モナ・バルテル

ウィキペディアから無料の百科事典

モナ・バルテル
Mona Barthel
モナ・バルテル
基本情報
国籍 ドイツの旗 ドイツ
出身地 同・バート・ゼーゲベルク
生年月日 (1990-07-11) 1990年7月11日(33歳)
身長 185cm
体重 70kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2009年
ツアー通算 7勝
シングルス 4勝
ダブルス 3勝
生涯獲得賞金 4,022,365 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2017)
全仏 3回戦(2014)
全英 2回戦(2013・14・16)
全米 3回戦(2015)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 2回戦(2015・18)
全仏 2回戦(2013)
全英 3回戦(2015)
全米 2回戦(2012・13・15・17)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 23位(2013年3月18日)
ダブルス 63位(2015年9月14日)
2019年7月2日現在

モナ・バルテルMona Barthel, 1990年7月11日 - )は、ドイツシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州バート・ゼーゲベルク出身の女子プロテニス選手。自己最高ランキングはシングルス23位、ダブルス63位。これまでにWTAツアーでシングルス4勝、ダブルス3勝を挙げている。身長185cm、体重70kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。「バーテル」の表記揺れも多い。

来歴[編集]

3歳からテニスを始め2009年にプロに転向。

4大大会では2011年全仏オープンで予選を勝ち上がり初出場。1回戦でシビル・バンマーを 6-1, 7-5 で破り初勝利を挙げ、2回戦で第14シードのアナスタシア・パブリュチェンコワに 0-6, 6-7(5) で敗れた。全米オープンでも1回戦で第32シードのマリア・ホセ・マルティネス・サンチェスを 6-3, 6-4 で破り初戦を突破した。

2012年1月のモーリラ・ホバート国際では予選から勝ち上がりツアー初の決勝に進出。決勝ではヤニナ・ウィックマイヤーを 6–1, 6–2 で破りツアー初優勝を果たした[1]全豪オープンでは1回戦でアン・キオザボング、2回戦で第32シードのペトラ・チェトコフスカを破り4大大会で初めて3回戦に進出した。3回戦では優勝した第3シードのビクトリア・アザレンカに 2-6, 4-6 で敗れた。

地元のポルシェ・テニス・グランプリでは1回戦でアナ・イバノビッチを 7-5, 7-6(4)、2回戦では当時世界ランキング7位のマリオン・バルトリを 6-3, 6-1 で破りベスト8に進出した。準々決勝では世界ランキング1位のビクトリア・アザレンカに 4-6, 7-6(3), 5-7 で敗れた。7月のロンドン五輪に直前欠場したアンドレア・ペトコビッチの代役としてオリンピックに初出場した。シングルス1回戦でポーランドウルシュラ・ラドワンスカに 4-6, 3-6 で敗れた。

2013年1月のモーリラ・ホバート国際では2年連続で決勝に進出したが、エレーナ・ベスニナに 3–6, 4–6 で敗れ連覇を逃した。2月のGDFスエズ・オープンでもノーシードから決勝に進出し、第1シードのサラ・エラニを 7–5, 7–6(4) で破りツアー2勝目を挙げた。4月のポルシェ・テニス・グランプリではザビーネ・リシキと組んだダブルスで決勝に進出し、ベサニー・マテック=サンズ&サニア・ミルザ組を 6–4, 7–5 で破りダブルス初優勝を挙げた。

2017年全豪オープンでは予選から勝ち上がり4大大会初の4回戦に進出した。5月のプラハ・オープンでは決勝でクリスティナ・プリスコバを 2–6, 7–5, 6–2 で破り3年ぶりのツアー3勝目を挙げた。

WTAツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 7回 (4勝3敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (0–0)
プレミア・マンダトリー (0–0)
プレミア5 (0-0)
WTAエリート・トロフィー (0-0)
プレミア (1–0)
インターナショナル (3–3)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2012年1月14日 オーストラリアの旗 ホバート ハード ベルギーの旗 ヤニナ・ウィックマイヤー 6–1, 6–2
準優勝 1. 2013年1月12日 オーストラリアの旗 ホバート ハード ロシアの旗 エレーナ・ベスニナ 3–6, 4–6
優勝 2. 2013年2月3日 フランスの旗 パリ ハード (室内) イタリアの旗 サラ・エラニ 7–5, 7–6(4)
優勝 3. 2014年7月20日 スウェーデンの旗 ボースタード クレー 南アフリカ共和国の旗 シャネル・シェパーズ 6–3, 7–6(3)
準優勝 2. 2015年7月19日 スウェーデンの旗 ボースタード クレー スウェーデンの旗 ヨハンナ・ラーション 3–6, 6–7(2)
準優勝 3. 2015年10月25日 ルクセンブルクの旗 ルクセンブルク ハード (室内) 日本の旗 土居美咲 4–6, 7–6(7), 0–6
優勝 4. 2017年5月6日 チェコの旗 プラハ クレー チェコの旗 クリスティナ・プリスコバ 2–6, 7–5, 6–2

ダブルス: 4回 (3勝1敗)[編集]

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2013年4月28日 ドイツの旗 シュトゥットガルト クレー ドイツの旗 ザビーネ・リシキ アメリカ合衆国の旗 ベサニー・マテック=サンズ
インドの旗 サニア・ミルザ
6–4, 7–5
準優勝 1. 2014年9月21日 大韓民国の旗 ソウル ハード ルクセンブルクの旗 マンディ・ミネラ スペインの旗 ララ・アルアバレナ
ルーマニアの旗 イリーナ=カメリア・ベグ
3–6, 3–6
優勝 2. 2015年10月25日 ルクセンブルクの旗 ルクセンブルク ハード
(室内)
ドイツの旗 ラウラ・シグムント スペインの旗 アナベル・メディナ・ガリゲス
スペインの旗 アランチャ・パラ・サントンハ
6–2, 7–6(2)
優勝 3. 2019年4月28日 ドイツの旗 シュトゥットガルト クレー ドイツの旗 アンナ=レナ・フリードサム ロシアの旗 アナスタシア・パブリュチェンコワ
チェコの旗 ルーシー・サファロバ
2–6, 6–3, [10–6]

4大大会シングルス成績[編集]

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 通算成績
全豪オープン A A 3R 1R 3R 2R 1R 4R 2R 1R LQ 9–8
全仏オープン A 2R 1R 1R 3R 1R 1R 1R 1R 1R 3–9
ウィンブルドン LQ 1R 1R 2R 2R 1R 2R 1R 1R 1R 3–8
全米オープン LQ 2R 1R 2R 2R 3R 1R 1R 1R A 5–8

脚注[編集]

外部リンク[編集]