竹部

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康熙字典 214 部首
立部 竹部 米部
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广
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10 11 鹿
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竹部ちくぶは、漢字部首により分類したグループの一つ。 康熙字典214部首では118番目に置かれる(6画の最初、未集の最初)。

概要[編集]

「竹」字はイネ科多年生常緑草本植物であるを意味し、その葉が垂れる様子に象る。引伸して竹製管楽器(八音の一つ)・竹簡を意味する。

偏旁の意符としては竹や竹製品に関することを示す。このとき「竹」は上のの位置に置かれる。

1口に竹といっても、その品種は多い。

また竹は身近な材料として用途が広く、農具・漁具・容器・食器・文具・計算器具・武器・楽器など多岐に渡る。

このため竹を構成要素とする漢字数は多い。

また異体字も多く、部分を変えた異体字(筍と笋、籐と籘など)、一部分を省略した字(篠と筱など)、表外字の拡張新字体(箏と筝、籤と籖、籠と篭(この字に関しては2010年に常用漢字入りした際には「籠」の字体が採用された)など)、他の部首の異体字(嵌(山部)と篏、蓑(艸部)と簑・簔など)などが存在する。

竹部はこのような意符を構成要素に持つ漢字を収める。

部首の通称[編集]

  • 日本:たけ・たけかんむり
  • 中国:竹字頭
  • 韓国:대죽부 (dae juk bu、たけの竹部)
  • 英米:Radical bamboo

部首字[編集]

例字[編集]

画数 例字
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3 竿
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6 )・
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13 12)・簿簿)・
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