第13普通科連隊
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第13普通科連隊 | |
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空中機動を行う第13普通科連隊 | |
創設 | 1954年(昭和29年)9月25日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
部隊編制単位 | 連隊 |
兵科 | 普通科 |
人員 | 約650名 |
所在地 | 長野県 松本市 |
編成地 | 松本 |
上級単位 | 第12旅団 |
担当地域 | 長野県 |
第13普通科連隊(だいじゅうさんふつうかれんたい、英語: JGSDF 13th Infantry Regiment(Light))は、長野県の松本駐屯地に駐屯する陸上自衛隊第12旅団隷下の普通科連隊(軽)である。
概要
[編集]明治41年より松本市に駐屯し陸軍一の健脚を誇る「山岳聯隊」として名を馳せた帝国陸軍歩兵第50連隊の伝統を強く受け継ぐ部隊である。そのため、関山演習場や富士地区演習場を使用した通常の訓練の他、アルプスの山々を使用した山地機動訓練が行われている。
また、第12旅団所属の連隊持ち回りで行われているレンジャー訓練のうち、第13普通科連隊が担当する物は山岳レンジャー(アルペンレンジャー)訓練と呼ばれている。これは陸上自衛隊唯一のものであり、冬季戦技教育隊の冬季遊撃レンジャーや第1空挺団の空挺レンジャーと並んで有名なものとなっている[1]。この訓練のためか、隊員の間では「クレイジーサーティーン」の愛称で親しまれている[2]。
沿革
[編集]- 1954年(昭和29年)9月25日:第2普通科連隊第1大隊を基幹として第1管区隊第13普通科連隊(第3大隊欠)が松本駐屯地において編成完結。
- 1956年(昭和31年)1月25日:第1普通科連隊第2大隊(新町駐屯地)を第3大隊として編合。
- 1960年(昭和35年)1月14日:東部方面隊新編により、同隷下に編入。
- 1962年(昭和37年)1月18日:第12師団新編により、同師団隷下に編入され連隊再編。
- 本部管理中隊及び4個普通科中隊、重迫撃砲中隊編成となる。
- 第3大隊(新町駐屯地)を母体に第34普通科連隊が新町駐屯地で新編。
- 1964年(昭和39年)9月15日:東京オリンピック支援(11月5日まで、連隊長が選手村支援群を兼補)。
- 1991年(平成 3年)3月29日:師団近代化への改編により、自動車化。
- 1998年(平成10年)1月20日:長野オリンピックを支援(2月24日まで、連隊長が滑走協力隊長を兼補)。
- 2001年(平成13年)
- 3月26日:第4普通科中隊、重迫撃砲中隊を廃止。
- 3月27日:第12師団の旅団化に伴う改編。
- 普通科連隊(軽)に改編。
- 後方支援体制変換に伴い、整備部門を第12後方支援隊第2整備中隊第2普通科直接支援小隊へ移管。
- 2014年(平成26年)
- 2023年(令和 5年)3月16日:重迫撃砲中隊が再編[4]。
部隊編成
[編集]- 第13普通科連隊本部
- 本部管理中隊「13普‐本」
- 第1普通科中隊「13普‐1」
- 第2普通科中隊「13普‐2」
- 第3普通科中隊「13普‐3」
- 重迫撃砲中隊「13普‐重」
部隊改編
[編集]- 第13普通科連隊本部
- 本部管理中隊「13普‐本」
- 第1普通科中隊「13普‐1」
- 第2普通科中隊「13普‐2」
- 第3普通科中隊「13普‐3」
- 第4普通科中隊「13普‐4」
- 重迫撃砲中隊「13普‐重」
整備支援部隊
[編集]主要幹部
[編集]官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
