混声の森
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混声の森 | |
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作者 | 松本清張 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 長編小説 |
発表形態 | 新聞連載 |
初出情報 | |
初出 | 『信濃毎日新聞』夕刊他 1967年8月25日 - 1968年9月2日 |
出版元 | 信濃毎日新聞社 他 |
挿絵 | 宮永岳彦 |
刊本情報 | |
刊行 | 『混声の森』 |
出版元 | 角川書店 |
出版年月日 | 1975年4月10日 |
装幀 | 伊藤憲治 |
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『混声の森』(こんせいのもり)は、松本清張の長編小説。『信濃毎日新聞』などに連載され(1967年8月25日 - 1968年9月2日付、夕刊、連載時の挿絵は宮永岳彦)、1975年4月に角川書店から単行本が刊行された。
1978年にTBSで、2022年にNHK BSでテレビドラマ化されている。
あらすじ
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
東京から多摩川を越えた小田急線沿線[1]に広大なキャンパスを構える私立女子大学の若葉学園。大島現理事長を追い出そうと考えている専務理事の石田謙一は、大島と職員の秋山が学生旅行の引率で出張することを聞きつけ、二人の行動をさぐる一方、京都に引退していたが法学界で名声の高い柳原博士を、学園の新学長に迎え入れようと画策する。謙一も家庭内問題や愛人に悩まされていたが、鈴木事務局長との密談から発案の偽造投書を契機に、謙一と大島理事長は全面対決に突入する。
主な登場人物
[編集]- 原作における設定を記述。
- 石田謙一
- 若葉学園の専務理事。前理事長時代からの功績で破格の出世を果たした。
- 大島圭蔵
- 若葉学園の現理事長。元官僚で学園の事実上のボス。
- 加藤加寿子
- 渋谷のバーのマダムで謙一の愛人。
- 秋山千鶴子
- 若葉学園学生課の職員で大島の愛人。
- 柳原是好
- 京都で引退生活を送る法学界の大御所。
- 鈴木道夫
- 若葉学園の事務局長。石田の腹心的存在。
- 室田蔵之介
- 財界の名士で若葉学園理事会メンバーの一人。
- ルミ子
- 加寿子のバーに勤める若い女性。本名は井上啓子[2]。
- 石田恭太
- 石田の息子で高校3年生。家庭内暴力を振るう。
- 石田保子
- 石田の妻。夫の不倫を疑っている。
関連項目
[編集]- 円山公園 (京都府)…小説中で謙一とルミ子がいもぼうを注文する料理屋「平野屋」[3]は公園内に実在し、2022年現在も営業中。
- 相模女子大学…東京都区内にあった旧帝国女子専門学校が戦災を受け、1946年に相模原市内の陸軍通信学校跡地に移転した歴史を持つ[4]。
テレビドラマ
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
1978年版
[編集]混声の森 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 松本清張『混声の森』 |
脚本 | 石堂淑朗 |
演出 | 井上昭 |
出演者 | 丹波哲郎 東野英治郎ほか |
製作 | |
プロデューサー | 脇田時三 |
制作 | TBS |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送時間 | 21:00 - 21:55 |
放送枠 | TBS火曜9時枠の連続ドラマ |
回数 | 5 |
1978年10月17日から11月14日まで、TBS系列にて全5回の連続ドラマとして放映(21:00-21:55)。当初は5時間のスペシャルドラマとして制作されたが分割放送となった。第11回テレビ大賞新人賞受賞(永島敏行)対象作品。
- キャスト
- スタッフ
2022年版
[編集]特集ドラマ 混声の森 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 松本清張 |
脚本 | 吉本昌弘 |
演出 | 本木克英 |
出演者 | 沢村一樹 船越英一郎 |
音楽 | 羽毛田丈史 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作 | |
制作統括 | 志村彰(The icon) 小松昌代(NHKエンタープライズ) 落合将(NHK) |
放送 | |
放送チャンネル | NHK BS4K |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2022年3月26日・3月27日 |
放送時間 | 11:00-13:00 |
回数 | 2 |
公式ウェブサイト |
2022年3月26日と3月27日(11:00-13:00)に、NHK BS4Kにて前・後編が放映された[5]。NHK BSプレミアムでも同年7月23日と7月30日(19:30-21:29)にそれぞれ前・後編が放送された[6]。
- キャスト
-
- 石田謙一 - 沢村一樹(若草学院の専務理事)
- 大島圭蔵 - 船越英一郎(若草学院理事長)
- 石田保子 - 夏川結衣(石田の妻)
- 加藤加寿子 - 長谷川京子(「クラブ・ウインザー」のママ)
- 秋山千鶴子 - 田畑智子(若草学院学生課職員)
- ルミ子 - 筧美和子(「クラブ・ウインザー」のホステス、本名:井上啓子)
- 大島真理子 - 伊藤かずえ(大島の妻)
- 石田恭太 - 田中奏生(石田の息子)
- 鈴木道夫 - 高橋克実(若草学院事務局長)
- 柳原是好 - 柄本明(法学博士)
- 柳原早苗 - 篠原真衣(柳原の娘)
- 柴垣忠成 - 菅原大吉(政治家)
- 高橋裕二 - 今井朋彦(弁護士)
- 宮下正吾 - 遠山俊也(秘書室長)
- 島村卓司 - 福本伸一(会計主任)
- 小野勝也 - 松本岳(店員)
- 青山真紀子 - 桜一花
- 重松公彦 - 岡部尚
- 栄子 - 大西多摩恵
- 石田陽子 - 水木薫
- 久保田祐太郎 - 難波圭一
- 塩崎寛治 - 加藤満
- 椎名喜一 - 山田良明
- 室田蔵之介 - 小川隆市
- 久垣五郎 - 横堀悦夫
- 小畑光江 - 栗田よう子
- 前岡哲馬 - 外山誠二(元文科大臣)
- 嘉島典俊、磯西真喜、青木鉄仁、瀧七海、山崎直樹、諒太郎、小池まり、松山歩夢、稲垣政成、青山隼、高陽子、谷嶋颯斗、副島国広、川添浩文、久保田貴葵、石川尋一、植田有希子、古川拓哉、吉野健夫、前東美菜子、山口佳孝、大澤薫、渋谷慧、保村真、栗本佳那子、野上泰聖
- スタッフ
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 小説中「事故のあと」「天の穴」の節参照。
- ^ 小説中「浮動」の節参照。
- ^ 小説中「道標」の節参照。
- ^ “第18回企画展「『軍都計画』と相模原」第3弾~相模原陸軍病院(米軍医療センター)の変遷~”. 相模原市 (2021年10月19日). 2021年12月12日閲覧。小説中の若葉学園については、戦前から都区内で運営されていたが、戦争直後に陸軍の用地を買収することで広大な校地を得た設定とされている(「女子学園」の節参照)。
- ^ 「沢村一樹さん主演 特集ドラマ『混声の森』出演者発表のお知らせ」『ドラマトピックス』日本放送協会、2022年2月3日。オリジナルの2022年2月3日時点におけるアーカイブ。2022年2月4日閲覧。
- ^ “INFORMATION”. IKKI SAWAMURA OFFICIAL SITE. 2022年4月18日閲覧。
外部リンク
[編集]- 特集ドラマ 混声の森 - NHK - 2022年版テレビドラマ公式サイト。
- 【特集ドラマ】混声の森 - NHK放送史