歹部

康熙字典 214 部首
止部 歹部 殳部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

歹部(がつぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。

康熙字典214部首では78番目に置かれる(4画の18番目)。

概要

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歹部には「歹」または「𣦵」や「歺」を筆画の一部として持つ漢字を分類している。

単独の「歹」字は、に似た土を掘る工具を象る象形文字である[1][2][3]。『説文解字』では(肉を削り取った後の)残った骨と説明されているが、これは誤った分析である。

「歹」は意符としては「死」の略体として傷害に関することを表す。

部首の通称

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  • 日本:かばねへん・がつ・がつへん・しにがまえ・いちたへん・いっせきへん
  • 中国:歹字旁
  • 韓国:죽을사변부(jugeul sa byeon bu、しぬ死の偏の部)
  • 英米:Radical death

部首字

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例字

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  • ・歿・殆・残・殊・殉・殖・殲

脚注

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  1. ^ 裘錫圭 (2002). "豳公盨銘文考釈". 中国歴史文物. 6: 28–34.
  2. ^ 鄔可晶 (2013). "説金文"䝳"及相関之字". 出土文献与古文字研究. 5: 216–235.
  3. ^ 王子楊 (2017). "釈甲骨文中的"阱"字". 文史. 2: 5–15.