矢幅駅
ウィキペディアから無料の百科事典
矢幅駅 | |
---|---|
西口(2023年6月) | |
やはば Yahaba | |
◄古館 (3.6 km) | |
所在地 | 岩手県紫波郡矢巾町駅東1丁目[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■東北本線 |
キロ程 | 525.1 km(東京起点) |
電報略号 | ヤハ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[新聞 1] |
ホーム | 2面3線[2] |
乗車人員 -統計年度- | 2,990人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1898年(明治31年)9月1日[1][2] |
備考 | |
|
矢幅駅(やはばえき)は、岩手県紫波郡矢巾町駅東1丁目[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅[2]。
歴史
[編集]- 1898年(明治31年)9月1日:日本鉄道の駅として開業[2][3]。
- 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化され[3]、官設鉄道の駅となる。
- 1977年(昭和52年)3月15日:東北新幹線高架下に駅舎を改築[新聞 2]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物の扱いを廃止[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[3]。
- 2005年(平成17年)3月10日:業務委託化。矢幅駅長(盛岡駅助役待遇)を廃止。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)3月15日:橋上駅舎の新駅舎が供用を開始[新聞 1]。窓口営業時間を延長。
- 2009年(平成21年)3月14日:快速「はまゆり」停車駅となる。
- 2013年(平成25年)8月9日:秋田・岩手豪雨により駅内の線路が水没[注 1][4]。
- 2023年(令和5年)5月27日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[報道 1][報道 2]。
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[1][報道 3]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅で、橋上駅舎を有する[新聞 1]。東口は東北新幹線の高架下にあり、多目的ホール、インフォメーションコーナーを併設する。西口は交通広場となっている。
旧駅舎は東北新幹線高架下に、1977年(昭和52年)に建設された[新聞 2]。現在の橋上駅は整備計画を2000年(平成12年)に策定された。2007年(平成19年)3月24日に仮駅舎となり[新聞 4]、3月28日には工事安全祈願祭が行われた[新聞 4]。事業費は14億4300万円で、JR東日本が1億円、矢巾町は13億4300万円の負担である。新駅舎は2008年(平成20年)3月15日ダイヤ改正より供用が開始された[新聞 1]。構造は鉄骨造2階建てで、東西両入口と改札階(自由連絡通路)、ホームと改札階の間にエレベーターとエスカレーターが設置されている。
盛岡駅管理の業務委託駅(JR東日本東北総合サービス委託)である。みどりの窓口、自動券売機、簡易Suica改札機が設置されている。NewDays矢幅店が駅東口に設置されていたが、2018年(平成30年)3月30日をもって閉店した。
矢巾町の住居表示の変更に伴い、2019年(令和元年)6月29日より旧表示(又兵エ新田第5地割50-2)から現在のものへ変更された。
2023年(令和5年)3月18日から当駅始発・終着列車が設定された[報道 4]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■東北本線 | 上り | 花巻・一ノ関方面[5] | |
2・3 | 下り | 盛岡方面[5] | 2番線は一部列車のみ |
- 改札口(2023年6月)
- 切符売り場(2023年6月)
- ホーム(2023年6月)
利用状況
[編集]JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は2,990人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員推移 | ||||
---|---|---|---|---|
年度 | 定期外 | 定期 | 合計 | 出典 |
2000年(平成12年) | 2,734 | [利用客数 2] | ||
2001年(平成13年) | 2,698 | [利用客数 3] | ||
2002年(平成14年) | 2,760 | [利用客数 4] | ||
2003年(平成15年) | 2,737 | [利用客数 5] | ||
2004年(平成16年) | 2,777 | [利用客数 6] | ||
2005年(平成17年) | 2,766 | [利用客数 7] | ||
2006年(平成18年) | 2,709 | [利用客数 8] | ||
2007年(平成19年) | 2,689 | [利用客数 9] | ||
2008年(平成20年) | 2,754 | [利用客数 10] | ||
2009年(平成21年) | 2,756 | [利用客数 11] | ||
2010年(平成22年) | 2,751 | [利用客数 12] | ||
2011年(平成23年) | 2,793 | [利用客数 13] | ||
2012年(平成24年) | 629 | 2,211 | 2,840 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 634 | 2,363 | 2,997 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 611 | 2,307 | 2,918 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 625 | 2,326 | 2,952 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 637 | 2,320 | 2,958 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 646 | 2,379 | 3,025 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 656 | 2,368 | 3,024 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 704 | 2,441 | 3,145 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)481 | 2,348 | 2,830 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)478 | 2,312 | 2,790 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)547 | 2,343 | 2,890 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)643 | 2,346 | 2,990 | [利用客数 1] |
駅周辺
[編集]自治体名の「矢巾」にたいして駅名は「矢幅」と違う漢字を使用している[2]。歴史としては「矢幅」のほうが古く[2]、現在も駅周辺の地名に残る。
東口
[編集]西口
[編集]バス路線
[編集]- 矢幅駅前
- 矢幅駅西口
隣の駅
[編集]- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■東北本線
脚注
[編集]記事本文
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “駅の情報(矢幅駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『週刊 JR全駅・全車両基地』 23号 盛岡駅・平泉駅・山寺駅ほか74駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年1月20日、23頁。
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、412頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “広報やはば2013年9月号 No,715” (PDF). 矢巾町. p. 3 (2013年9月1日). 2013年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月26日閲覧。
- ^ a b “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(矢幅駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月26日閲覧。
- ^ “高速バス Topics >【MEX】バス停新設&キャンペーン開始のお知らせ”. 南部バス (2020年5月28日). 2021年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月26日閲覧。
- ^ 矢幅駅西口に高速バス停留所が新設矢巾町 2020年6月2日
報道発表資料
[編集]- ^ 『2023年5月27日(土)北東北3エリアでSuicaがデビューします!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社・秋田支社、2022年12月12日。オリジナルの2022年12月12日時点におけるアーカイブ 。2022年12月12日閲覧。
- ^ 『北東北3県におけるSuicaご利用エリアの拡大について 〜2023年春以降、青森・岩手・秋田の各エリアでSuicaをご利用いただけるようになります〜』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2021年4月6日。オリジナルの2021年4月6日時点におけるアーカイブ 。2021年4月6日閲覧。
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月1日閲覧。
- ^ 『2023年3月ダイヤ改正』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社、2022年12月16日 。2024年6月3日閲覧。
新聞記事
[編集]利用状況
[編集]- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年4月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年7月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月23日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月14日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(矢幅駅):JR東日本