藤田裕崇
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基本情報 | |
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本名 | 藤田 裕崇 (ふじた やすたか) |
通称 | 尾張の鉄人/炎村 |
階級 | スーパーライト級 |
身長 | 174cm |
国籍 | 日本 |
誕生日 | 1994年12月26日(29歳) |
出身地 | 愛知県一宮市 |
スタイル | 右ボクサーファイター |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 14 |
勝ち | 12 |
KO勝ち | 10 |
敗け | 2 |
藤田 炎村(ふじた ほむら、1994年12月26日 - )は、日本のプロボクサー。愛知県・一宮市出身。第45代日本スーパーライト級王者。名古屋大橋ジム→三迫ジム→横浜光ジム所属。2023年末までは大手不動産情報サイト「SUUMO」を運営するリクルートに勤務していた。早稲田大学、同ボクシング部出身。本名及び旧リングネームは藤田裕崇(ふじた やすたか)。入場曲はB'zの『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』。
人物
[編集]1994年12月26日、愛知県・一宮市生まれ[1]。地元の清林館高等学校卒業後[2]、2014年に早稲田大学社会科学部へ進学。大学進学と同時に早稲田大学ボクシング部へ入部し、ボクシングキャリアをスタートさせる。早大でのアマチュア成績は10戦7勝3敗[3]。日本のプロボクサーである岩田翔吉とはボクシング部の同期である[4]。 高校在学中はオーストラリアへの留学経験もあり、英語が堪能である。
来歴
[編集]2018年、大学卒業後に名古屋大橋ジムへ所属し[5]、同年11月本名でプロデビューを果たす。また、不動産情報サイト「SUUMO」を運営するリクルートへ入社し、営業の仕事も行っている[3]。
2019年8月4日に行われた全日本新人王決定戦・中日本地区予選に優勝。中日本新人王獲得[6]。同年11月10日に行われた全日本新人王決定戦・西軍代表決定戦においても勝利し、西日本代表となる[7]。2019年西日本スーパーライト級新人王として、東軍代表本多航大を相手に4回42秒TKO負けで全日本新人王獲得ならずでプロ初黒星[8]。
2020年4月、三迫ジムへ移籍。2022年、現リングネームに変更[9]。
2020年9月3日、吉野修一郎vs細川バレンタインの前座で中村堅亮と対戦し1回19秒KO勝ち。
2021年4月8日、元日本ランカーの赤岩俊と対戦し3-0判定勝ち。A級昇格。
2021年10月30日、日本ランキング7位の富岡樹と対戦し2-1判定勝ち。日本ランキング入りを確実なものとした。
2022年8月9日、元日本5階級制覇王者、湯場忠志の息子である日本ライト級ユース王者、湯場海樹と対戦。1回に2度のダウンを奪われるも4回に2度倒し返し逆転KO勝ち。
2023年4月26日、後楽園ホールで日本スーパーライト級1位アオキ・クリスチャーノと日本スーパーライト級王座決定戦を行い、2回8秒KO勝ちで日本王座獲得[10]。
2023年8月8日、後楽園ホールで日本スーパーライト級1位大野俊人と日本スーパーライト級タイトルマッチを行い、3回2分48秒TKO勝ちで王座初防衛に成功した。
2023年12月12日、後楽園ホールで日本スーパーライト級6位関根翔馬と日本スーパーライト級タイトルマッチを行い、4回1分24秒TKO勝ちで2度目の防衛に成功した。また、試合後のマイクで世界を目指すために勤務先のリクルートを2023年末で退社することを発表した。
2024年4月9日、後楽園ホールで日本スーパーライト級1位李健太と日本スーパーライト級タイトルマッチを行うも、10回0-3(93-97×3)判定負けで王座から陥落した。
2024年10月25日、横浜光ジムへ移籍を発表[11]。前月には藤田と同じく椎野大輝トレーナーの指導を受けていた鈴木なな子も同ジムに移籍している。
2024年12月7日、移籍初戦として後楽園ホールでJin Yanchengと対戦予定[12]
戦績
[編集]- プロボクシング - 14戦12勝(10KO)2敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2018年11月25日 | ☆ | 1R 0:59 | TKO | 鈴木啓市(とよはし) | 日本 | プロデビュー戦 |
