宝塚歌劇団56期生
宝塚歌劇団56期生(たからづかかげきだん56きせい)とは、1968年(昭和43年)に宝塚音楽学校に入学し、1970年(昭和45年)に卒業。同年、宝塚歌劇団に入団し、『四季の踊り絵巻』『ハロー!タカラヅカ』で初舞台を踏んだ70人を指す。
概要
[編集]入学時は72人がいたが中退1人、入団辞退者1人(石田ゆり、元歌手でなかにし礼の妻)であった。元雪組トップスターで現在は女優の麻実れい、元雪組・星組トップ娘役で現在は女優の東千晃、元花組組長の宝純子、元雪組組長の真咲佳子、元専科男役(元星組副組長)の萬あきら、元月組男役スターで在団中に死去した世れんか、元月組娘役スターの条はるき、元雪組娘役スターの城月美穂、 夏川るみ(歌手の小柳ルミ子)、七海水帆子(歌手の疋田愛子)、畠亜里紗(占星術師の水原ゆう紀)、蘭ひでき(羽田健太郎の妻。羽田紋子(在団時は風吹あゆ)の母)才玉蓮(元星組娘役の仙堂花歩の母)、美樹ひろみ(元花組男役の真輝いづみの母)が入団。
一覧
[編集]芸名 | 読み仮名 | 誕生日 | 出身地 | 出身校 | 芸名の由来 | 愛称 | 役柄 | 退団年 | 備考 |
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明石純 | あかし じゅん | 6月5日 | 兵庫県明石市 | 神戸山手学園 | 出生地 生月(6月) | かこちゃん ととこ | 男役 | 1974年 | |
茜千夏 | あかね ちなつ | 12月11日 | 東京都 | 二階堂高等学校 | 家族と友人に 相談して決定 | マミ | 娘役 | 1970年 | |
秋露路 | あき つゆじ | 3月18日 | 宮城県仙台市 | PL学園中学校 | 尊師が命名 | ムクちゃん キアちゃん | 娘役 | 1971年 | |
朝風薫 | あさかぜ かおる | 3月17日 | 兵庫県伊丹市 | 伊丹市立伊丹高等学校 | 白井鐵造が命名 | タワちゃん | 男役 | 1972年 | |
麻実れい | あさみ れい | 3月11日[1] | 東京都[1]千代田区 | 東京家政学院高等学校 | 自分で考案 | ターコ[1] | 男役 | 1985年 | 俳優 夫は信元久隆 |
東千晃 | あずま ちあき | 3月10日[1] | 東京都[1]世田谷区 | 神戸松蔭学院 | 知人が命名 | メッチ[1] | 娘役 | 1982年 | 俳優 |
和泉万里 | いずみ まり | 3月30日 | 大阪府 | 梅花高等学校 | ヨッコ | 娘役 | 1978年 | ||
宇月千佳 | うづき ちか | 2月27日[2] | 兵庫県芦屋市[2] | 武庫川学院 | トッコ[2] | 娘役 | 1979年 | ||
瓜生三七子 | うりゅう みなこ | 3月14日 | 兵庫県神戸市 | 神戸女子山手学園 | 家族で考案 | ミナコ | 男役 | 1974年 | |
江美ひろき | えみ ひろき | 9月18日 | 東京都渋谷区 | 立教女学院 | エミ ヤノちゃん | 男役 | 1975年 | ||
大内しげる | おおうち しげる | 9月29日 | 大阪府豊中市 | 梅花高等学校 | 昭憲皇太后御歌 | れいこ レンレン | 男役 | 1975年 | |
丘さゆり | おか さゆり | 5月30日 | 宮城県気仙沼市 | PL学園中学校 | トモちゃん トモコちゃん | 娘役 | 1974年 | ||
香真由 | かおり まゆ | 5月30日 | 富山県高岡市 | PL学園 | 尊敬する人が命名 | クリさん | 娘役 | 1974年 | |
克まさる | かつ まさる | 2月10日 | 東京都台東区 | 麹町学園 | 自分で考案 | シマ | 男役 | 1986年 | 改名後・克沙千世(かつ さちよ) インド舞踊家・榊原紫麻[3] |
火鳥亜紀 | かとり あき | 8月10日 | 岐阜県岐阜市 | 加納高等学校音楽科 | 火の鳥のような 激しさから | ルン ルミ | 娘役 | 1973年 | |
加奈霞 | かな かすみ | 11月1日[4] | 大阪府[4]富田林市 | PL学園 | 尊師が命名 | カナエ[4] | 娘役 | 1979年 | 日本舞踊・西川香澄[3] |
貴条ともか | きじょう ともか | 4月25日 | 東京都葛飾区 | 国府台女子学院 | チート | 男役 | 1986年 | ||
城月美穂 | きづき みほ | 4月25日 | 東京都[1] | 大山高等学校 | アッコ[1] | 娘役 | 1981年 | 俳優 | |
国ちひろ | くに ちひろ | 12月17日 | 静岡県引佐郡 | 気賀高等学校 | 尊師が命名 | チッチィ | 男役 | 1980年 | |
邦月美岐 | くにづき みき | 2月17日 | 長崎県諌早市 | 神戸海星女子学院高等部 | ミキ | 娘役 | 1980年 | 俳優 | |
湖里夏 | こざと なつ | 1月23日 | 石川県金沢市 | 大阪渋谷高等学校 | 好きな字を集める | 男役 | 1973年 | ||
