スクーティー・ランダル

ウィキペディアから無料の百科事典

スクーティー・ランダル
Scootie Randall
ライジングゼファーフクオカ  No.5
ポジション SF/PF
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1990-01-05) 1990年1月5日(34歳)
出身地 ペンシルベニア州の旗 ペンシルベニア州フィラデルフィア
身長 198cm (6 ft 6 in)[1]
体重 112kg (247 lb)[1]
キャリア情報
大学 テンプル大学
NBAドラフト 2013年 / ドラフト外
経歴
2013琉球ゴールデンキングス
2013-2015岩手ビッグブルズ
2015-2016島根スサノオマジック
2016-2017サイバーダイン茨城ロボッツ
2017-2018群馬クレインサンダーズ
2018-2019サイバーダイン茨城ロボッツ
2020香川ファイブアローズ
2020大阪エヴェッサ
2020-2021パスラボ山形ワイヴァンズ
2021-2023ファイティングイーグルス名古屋
2023-2024香川ファイブアローズ
2024-ライジングゼファーフクオカ
受賞歴
  • 1 × bjリーグベスト5 (2015)[2]
  • 1 × bjリーグオールスターゲームMIP (2015)[3]
  • 1 × bjリーグ月間MVP (2014-15)[4]
選手情報 ウィキデータを編集 B.LEAGUE.jp

アンドリュー・"スクーティー"・ランダルAndrew "Scootie" Randall1990年1月5日 - )は、アメリカ合衆国のプロバスケットボール選手である。ペンシルベニア州フィラデルフィア出身。ポジションはスモールフォワード/パワーフォワード[1]。登録名は「アンドリュー・ランダル

テンプル大学卒業後の2013年、bjリーグ琉球ゴールデンキングスと契約し、プロ選手となる。岩手ビッグブルズ所属だったbjリーグ 2014-15シーズンにはリーグのベストファイブに選ばれた。

来歴

[編集]

テンプル大学では2010-11シーズンにアトランティック10カンファレンス英語版のMIPとオナラブル・メンション(選外賞)に選ばれた[5]

2013年のNBAドラフトで指名を受けなかったランダルは、2013年7月にbjリーグの琉球ゴールデンキングスに入団。琉球はランダルを「泥臭くディフェンスやリバウンドで貢献するプレイヤー」と評していた[6]

bjリーグ 2013-14シーズン開幕からの10試合で、1試合平均16.3得点、6.5リバウンドとの記録を残したが、チームがドゥレイロン・バーンズを獲得したことにより、岩手ビッグブルズに金銭トレードの形で放出された[7][8][9]。当時、岩手はセンターの選手を補強する考えであったが、ランダルの放出を知ると、即戦力として活躍できるランダルの獲得に方針転換した[10]。岩手の1試合平均得点は、ランダル加入前の8試合では69.5得点であったが、加入後18試合の平均では81.4まで増加[11]、最終的に79.6得点に達した。

2014-15シーズンも岩手に所属。11月、平均24.1得点と活躍し、チームを10戦全勝、リーグ新記録である16連勝に導き、月間MVPを受賞した[4]。また、1月、群馬でのオールスターゲームにブースター投票で選出されると、ゲームハイの24得点を挙げ、MIPを獲得[3]。シーズンを通して、リーグ得点ランキング4位となる1試合平均19.7得点の記録を残し、ベスト5を受賞した[2]

2015-16シーズンはbjリーグの島根スサノオマジックに移籍[12]。平均23.7得点を挙げ、リーグ得点ランキング5位に入った。

シーズン終了後はどのチームとも契約しない状態が続いたが、2017年1月、Bリーグサイバーダイン茨城ロボッツと選手契約を結んだ[1]。この2016-17シーズン、ランダルは31試合に出場し、1試合平均21.0得点の記録を残した。

2017-18シーズン開幕後の2017年11月28日、B2の群馬クレインサンダーズと契約する[13]。38試合に出場し平均14.9得点だった。

2018‐19シーズン途中の10月31日、再び茨城ロボッツと契約。当初は1ヶ月間の短期契約の予定だったが、12月1日にフルシーズン契約に切り替える形で再度契約した。このシーズンは45試合に出場し平均21.9得点を記録した。

2020年2月27日、香川ファイブアローズとの契約締結が発表された。背番号0。新型コロナウイルスの影響によりリーグ戦が中断されたのち、無観客で開催された3月14日・15日の愛媛戦でシーズン初出場。しかしその後リーグ戦の打ち切りが決定し、今シーズンの香川での試合出場は2試合だけに終わった。