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第13普通科連隊長 兼 松本駐屯地司令 | 1等陸佐 | 秋山伸太郎 | 2023年 | 8月 1日陸上幕僚監部人事教育部人事教育計画課 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 前職 | 後職 |
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1 | 家重彰 | 1954年 | 9月25日 - 1955年 5月23日陸上幕僚監部幕僚庶務室勤務 | 第1管区総監部付 |
2 | 東愛吉 | 1955年 | 5月24日 - 1957年 8月11日陸上自衛隊幹部学校学校教官 | 陸上幕僚監部第5部勤務 |
3 | 高尾恭三 | 1957年 | 8月12日 - 1960年 7月31日陸上幕僚監部所属 防衛大学校派遣勤務 | 東部方面総監部付 |
4 | 下田不二男 | 1960年 | 8月 1日 - 1962年 3月15日陸上幕僚監部第4部運営班長 | 第10師団司令部幕僚長 |
5 | 北島善行 | 1962年 | 3月16日 - 1964年 3月15日自衛隊大分地方連絡部長 | 中央調査隊長 |
6 | 広谷次夫 | 1964年 [5] | 3月16日 - 1966年 3月15日陸上自衛隊幹部学校企画室勤務 | 東部方面総監部第3部長 |
7 | 竹中義男 | 1966年 | 3月16日 - 1967年 7月16日統合幕僚会議事務局第5幕僚室勤務 | 陸上幕僚監部第3部防衛班長 |
8 | 吉松秀信 | 1967年 | 7月17日 - 1969年 7月15日陸上幕僚監部第3部業務計画班長 | 東部方面総監部幕僚副長 |
9 | 向井慶幸 | 1969年 | 7月16日 - 1971年 7月15日東部方面総監部第1部勤務 | 陸上幕僚監部監理部管理班長 兼 同部審査班長 |
10 | 村井澄夫 | 1971年 | 7月16日 - 1973年 7月15日自衛隊群馬地方連絡部長 | 北部方面総監部第1部長 |
11 | 中江正夫 | 1973年 | 7月16日 - 1975年 3月16日陸上幕僚監部第2部情報第1班長 | 陸上幕僚監部第2部副部長 |
12 | 村田昭治 | 1975年 | 3月17日 - 1977年 3月15日中央資料隊勤務 | 中央資料隊副隊長 |
13 | 五十嵐晃 | 1977年 | 3月16日 - 1978年11月30日陸上幕僚監部第2部情報第1班長 | 北部方面総監部幕僚副長 |
14 | 大神多加喜 | 1978年12月 | 1日 - 1981年 3月15日統合幕僚会議事務局第3幕僚室勤務 | 第1師団司令部幕僚長 |
15 | 百瀬友宏 | 1981年 | 3月16日 - 1983年 3月15日陸上幕僚監部調査部調査第2課 調査第1班長 | 陸上幕僚監部調査部調査第2課長 |
16 | 冨澤暉 | 1983年 | 3月16日 - 1985年 3月15日陸上幕僚監部防衛部防衛課 業務計画班長 | 陸上幕僚監部人事部補任課長 |
17 | 川名正弘 | 1985年 | 3月16日 - 1987年 3月15日陸上幕僚監部防衛部防衛課 防衛班長 | 東北方面総監部幕僚副長 (陸将補昇任) |
18 | 松園忠臣 | 1987年 | 3月16日 - 1989年 3月15日第13師団司令部第3部長 | 北部方面総監部防衛部長 |
19 | 中畑公孝 | 1989年 | 3月16日 - 1989年 7月31日陸上幕僚監部教育訓練部訓練課 教範・教養班長 | 陸上自衛隊幹部学校研究員 |
20 | 川邊武巳 | 1989年 | 8月 1日 - 1991年 6月30日陸上自衛隊幹部学校研究員 | 陸上自衛隊幹部学校主任教官 |
