豆部

康熙字典 214 部首
谷部 豆部 豕部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

豆部とうぶは、漢字部首により分類したグループの一つ。 康熙字典214部首では151番目に置かれる(7画の5番目、酉集の5番目)。

概要

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豆部には「豆」を筆画の一部として持つ漢字を分類している。

単独の「豆」字は、古代における食物を盛る容器の一種で、柄のある足で支えられ、上部が円形である高坏(たかつき)を意味する。また仮借により、食用されるマメ科植物の種子あるいは果実の総称であるマメの意味も持つ。先秦時代において豆類食物は「菽」と呼ばれたが、漢代以降、次第に「豆」が使われるようになった。

字源としては、「豆」字は高坏を描いた象形文字である[1][2][3][4]

「豆」は意符としては「豌」のように豆類に関する文字に含まれる。なお「豐 (豊)」という文字に含まれる「豆」は太鼓の象形である「壴」の一部分であり、高坏や豆類を意味する「豆」とは関係がない[5][6]

部首の通称

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  • 日本:まめ、まめへん
  • 中国:豆字旁

部首字

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例字

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    • 3:豈、8:豌・豎()、11豐(6)

最大画数

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𧰥

脚注

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  1. ^ 裘錫圭 (1988), 文字学概要, 北京: 商務印書館, p. 116, ISBN 7-100-00413-6 
  2. ^ 張世超; 孫凌安; 金国泰; 馬如森 (1996), 金文形義通解, 京都: 中文出版社, pp. 1167–8 
  3. ^ 季旭昇 (2014), 説文新証, 台北: 芸文印書館, pp. 404–5, ISBN 978-957-520-168-5 
  4. ^ 林志強等 (2017), 《文源》評注, 北京: 中国社会科学出版社, p. 58, ISBN 978-7-5203-0419-1 
  5. ^ 張世超; 孫凌安; 金国泰; 馬如森 (1996), 金文形義通解, 京都: 中文出版社, pp. 1171–3 
  6. ^ 季旭昇 (2014), 説文新証, 台北: 芸文印書館, p. 406, ISBN 978-957-520-168-5