2 | 2019年3月31日 | ☆ | 1R 0:37 | TKO | 鈴木啓市(とよはし) | 日本 | 全日本新人王決定戦 中日本地区予選 |
3 | 2019年8月4日 | ☆ | 4R 1:04 | TKO | 片岡晃誠(蟹江) | 日本 | 中日本新人王決定戦 中日本新人王獲得 |
4 | 2019年9月15日 | ☆ | 2R 2:37 | TKO | 宇野凌汰(フジタ) | 日本 | 全日本新人王決定戦 西部・中日本地区代表戦 |
5 | 2019年11月10日 | ☆ | 2R 2:11 | TKO | 高橋拓也(寝屋川石田) | 日本 | 全日本新人王決定戦 西軍代表獲得 |
6 | 2019年12月22日 | ★ | 4R 0:42 | TKO | 本多航大(川崎新田) | 日本 | 全日本新人王決定戦 決勝 |
7 | 2020年9月3日 | ☆ | 1R 0:19 | KO | 中村堅亮(BMB) | 日本 | |
8 | 2021年4月8日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | 赤岩俊(マナベ) | 日本 | |
9 | 2021年10月30日 | ☆ | 8R | 判定2-1 | 富岡樹(角海老宝石) | 日本 | |
10 | 2022年8月9日 | ☆ | 4R 0:58 | TKO | 湯場海樹(ワタナベ) | 日本 | |
11 | 2023年4月26日 | ☆ | 2R 0:08 | KO | アオキ・クリスチャーノ(角海老宝石) | ブラジル | 日本スーパーライト級王座決定戦 |
12 | 2023年8月8日 | ☆ | 3R 2:48 | TKO | 大野俊人(石川ジム立川) | 日本 | 日本王座防衛1 |
13 | 2023年12月12日 | ☆ | 4R 1:24 | TKO | 関根翔馬(ワタナベ) | 日本 | 日本王座防衛2 |
14 | 2024年4月9日 | ★ | 10R | 判定0-3 | 李健太(帝拳) | 韓国 | 日本王座陥落 |
15 | 2024年12月7日 | - | - | - | 金揚城 | 中華人民共和国 | 試合前 |
テンプレート |
獲得タイトル
[編集]- 2019年度西日本スーパーライト級新人王
- 第45代日本スーパーライト級王座(防衛2)
脚注
[編集]- ^ “二刀流社会人プロボクサー藤田裕崇 ロッキー憧れ大学から始めた”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2019年9月17日閲覧。
- ^ “卒業生の活躍を応援します| お知らせ| 学校法人平山学園 清林館高等学校”. 2019年9月17日閲覧。
- ^ a b “異色ボクサーが4連続KO勝利 早大卒の藤田、西軍代表決定戦へ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2019年9月17日閲覧。
- ^ “早大4年生対談”. 早稲田スポーツ. 2019年9月17日閲覧。
- ^ “5連続KOのサラリーマンが新人王挑戦 名古屋の藤田裕崇が敢闘賞対決”. msnニュース. 2020年12月17日閲覧。
- ^ “中日本新人王決定 MVPはフライ級の中村淳希”. Boxing News(ボクシングニュース) (2019年8月4日). 2019年9月17日閲覧。
- ^ “会社勤め“二刀流ボクサー”が5戦連続KOで敢闘賞!藤田裕崇「尾張の鉄人」として新人王獲る”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2019年11月11日閲覧。
- ^ 全日本新人王 MVPは2度ダウン挽回の本多航大 亀田京之介は前田稔輝に敗れる Boxing News(ボクシングニュース) 2019年12月22日
- ^ 藤田炎村の試合が面白い! ボクシングモバイル 2022年1月23日
- ^ 日本S・ライト級新王者はリクルート社員の藤田炎村 アオキとの強打者対決を右一発フィニッシュ Boxing News(ボクシングニュース)2023年4月26日
- ^ 公式Xより
- ^ 公式Xより
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 三迫ボクシングジム 選手紹介
- 藤田裕崇 (@FUJITA63_5kg) - X(旧Twitter)
- 藤田裕崇 (@fujita_63.5kg) - Instagram
- 藤田裕崇の戦績 - BoxRec
空位 前タイトル保持者 平岡アンディ | 第45代日本スーパーライト級王者 2023年4月26日 - 2024年4月9日 | 次王者 李健太 |