21 | 後藤英二 | 1991年 | 7月 1日 - 1993年 6月30日陸上幕僚監部人事部人事計画課 予備自衛官班長 | 自衛隊福井地方連絡部長 |
22 | 相楽允 | 1993年 | 7月 1日 - 1995年 6月29日自衛隊島根地方連絡部長 | 東北方面総監部人事部長 |
23 | 那須誠 | 1995年 | 6月30日 - 1997年 3月25日陸上幕僚監部防衛部運用課 国際協力室長 | 東北方面総監部防衛部長 |
24 | 牧幸生 | 1997年 | 3月26日 - 1999年12月 9日第5師団司令部第3部長 | 東北方面総監部防衛部長 |
25 | 黒木三治 | 1999年12月10日 - 2002年 | 7月31日陸上自衛隊幹部学校学校教官 | 西部方面総監部総務部総務課長 |
26 | 小森一生 | 2002年 | 8月 1日 - 2003年11月30日陸上自衛隊幹部学校付 | 陸上幕僚監部監理部総務課 企画班長 |
27 | 村永次郎 | 2003年12月 | 1日 - 2005年12月 4日陸上自衛隊幹部学校学校教官 | 陸上自衛隊研究本部研究員 |
28 | 堀切光彦 | 2005年12月 | 5日 - 2008年 3月25日陸上自衛隊研究本部研究員 | 陸上自衛隊研究本部研究員 |
29 | 三上繁 | 2008年 | 3月26日 - 2010年 7月31日第14旅団司令部第3部長 | 自衛隊和歌山地方協力本部長 |
30 | 横山義明 | 2010年 | 8月 1日 - 2012年 7月31日陸上自衛隊研究本部研究員 | 第11旅団司令部第3部長 |
31 | 後藤孝 | 2012年 | 8月 1日 - 2015年 3月31日西部方面総監部総務部総務課長 | 自衛隊長野地方協力本部長 |
32 | 平田雄嗣 | 2015年 | 4月 1日 - 2017年 3月22日陸上自衛隊冬季戦技教育隊長 | 第2陸曹教育隊長 |
33 | 岩原傑 | 2017年 | 3月23日 - 2019年 7月31日中部方面総監部総務部広報室長 | 退職 |
34 | 伊藤裕一 | 2019年 | 8月 1日 - 2021年 7月31日水陸機動教育隊長 | 東部方面総監部総務部総務課長 |
35 | 鏡森直樹 | 2021年 | 8月 1日 - 2023年 7月31日西部方面総監部防衛部訓練課長 | 対馬警備隊長 兼 対馬駐屯地司令 |
36 | 秋山伸太郎 | 2023年 | 8月 1日 -陸上幕僚監部人事教育部 人事教育計画課 |
主要装備
[編集]- 9mm拳銃
- 9mm機関けん銃
- 89式5.56mm小銃
- M24対人狙撃銃
- 5.56mm機関銃MINIMI
- 110mm個人携帯対戦車弾
- 01式軽対戦車誘導弾
- 中距離多目的誘導弾
- 81mm迫撃砲 L16
- 120mm迫撃砲 RT
廃止(改編)部隊
[編集]脚注
[編集]- ^ “特集!陸上自衛隊第13普通科連隊 - 防衛省” (PDF). 防衛省北関東防衛局 (2016年3月). 2018年7月22日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/JGSDF_matsumoto/status/1642459355667918858”. Twitter. 2023年4月6日閲覧。
- ^ “御嶽山における噴火に係る災害派遣について(最終報)”. 防衛省 (2014年10月16日). 2018年7月22日閲覧。
- ^ 陸上自衛隊松本駐屯地 [@JGSDF_matsumoto] (2023年3月22日). "第13普通科連隊は、平成13年に廃止になった重迫撃砲中隊を22年ぶりに新編し、重迫撃砲中隊長の着任式を行いました。". X(旧Twitter)より2023年3月23日閲覧。
- ^ 1964年東京オリンピック支援集団選手村支援群長兼補 8月16日
出典
[編集]- “防衛省人事発令”. 2015年4月1日閲覧。