新潟県第4区 (中選挙区)

新潟県第4区（にいがたけんだい4く）は、かつて存在した衆議院の選挙区。1947年の第23回衆議院議員総選挙から設置された。廃止時の定数は2。第37回（1983年）までは3。

概要[編集]

上越地方全域と中越地方の十日町市、中魚沼郡を占める。隣の新潟3区と並んで過疎や豪雪対策が政策課題となることが多い。政治的には保守勢力が強く、定数3だった頃には1963年の総選挙では自由民主党で全議席を占めた。1986年5月の公職選挙法改正による定数是正で定数が2に削減されてからは、1990年の総選挙で社会党が議席を獲得したのを除き、自民党によって議席を独占されていた。

区域[編集]

※自治体の名称は第40回衆議院議員総選挙時点のものである。小選挙区の新潟6区と同じエリアである。現在は新潟5区となっている。

• 上越市
• 十日町市
• 糸魚川市
• 新井市
• 中魚沼郡
• 中頸城郡
• 東頚城郡
• 西頸城郡

1986年（昭和61年）の公職選挙法改正により定数2となる^[1]。

1950年（昭和25年）公職選挙法施行当時の区域は以下のとおりである（定数3）^[2]。

• 高田市
• 中魚沼郡
• 東頸城郡
• 中頸城郡
• 西頸城郡

選出議員[編集]

選挙結果[編集]

解散日：1993年（平成5年）6月18日 投票日：1993年（平成5年）7月18日
当日有権者数：300,519人 最終投票率：84.73%（前回比：3.56ポイント）

解散日：1990年（平成2年）1月24日 投票日：1990年（平成2年）2月18日
当日有権者数：297,203人 最終投票率：88.29%（前回比：1.63ポイント）

解散日：1986年（昭和61年）6月2日 投票日：1986年（昭和61年）7月6日
当日有権者数：297,477人 最終投票率：86.66%（前回比：8.82ポイント）

解散日：1983年（昭和58年）11月28日 投票日：1983年（昭和58年）12月18日
当日有権者数：296,500人 最終投票率：77.84%（前回比：10.25ポイント）

解散日：1980年（昭和55年）5月19日 投票日：1980年（昭和55年）6月22日
当日有権者数：296,261人 最終投票率：88.09%（前回比：1.62ポイント）

解散日：1979年（昭和54年）9月7日 投票日：1979年（昭和54年）10月7日
当日有権者数：295,528人 最終投票率：86.47%（前回比：2.36ポイント）

任期満了日： 投票日：1976年（昭和51年）12月5日
当日有権者数：294,222人 最終投票率：88.83%（前回比：0.99ポイント）

解散日：1972年（昭和47年）11月13日 投票日：1972年（昭和47年）12月10日
当日有権者数：291,877人 最終投票率：87.84%（前回比：5.50ポイント）

解散日：1969年（昭和44年）12月2日 投票日：1969年（昭和44年）12月27日
当日有権者数：291,242人 最終投票率：82.34%（前回比：2.77ポイント）

解散日：1966年（昭和41年）12月27日 投票日：1967年（昭和42年）1月29日
当日有権者数：280,920人 最終投票率：85.11%（前回比：1.86ポイント）

解散日：1963年（昭和38年）10月23日 投票日：1963年（昭和38年）11月21日
当日有権者数：284,038人 最終投票率：86.97%（前回比：4.72ポイント）

解散日：1960年（昭和35年）10月24日 投票日：1960年（昭和35年）11月20日
当日有権者数：281,340人 最終投票率：82.25%（前回比：3.76ポイント）

解散日：1958年（昭和33年）4月25日 投票日：1958年（昭和33年）5月22日
当日有権者数：277,828人 最終投票率：86.01%（前回比：0.65ポイント）

解散日：1955年（昭和30年）1月24日 投票日：1955年（昭和30年）2月27日
当日有権者数：272,816人 最終投票率：85.36%（前回比：1.50ポイント）

解散日：1953年（昭和28年）3月14日 投票日：1953年（昭和28年）4月19日
当日有権者数：271,909人 最終投票率：83.86%（前回比：1.59ポイント）

解散日：1952年（昭和27年）8月28日 投票日：1952年（昭和27年）10月1日
当日有権者数：281,217人 最終投票率：85.45%（前回比：6.21ポイント）

解散日：1948年（昭和23年）12月23日 投票日：1949年（昭和24年）1月23日
当日有権者数：270,880人 最終投票率：79.24%（前回比：18.44ポイント）

解散日：1947年（昭和22年）3月31日 投票日：1947年（昭和22年）4月25日
当日有権者数：280,779人 最終投票率：60.80%（前回比：ポイント）

脚注[編集]

関連項目[編集]

• 衆議院選挙区一覧 (1947-1993)

表 話 編 歴 衆議院中選挙区一覧
北海道ブロック	北海道 1 2 3 4 5
東北ブロック	青森 1 2 岩手 1 2 宮城 1 2 秋田 1 2 山形 1 2 福島 1 2 3
北関東ブロック	茨城 1 2 3 栃木 1 2 群馬 1 2 3 埼玉 1 2 3 4 5
南関東ブロック	千葉 1 2 3 4 神奈川 1 2 3 4 5 山梨 全県
東京ブロック	東京 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
北陸信越ブロック	新潟 1 2 3 4 富山 1 2 石川 1 2 福井 全県 長野 1 2 3 4
東海ブロック	岐阜 1 2 静岡 1 2 3 愛知 1 2 3 4 5 6 三重 1 2
近畿ブロック	滋賀 全県 京都 1 2 大阪 1 2 3 4 5 6 7 兵庫 1 2 3 4 5 奈良 全県 和歌山 1 2
中国ブロック	鳥取 全県 島根 全県 岡山 1 2 広島 1 2 3 山口 1 2
四国ブロック	徳島 全県 香川 1 2 愛媛 1 2 3 高知 全県
九州ブロック	福岡 1 2 3 4 佐賀 全県 長崎 1 2 熊本 1 2 大分 1 2 宮崎 1 2 鹿児島 1 2 3 奄美* 沖縄 全県
関連項目	衆議院小選挙区一覧 参議院選挙区一覧
地域区分は衆議院比例代表制選挙のブロックに基づく。 * - 1992年の公職選挙法改正で奄美群島選挙区は鹿児島県第1区に編入。

表 話 編 歴 旧新潟4区選出衆議院議員(1947年 - 1993年)
定数3	第23回 猪俣浩三 塚田十一郎 荊木一久 第24回 塚田十一郎 田中彰治 猪俣浩三 第25回 田中彰治 塚田十一郎 猪俣浩三 第26回 田中彰治 塚田十一郎 猪俣浩三 第27回 田中彰治 塚田十一郎 猪俣浩三 第28回 田中彰治 塚田十一郎 猪俣浩三 第29回 田中彰治 猪俣浩三 塚田十一郎 第30回 田中彰治 大竹太郎 塚田徹 第31回 猪俣浩三 塚田徹 大竹太郎 第32回 木島喜兵衛 高鳥修 大竹太郎 第33回 高鳥修 木島喜兵衛 大竹太郎 第34回 木島喜兵衛 塚田徹 高鳥修 第35回 高鳥修 白川勝彦 木島喜兵衛 第36回 白川勝彦 高鳥修 木島喜兵衛 第37回 高鳥修 白川勝彦 木島喜兵衛
定数2	第38回 高鳥修 白川勝彦 第39回 筒井信隆 高鳥修 第40回 白川勝彦 高鳥修

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