輝月ゆうま
輝月 ゆうま(きづき ゆうま、9月6日[1] - )は、宝塚歌劇団専科に所属する男役[2]。
兵庫県神戸市[1]、甲南女子高等学校出身[1]。身長177cm[2]。愛称は「ゆうま」、「ぽん」[1]。
来歴
[編集]2007年、宝塚音楽学校入学。
2009年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に95期生として入団[3]。入団時の成績は21番[3]。宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」で初舞台[1]。その後、月組に配属[3]。
下級生時代から渋い役柄を多く演じ、硬軟自在な演技と歌声で活躍[4]。
2021年8月16日付で専科へと異動[2]。
専科異動後は各組に特別出演を続け、ミュージカル作品に多く出演している[4]。
主な舞台
[編集]初舞台
[編集]- 2009年4 - 5月、宙組『薔薇に降る雨』『Amour それは…』(宝塚大劇場のみ)
月組時代
[編集]- 2009年10 - 12月、『ラスト プレイ』『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』
- 2010年4 - 7月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 - 新人公演:サン・シール侯爵(本役:研ルイス)
- 2010年9 - 11月、『ジプシー男爵-Der Zigeuner Baron-』 - 新人公演:イシュトバン(本役:星条海斗)『Rhapsodic Moon(ラプソディック・ムーン)』
- 2010年12 - 2011年1月、『STUDIO 54(スタジオ フィフティフォー)』(ドラマシティ・日本青年館) - レイズ・シャイニー
- 2011年3 - 5月、『バラの国の王子』 - 新人公演:商人(本役:越乃リュウ)『ONE』
- 2011年7 - 10月、『アルジェの男』 - 新人公演:ルイ(本役:紫門ゆりや)『Dance Romanesque(ダンス ロマネスク)』
- 2011年11 - 12月、『アリスの恋人』(バウホール・日本青年館)
- 2012年2 - 4月、『エドワード8世』 - アレグサンダー・ハーディング、新人公演:ブルース・ロッカート(本役:青樹泉)『Misty Station』
- 2012年6 - 9月、『ロミオとジュリエット』 - ヴェローナ大公、新人公演:ベンヴォーリオ(本役:星条海斗)
- 2012年10 - 11月、『春の雪』(バウホール・日本青年館) - 松枝侯爵
- 2013年1 - 3月、『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』 - 衛兵隊士、新人公演:ベルナール・シャトレ(本役:美弥るりか/明日海りお)
- 2013年5月、『月雲(つきぐも)の皇子(みこ)』(バウホール) - 博徳
- 2013年7 - 10月、『ルパン-ARSÈNE LUPIN-』 - 新人公演:モーリス・ルブラン(本役:北翔海莉)『Fantastic Energy!』
- 2013年11 - 12月、『THE MERRY WIDOW』(ドラマシティ・日本青年館) - クロモウ
- 2013年12月、『月雲(つきぐも)の皇子(みこ)』(天王洲 銀河劇場) - 博徳
- 2014年1月、『New Wave!-月-』(バウホール)
- 2014年3 - 6月、『宝塚をどり』『明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-』 - ロストロン船長/ドナルド、新人公演:セルゲイ監督(本役:星条海斗)『TAKARAZUKA 花詩集100!!』 - 赤いケシ、新人公演:花の紳士A(本役:沙央くらま)/赤いケシS(本役:星条海斗)/蘭の男A(本役:美弥るりか・宇月颯)/愛の花の男S
- 2014年7 - 8月、『宝塚をどり』『明日への指針-センチュリー号の航海日誌-』 - ロストロン船長/ドナルド『TAKARAZUKA 花詩集100!!』(博多座)
- 2014年9 - 12月、『PUCK(パック)』 - ベンジャミン、新人公演:ダニエル・レノックス(本役:美弥るりか)『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』
- 2015年1 - 2月、『Bandito(バンディート)-義賊 サルヴァトーレ・ジュリアーノ-』(バウホール・日本青年館) - サルヴァトーレ・ロンバルド
- 2015年4 - 7月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 - トゥルヌマン、新人公演:ラザール・ド・ペイロール伯爵(本役:星条海斗)/僧侶(本役:美泉儷)
- 2015年8 - 9月、『A-EN(エイエン) ARTHUR VERSION』(バウホール) - マイルズ・オコナー