駒草あゆみ | こまくさ あゆみ | 7月21日 | 京都府京都市 | 同志社女子高等学校 | 駒草の花 | ハルミ | 娘役 | 1974年 | |
才玉蓮 | さい ぎょくれん | 10月1日 | 兵庫県神戸市 | 生田中学校 | エイコ エッちゃん | 娘役 | 1974年 | 娘は仙堂花歩[5] | |
里美あきら | さとみ あきら | 12月9日 | 大阪府大阪市 | 羽衣学園 | 自分で考案 | モツ | 男役 | 1987年 | |
紫賀みどり | しが みどり | 7月15日 | 神奈川県逗子市 | 横浜翠嵐高等学校 | 両親が考案 | ミドリちゃん | 娘役 | 1980年 | |
重たくみ | しげ たくみ | 4月10日 | 大阪府箕面市 | 池田高等学校 | ヤマ | 男役 | 1973年 | ||
紫乃右行 | しの うゆき | 6月21日 | 東京都 | 大妻学院 | ウラ | 男役 | 1976年 | ||
島ゆり | しま ゆり | 1月17日[6] | 大阪府堺市[6] | 樟蔭高等学校 | ユーコ[6] | 娘役 | 1978年 | ||
紫水晶 | しみず あきら | 5月4日 | 神奈川県横浜市 | 宣真高等学校 | 宝石の名言葉で 「誠実」を表す | ガイ ヘチョ | 男役 | 1974年 | |
珠里みさ | じゅり みさ | 9月27日 | 兵庫県神戸市 | 羽衣学園高等学校 | ジュンちゃん | 娘役 | 1973年 | ||
条はるき | じょう はるき | 4月30日[7] | 東京都[7]世田谷区 | 立教女学院 | ミヤイ[7] ユリちゃん[7] | 男役 | 1985年 | 後に娘役に転向 | |
寿美夏子 | すみ なつこ | 8月28日 | 岐阜県岐阜市 | 加納高等学校 | 家族で考案 | ミツヨ | 男役 | 1987年 | 日本舞踊・藤間晃寿[3] |
世れんか | せい れんか | 1月30日[7] | 東京都[7]大田区 | 調布学園 | 「一世一代の恋歌」より 郷ちぐさが命名 | ハム[7] | 男役 | 1980年 | 在団中に死去[8] |
千かほる | せん かおる | 2月16日 | 大阪府大阪市 | 大阪市立東中学校 | カツコ カッコ | 娘役 | 1972年 | ||
曹金玲 | そう きんれい | 1月18日 | 中国 | 台湾世界新聞専校 | 本名 | チンリン | 娘役 | 1970年 | |
貴ひろき | たか ひろき | 3月14日 | 兵庫県神戸市 | 神戸女学院 | 男役 | 1972年 | |||
宝純子 | たから じゅんこ | 12月7日[6] | 東京都[6]文京区 | 竹早高等学校 | レモン[9] | 男役 | 1990年 | ||
直ほのか | なお ほのか | 3月3日 | 広島県広島市 | 昭和女子大学附属高等学校 | ニイミちゃん チョク | 娘役 | 1975年 | ||
夏川るみ | なつかわ るみ | 7月2日 | 福岡県福岡市 | 筑紫女学園中学校 | 娘役 | 1970年 | 歌手の小柳ルミ子 | ||
菜津木まさ | なつき まさ | 7月13日 | 大阪府豊中市 | 梅花学園 | 尊師が命名 | 男役 | 1973年 | ||
名鶴ひとみ | なづる ひとみ | 5月26日 | 愛知県名古屋市 | 金城学院高等学校 | 姉の芸名 | ひとみ オックン | 娘役 | 1972年 | 姉は名鶴加代[10] 名古屋市内で1982年にダンススタジオを開業 |
七海水帆子 | ななうみ みほこ | 8月11日 | 広島県広島市 | 立正学園高等学校 | アイコ アイちゃん | 娘役 | 1976年 | シャンソン歌手・疋田愛子 | |
南城みき | なんじょう みき | 9月25日 | 神奈川県川崎市 | カリタス学園 | 知人と考案 | クーちゃん | 男役 | 1973年 | |
畠亜里紗 | はた ありさ | 8月30日 | 大阪府箕面市 | 被昇天学院 | 好きな名・亜里紗 | ユバちゃん | 娘役 | 1971年 | 俳優・歌手・占星術師の水原ゆう紀 |
華かれん | はな かれん | 3月5日 | 東京都 | 竹早高等学校 | ドルちゃん やよい | 娘役 | 1973年 | 声優 | |
英里絵 | はなぶさ りえ | 7月22日 | 大阪府豊中市 | 神戸女学院 | アケミ | 娘役 | 1976年 | ||
春宮えり | はるみや えり | 4月10日 | 大阪府大阪市 | 相愛学園 | ツイシ | 娘役 | 1974年 | ||
萬あきら | ばん あきら | 12月21日 | 静岡県静岡市 | 親和女子学園 | ケイ | 男役 | 2010年 | 定年退団 | |
秀なつき | ひで なつき | 6月2日 | 大阪府池田市 | 渋谷高等学校 | 母と相談 | ノンコ | 男役 | 1974年 | |
藤京子 | ふじ きょうこ | 7月26日 | 兵庫県芦屋市 | 仁川学院 | 本名と 古都に因む | 娘役 | 2009年 | ||
北條ゆかり | ほうじょう ゆかり | 9月29日 | 神奈川県横須賀市 | 横浜国立大学附属鎌倉中学校 | 家紋 | ロコ | 娘役 | 1974年 | |
