレビ 愛は地球を救う - 『24時間チャリティーマラソン』にフットウェア(主にランニングシューズ)を提供した。
- 大谷グローブ - 大谷翔平によって2023年12月から2024年3月にかけて寄贈が行われたグラブで、ニューバランス製。
外部リンク
[編集]- New Balance
- ニューバランスジャパン
- ニューバランス ジャパン (@newbalance_jp) - X(旧Twitter)
- ニューバランス オンラインストア (@nb_onlinestore) - X(旧Twitter)
- New Balance (NewBalanceJapan) - Facebook
- New Balance Japan (@new_balance_japan) - Instagram
- New Balance Japan - YouTubeチャンネル