三進製作所

ウィキペディアから無料の百科事典

株式会社三進製作所
SANSHIN MFG.CO.,LTD.
三進製作所ロゴ
本社(2016年8月)
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
453-0013
愛知県名古屋市中村区亀島2-22-2
北緯35度10分30.8秒 東経136度52分31.3秒 / 北緯35.175222度 東経136.875361度 / 35.175222; 136.875361座標: 北緯35度10分30.8秒 東経136度52分31.3秒 / 北緯35.175222度 東経136.875361度 / 35.175222; 136.875361
業種 機械
法人番号 8180001030310 ウィキデータを編集
事業内容 水処理機器の製造販売
代表者 柳下宙士(代表取締役社長
資本金 1億円
決算期 毎年3月31日
主要子会社 関連会社参照
関係する人物 柳下芳輝(創業者)
外部リンク https://www.sanshin-mfg.co.jp/
テンプレートを表示

株式会社三進製作所(さんしんせいさくしょ)は、愛知県名古屋市中村区亀島二丁目に本社を置く、ろ過機、排水処理用機器、リサイクル機器の開発・設計・製造・販売を行う企業である。

水処理機器のパイアニアメーカーで、表面処理、機械、化学、鉄鋼、食品などの工業分野で、固液分離、液の精製、排水処理、資源回収・再利用に活用される。社名の「三進製作所」の由来は、「過去二度の失敗から三度目こそはうまく進むように」という思いと「三は基本数字の最後でもう後がない」という覚悟が込められている[1]

沿革

[編集]
  • 1948年 - 三進製作所を創立[2]
  • 1948年 - 搾油機、製粉機、精米機などの農機具を製造・販売。清涼飲料水を主な市場に素焼筒ろ過機を開発。
  • 1950年 - めっき用ろ過機を開発[2]
  • 1959年 - めっき水洗工程における節水技術の開発を行い、資源回収再利用技術開発の第一歩を踏み出す[2]
  • 1961年 - ろ過促進法を応用したろ過機が「科学技術庁長官奨励賞」受賞[2]
  • 1966年 - 全国中小企業団体連合会の第一回全国中小企業表彰大会において「内閣総理大臣賞」受賞[2]
  • 1968年 - 日本初のめっき団地「葛飾めっき工場アパート」に総合排水処理設備を納入[2]
  • 1971年 - 通産省より重要技術研究開発の補助金を受け、「薬品・水の再利用を兼ねためっき排水処理に関する工業化試験」を実施。
  • 1971年 - 回収を中心とした経済的なめっき排水公害防止システム(エコノバックシステム)を発表[2]
  • 1971年 - 中小企業研究センター賞(現「グッドカンパニー大賞」)・全国表彰を受賞[2]
  • 1976年 - 犬山工場に資源化センターを設立[2]。ボンベ型イオン交換機(パトローネi)販売開始。
  • 1981年 - 柳下芳輝(創業社長)、長年にわたる発明考案功労により「黄綬褒章」受章[2]
  • 1989年 - 特許出願件数が600件を突破[2]
  • 1990年 - 柳下芳輝(創業社長)、発明考案功労により「勳五等瑞宝章」受章[2]
  • 1996年 - マレーシアに E.B.S.Patrone (MALAYSIA) SDN.BHD. を設立[2]
  • 2001年 - 環境マネジメントシステムISO14001の認証を取得[2]
  • 2003年 - 品質マネジメントシステムISO9001の認証を取得[2]
  • 2004年 - 愛知県選定の「愛知ブランド企業」に認定される[2]
  • 2004年 - 中国に三進化工環保装置(蘇州)有限公司を設立[2]
  • 2005年 - 無排水処理エコプレーティングが「愛・地球賞」を受賞[2]
  • 2007年 - 資源化センターシステムが「愛知環境賞・銀賞」を受賞[2]
  • 2011年 - 柳下芳輝(創業社長)、享年92で逝去[2]
  • 2013年 - タイに SANSHIN E.B.S. (THAILAND) CO., LTD. を設立[2]
  • 2013年 - 創立65周年[2]
  • 2015年 - ドイツの国際化学技術見本市「ACHEMA2015」に初出展。
  • 2016年 - 経済産業省から「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選定。
  • 2016年 - 愛知県から平成27年度先導的・効果的な排出抑制関係施設整備事業の認定を受け、更に高機能化された資源回収システム事業を開始。犬山工場の資源化センターでは、ボンベ型イオン交換塔の引取再生サービスにより、イオン交換樹脂を用いてお客様の最終水洗槽から資源(水・薬品・金属)を回収再利用する事業を40年継続。資源化センターの高機能化、標準化、自動化を進め、リサイクル効率を上げる。
  • 2018年 - 創立70周年[3]
  • 2021年 - 排水処理用機器の累計納入実績が10,000基超を達成[3]

事業内容

[編集]
  • 各種水処理装置の開発・設計・製造・販売
  • リサイクリングサービス(イオン交換樹脂の再生及び金属回収)
  • 計量証明事業(濃度)
  • ろ過事業
  • 排水処理事業
  • リサイクル事業

主な取扱製品

[編集]
  • ろ過機(精密ろ過機、脱水ろ過機、油水分離装置、熱交換器、ろ材、クローズドろ過システム)
  • 排水処理用機器(MF膜ろ過装置、凝集沈殿装置、砂ろ過機、脱水機、総合排水処理システム)
  • リサイクル機器(イオン交換機、濃縮装置、酸金属塩分離装置、純水製造装置、硝酸活性浴管理装置、資源化センターシステム)

事業所

[編集]

関連会社

[編集]

国内

[編集]

海外

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 芹沢一夫 2008, p. 45.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 沿革”. 三進製作所. 2016年8月17日閲覧。
  3. ^ a b 沿革:企業情報 - 株式会社三進製作所”. www.sanshin-mfg.co.jp. 2021年7月8日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 芹田一夫『さらなる創造への挑戦―株式会社三進製作所60年史―』株式会社三進製作所、2008年。 

外部リンク

[編集]