星すばる | ほし すばる | 5月31日 | 大阪府大阪市天王寺区 | 高取台中学校 | 「枕草子」 | スバル | 男役 | 1977年 | |
真咲佳子 | まさき けいこ | 8月7日[1] | 大阪府池田市[1] | 池田高等学校 | 本名 | コヤ[1] | 男役 | 1991年 | |
松方里佳 | まつかた りか | 8月27日 | 神奈川県横須賀市 | 鷗友学園 | ミエ | 娘役 | 1979年 | ||
眉あかり | まゆ あかり | 10月8日 | 神奈川県横浜市 | 山脇学園 | トシミ トッチャン | 娘役 | 1973年 | ||
麻里央さち | まりお さち | 1月26日 | 福岡県福岡市博多区 | 福岡女学院 | 自分で考案 | サカ | 男役 | 1976年 | |
美央まりな | みお まりな | 3月12日 | 大阪府 | 梅花高等学校 | 家族で考案 | ハツミ ハッちゃん | 娘役 | 1972年 | |
美樹ひろみ | みき ひろみ | 10月22日 | 東京都渋谷区 | 女子学院 | 樹が美しく 伸び広がるように | ハクちゃん | 娘役 | 1981年 | 娘は真輝いづみ[5] |
水樹亜衣 | みずき あい | 2月12日 | 東京都杉並区 | 東京家政学院 | フル フルケイ | 男役 | 1974年 | ||
水里ゆたか | みずさと ゆたか | 10月5日 | 兵庫県伊丹市 | 園田学園高等学校 | オミズ | 男役 | 1973年 | ||
美竹英里 | みたけ えり | 7月26日 | 東京都板橋区 | 山脇学園 | 恩師が命名 | ミッコ タロー | 男役 | 1976年 | |
美奈瀬杏 | みなせ きょう | 11月3日 | 東京都 | 白百合学園 | サチ サッチ | 娘役 | 1970年 | ||
美原真千子 | みはら まちこ | 12月5日 | 福岡県 | PL学園中学校 | 尊敬する人が命名 | チー | 娘役 | 1971年 | |
美々はるみ | みみ はるみ | 3月14日 | 神奈川県藤沢市 | 神奈川県立藤沢高等学校 | デコ | 娘役 | 1972年 | ||
武蔵野三千代 | むさしの みちよ | 8月11日 | 東京都台東区 | 共立女子学園高等学校 | 出身地 | ノブちゃん | 男役 | 1974年 | |
山奈由佳 | やまな ゆか | 5月10日[2] | 広島県広島市[2] | 梅花高等学校 | ナッコ[2] | 男役 | 1980年 | ||
祐樹叶 | ゆうき かなえ | 6月8日 | 兵庫県西宮市 | 甲子園学院高等部 | ヒーコ | 男役 | 1976年 | ||
蘭ひでき | らん ひでき | 1月2日 | 東京都 | 川村学園 | ニッキ | 男役 | 1971年 | 夫は羽田健太郎 娘は風吹あゆ[5] | |
若ちとせ | わか ちとせ | 3月25日 | 大阪府大阪市 | 聖母女学院高等科 | 尊師が命名 | タカチャン | 娘役 | 1974年 | |
若月香 | わかづき かおる | 12月2日 | 大阪府池田市 | 池田中学校 | 知人が命名 | ピョン | 男役 | 1981年 |
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k 「舞台を色どる人々」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、240頁。
- ^ a b c d e f 「舞台を色どる人々」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、244頁。
- ^ a b c 「エンサイクロペディア・タカラジカ」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、219頁。
- ^ a b c 「舞台を色どる人々」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、241頁。
- ^ a b c 100年史(人物) 2014, p. 28.
- ^ a b c d e 「舞台を色どる人々」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、235頁。
- ^ a b c d e f g 「舞台を色どる人々」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、238頁。
- ^ 100年史(人物) 2014, p. 76.
- ^ 「エンサイクロペディア・タカラジカ」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、208頁。
- ^ 100年史(人物) 2014, p. 29.
参考文献
[編集]- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。