- 2015年11 - 2016年2月、『舞音-MANON-』 - マルセル・フェリ、新人公演:ディン・タイ・ソン(本役:宇月颯)『GOLDEN JAZZ』
- 2016年3 - 4月、『激情』 - ダンカイレ『Apasionado(アパショナード)!!III』(全国ツアー)
- 2016年6 - 9月、『NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢-』 - 前田利家『Forever LOVE!!』
- 2016年10 - 11月、『アーサー王伝説』(文京シビックホール・ドラマシティ) - メリアグランス
- 2017年1 - 3月、『グランドホテル』 - ローナ(支配人)『カルーセル輪舞曲(ロンド)』
- 2017年4 - 5月、『瑠璃色の刻(とき)』(ドラマシティ・TBS赤坂ACTシアター) - ジャック・ネッケル
- 2017年7 - 10月、『All for One』 - ルイ13世/クロード
- 2017年11 - 12月、『鳳凰伝』 - 中国皇帝『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』(全国ツアー)
- 2018年2 - 5月、『カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』 - 山田正芳『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』 - 出向銀行員(宇宙人)
- 2018年6 - 7月、『雨に唄えば』(TBS赤坂ACTシアター) - リナ・ラモント
- 2018年8 - 11月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - マックス公爵
- 2019年1月、『ON THE TOWN(オン・ザ・タウン)』(東京国際フォーラム) - ピットキン・ブリッジワーク
- 2019年3 - 6月、『夢現無双』 - 祇園藤次『クルンテープ 天使の都』
- 2019年7 - 8月、『チェ・ゲバラ』(日本青年館・ドラマシティ) - ギレルモ・ガルシア
- 2019年10 - 12月、『I AM FROM AUSTRIA-故郷(ふるさと)は甘き調(しら)べ-』 - ライナー・ベルガー
- 2020年2月、『赤と黒』(御園座) - レナール
- 2020年9 - 2021年1月、『WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』 - マルセル
- 2021年1月、『Eternità』(バウホール)[5]
- 2021年3月、『幽霊刑事(デカ)〜サヨナラする、その前に〜』(バウホール) - 毬村正人
- 2021年5 - 8月、『桜嵐記(おうらんき)』 - 楠木正成『Dream Chaser』[2]
専科時代
[編集]- 2021年11 - 12月、宙組『プロミセス、プロミセス』(ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL) - ドクター・ドレファス
- 2022年3 - 4月、花組『TOP HAT』(梅田芸術劇場) - ベイツ[4]
- 2022年7 - 10月、月組『グレート・ギャツビー』 - マイヤー・ウルフシェイム
- 2022年11 - 12月、月組『ELPIDIO(エルピディイオ)』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - ゴメス
- 2023年6 - 8月、星組『1789-バスティーユの恋人たち-』 - ラザール・ド・ペイロール伯爵
- 2024年2 - 5月、花組『アルカンシェル』 - コンラート・バルツァー
- 2024年8 - 12月、星組『記憶にございません!』 - 鶴丸大悟
TV出演
[編集]- 2017年3月、フジテレビ『2017 FNSうたの春まつり』
受賞歴
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、14頁。ISBN 978-4-86649-258-2。
- ^ a b c d 【宝塚歌劇】月組の紫門ゆりや、輝月ゆうまが8月に専科異動 スターぞろいの95期初の専科生に 中日スポーツ。
- ^ a b c 100年史(人物) 2014, p. 121.
- ^ a b c 『TAKARAZUKA REVUE 2022/SUPERIOR MEMBERS』 宝塚クリエイティブアーツ、2022年、121頁。ISBN 978-4-86649-194-3。
- ^ 珠城りょうによる“Special LIVE”「Eternita」が2021年1月に、構成・演出は三木章雄 ステージナタリー。
- ^ 『宝塚GRAPH 2024年9月号/宝塚通信』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、94頁。
参考文献
[編集]- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。