衣川信号場
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衣川信号場 | |
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ころもがわ Koromogawa | |
◄平泉 (4.0 km) (3.6 km) 前沢► | |
所在地 | 岩手県西磐井郡平泉町 |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 東北本線 |
キロ程 | 456.3 km(東京起点) |
開業年月日 | 1945年(昭和20年)8月15日 |
廃止年月日 | 1966年(昭和41年)4月21日 |
衣川信号場(ころもがわしんごうじょう)は、かつて岩手県西磐井郡平泉町にあった日本国有鉄道(国鉄)東北本線の信号場である。
歴史
[編集]太平洋戦争中の1945年(昭和20年)8月15日に、東北本線の輸送力増強により平泉駅 - 前沢駅間(平泉駅から北へ4 kmの地点)に当信号場が開設された。その後、1966年(昭和41年)3月21日の平泉駅 - 前沢駅間複線化に伴い当信号場 - 前沢駅間が新線に切り替えられ、役目を終えた当信号場は同年4月21日に廃止された。
なお、当信号場を一般駅に昇格させる請願があったが[1]、実現には至らなかった。
年表
[編集]- 1945年(昭和20年)8月15日:平泉 - 前沢間に信号場開設[2]。
- 1947年(昭和22年)9月15日:カスリーン台風 により床上浸水。
- 1948年(昭和23年)
- 1959年(昭和34年):川砂利採取停止。
- 1961年(昭和36年):砂利採取専用線レール撤去。
- 1966年(昭和41年)
構造
[編集]当信号場の構造は不明。なお、1948年(昭和23年)9月19日に米軍が撮影した空中写真[5]では上下反転しているが、当信号場から分岐し北上川河川敷へ至る砂利採取専用線と、河川敷に貨物車両らしきものが見える。
周辺
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ 第004回国会 運輸委員会 第4号(昭和23年12月13日) - 国会会議録検索システム
- ^ a b 『日本鉄道旅行地図帳』2 東北、31頁。
- ^ 胆江日日新聞 1948年(昭和23年)6月6日朝刊
- ^ 岩手日報 1948年(昭和23年)6月5日朝刊
- ^ 1948年9月19日米軍撮影の空中写真 - 地図・空中写真閲覧サービス(国土地理院)
参考文献
[編集]- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳 - 全線・全駅・全廃線』 2 東北、新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790020-3。
- 石野哲『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II、JTB、1998年。ISBN 4-533-02980-9。
- 盛岡鉄道管理局『盛岡鉄道管理局15年史』盛岡鉄道管理局、1966年。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 衣川信号所(東北本線・旧線) - ウェイバックマシン(2014年10月6日アーカイブ分) - 本宮ステン所
- 東北本線旧線区間(平泉〜前沢) - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分) - カフェ ドラグーン