三菱重工業相模原製作所
ウィキペディアから無料の百科事典
三菱重工業相模原製作所(みつびしじゅうこうぎょうさがみはらせいさくしょ)は、神奈川県相模原市にある三菱重工業の製作所・工場である。略称は「相製(そうせい)」。
概要
[編集]相模原製作所は、(株)大手商会芝浦工場を前身とする三菱重工業の事業所の一つである。
主に戦車や特殊車両を製造しており、三菱重工業特殊車両事業部の一翼を担っている。
沿革
[編集]- 1920年(大正9年) - 三菱造船(株)の自動車販売機関である(株)大手商会の芝浦工場として発足。
- 1922年(大正11年) - 三菱内燃機(株)が芝浦工場を買収し、名古屋製作所芝浦分工場となる。
- 1929年(昭和4年) - 大井工場を新設し、輸入自動車の修理および戦車の試作を開始。
- 1937年(昭和12年) - 自動車量産のため丸子工場(現在の三菱自動車工業(株)東京自動車製作所)を新設。
- 1938年(昭和13年) - 旧日本陸軍から戦車専門工場に指定され、以後終戦まで戦車の生産を継続。
- 1950年(昭和25年) - 財閥解体により旧三菱重工業は東日本重工業、西日本重工業、中日本重工業に分割される。東日本重工業(株)東京製作所となる。
- 1952年(昭和27年) - 財閥解体により分割された三社はそれぞれ三菱日本重工業(東日本重工業)、三菱造船(西日本重工業)、新三菱重工業(中日本重工業)、に商号を変更。
- 1964年(昭和39年) - 三菱日本重工業、三菱造船、新三菱重工業の3社が合併し三菱重工業(株)東京製作所となる。
- 1970年(昭和45年) - 相模原工場第1期工事完成、第1工場が稼動開始。東京の丸子と大井町から相模原に全面移転し、現在の三菱重工業相模原製作所となる。