VIA Trinity

ウィキペディアから無料の百科事典

VIA Trinity(ヴィア トリニティー)とは、2008年にVIA Technologiesが発表したIA-32システムプラットフォームの一種である。

概要[編集]

VIA TrinityベースのMini ITXサンプルボード(ESEC2009)

VIA Trinityは2008年に発表されたスモールフォームファクタ(SFF)向けプラットフォームであり、Mini-ITXノートPCネットブックおよび組込み用途を対象としている。

VIA Trinityは以下の3つのコンポーネントから構成される。

上記の条件を満たすものがVIA Trinityであるとされており、インテルCentrinoプラットフォームなどのような認証システムは発表されていない。この構成を採用することにより、DirectX 10.1、Hi-Defビデオ、Blu-ray DiscWindows Vistaに対応したシステムを省スペースにて実現できるとしている。

全コンポーネントをVIA社製品で構成していること、SFF向けプラットフォームでありながら性能的に有利な単体のGPUをオンボード搭載している点が大きな特徴である。

競合プラットフォーム[編集]

採用例[編集]

VIA自身がVIA Trinity準拠のマザーボードとしてVB8003とVB8004を発売しているほか、中国の山塞メーカーのひとつ凌拓科技 有限公司がVIA Nano, VX800, S3 Chrome 435ULPを採用したネットブックを発売している。

外部リンク[編集]