スーパークエスト文庫

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スーパークエスト文庫(スーパークエストぶんこ、Super Quest Bunko)は、小学館が刊行していたファンタジーライトノベル系の文庫レーベル。1992年6月創刊、2001年12月休刊。

概要[編集]

集英社スーパーファンタジー文庫1991年創刊)と同様、1990年代前半のファンタジー小説ブームを受けて創刊された。オリジナル作品よりも漫画アニメゲーム小説化作品が大きなウェイトを占めており、他のレーベルでは余り見られない特撮を原作とする小説化作品が多いのも大きな特徴である。レーベル後期には、サブカルチャーを扱ったエッセイもあった。

小学館は本レーベルの休刊後、2007年5月創刊のガガガ文庫により再参入するまでライトノベルからは少女向けのキャンバス文庫パレット文庫(何れも2006年までに休刊し、2007年創刊のルルル文庫が路線継承)を除いて半撤退状態に在った。ガガガ文庫の創刊に際して小学館は再参入でなく「新規参入」であることを強調し、スーパークエスト文庫を事実上「無かったこと」にする路線を採っていたが、ガガガ文庫の創刊1周年となる2008年5月に本レーベルからの再録作品を扱うサブレーベル、ガガガ文庫R(リバイバル)を立ち上げたのを機に軌道修正している。

主な作品[編集]

小説化作品
オリジナル作品
サブカルチャー
  • クリスマス・ソングのすべて(かまち潤
  • これがリヴァプール・サウンドだ!(かまち潤)

関連項目[編集]