厂部

康熙字典 214 部首
卩部 厂部 厶部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

厂部(かんぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。

康熙字典214部首では27番目に置かれる(2画の21番目)。

概要

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厂部には「厂」を筆画の一部として持つ漢字を分類している。

形の由来としては、崖を象ったもの(「厓」「原」など)、石を象ったもの(「厲」「厭」など)[1]、小屋を象ったもの(「厨」「厠」)などがある。これらは「广」と書かれることもあり、その場合は广部に属する。

UnicodeCJK部首補助では、「厂」に対する変形に準ずる扱いとして「⺁」の字形が登録されている。

部首の通称

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  • 日本:がんだれ(雁の略字に使ったことから)
  • 中国:偏厂・厂字头(changzitou、「厂」は「廠」の簡体字
  • 韓国:민엄호부(min eomho bu、飾りのない广の部)
  • 英米:Cliff radical

部首字

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例字

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  • 2:、6:、7:里部11)・、8:、9:广部9)・→广部11)、10:→广部12)・、12:
    • 𠫑

脚注

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  1. ^ 李守奎、肖攀 『清華簡《繫年》文字考釈与與構形研究』 中西書局、2015年、62-92頁。