2020-21シーズンは9月に大阪エヴェッサと契約(コロナ禍における短期契約)。10月に山形ワイヴァンズに移籍。54試合に出場し、1試合平均23.7得点でB2得点王となった。

2021-22シーズンは豊通ファイティングイーグルス名古屋に入団。B2優勝とB1昇格を達成。

2023-24シーズンは香川ファイブアローズと契約。

成績

[編集]
略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2013-14(bj) 沖縄 10 0 25.0 .416 .333 .851 6.5 2.6 0.9 0.2 2.0 16.3
2013-14(bj) 岩手 44 5 23.0 .452 .343 .721 5.5 2.1 0.8 0.2 1.9 14.9
2014-15(bj) 岩手 52 52 30.6 .487 .245 .776 7.4 2.5 1.3 0.2 1.9 19.7
2015-16(bj) 島根 51 15 28.6 .442 .296 .777 8.7 2.1 1.4 0.3 2.2 23.7
2016-17(B2) 茨城 31 11 28.5 .462 .296 .815 9.0 2.9 1.1 0.4 2.5 21.0
2017-18(B2) 群馬 38 15 21.9 .458 .337 .744 6.9 3.6 1.0 0.5 1.7 14.9
2018-19(B2) 茨城 45
2019-20(B2) 香川 2 2 19.5
2020-21(B1) 大阪 4 1 10.2
2020-21(B2) 山形 54 23.7
2021-22(B2) FE名古屋

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d 2016-17シーズン アンドリュー・ランダル選手 契約合意のご報告』(プレスリリース)茨城ロボッツ、2017年1月19日https://www.ibarakirobots.win/news/18312.html2017年1月19日閲覧 
  2. ^ a b ターキッシュ エアラインズ bjリーグ 2014-2015シーズン アワード受賞者発表(プレスリリース), bjリーグ, (2015年4月30日) 2017年1月19日閲覧。
  3. ^ a b 岩手ブルズのランダルがMIP TKbjリーグ・オールスター,岩手日報,(2015年1月19日)2017年1月19日閲覧。
  4. ^ a b ローソン“Ponta”11月月間MVPは、岩手・ランダル選手』(プレスリリース)bjリーグ、2014年12月3日http://bjleague.livedoor.biz/archives/51968229.html2015年1月2日閲覧 
  5. ^ Scootie Randall”. テンプル大学. 2017年1月19日閲覧。
  6. ^ 選手契約基本合意のお知らせ』(プレスリリース)琉球ゴールデンキングス、2013年7月31日。オリジナルの2015年4月23日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20150423163827/http://www.okinawa-basketball.jp/2013/07/post_1099.html2015年1月2日閲覧 
  7. ^ “ランダルが岩手移籍 キングス、バーンズ契約合意”. 琉球新報. (2013年11月6日). http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-214918-storytopic-2.html 2015年1月2日閲覧。 
  8. ^ スクーティー・ランダル選手 移籍』(プレスリリース)琉球ゴールデンキングス、2013年11月5日。オリジナルの2015年1月2日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20150102044243/http://www.okinawa-basketball.jp/2013/11/post_1136.html2015年1月2日閲覧 
  9. ^ 【チーム】2013-2014シーズン選手契約登録完了のお知らせ』(プレスリリース)岩手ビッグブルズ、2013年11月8日。オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160304060718/http://bigbulls.jp/blog/2013/11/2013-2014-22.html2015年1月2日閲覧 
  10. ^ 『TKbjリーグ 2014-15シーズン東北5チーム完全ガイド』、33頁。 
  11. ^ 菅原恵美. “よりアグレッシブに、よりエネルギッシュにバスケを楽しむ 岩手ビッグブルズ スクーティ-・ランダル”. bj Webマガジン 2014年2月号. 2015年1月2日閲覧。
  12. ^ スクーティー・ランダル選手 契約(新規)基本合意のお知らせ”. 島根スサノオマジック (2015年8月5日). 2016年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月19日閲覧。
  13. ^ 【2017-18シーズン選手契約(新規)基本合意のお知らせ】』(プレスリリース)群馬クレインサンダーズ、2017年11月28日https://g-crane-thunders.jp/news/36483.html2017年11月28日閲覧 

外部リンク

[編集]