豊田きいち

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豊田 きいち (とよだ きいち、本名:豐田 龜市、1925年4月6日 - 2013年1月10日)は、日本編集者著作権研究者。

略歴[編集]

1925年生まれ。旧制獨協中学校、旧制第二高等学校を経て、陸軍予備士官学校で終戦を迎える[1]1943年(昭和18年)早稲田大学に入学[1]1946年(昭和21年)、師である言語学者・金田一京助の移動に伴い、國學院大學に転入[1]1949年(昭和24年)卒業[1]。同年、小学館に入社。『小学一年生』から始まり、二年から六年まで学習雑誌の編集部に在籍、51年『小学六年生』編集長、1959年に日本初の週刊少年誌となる『週刊少年サンデー』を創刊、初代編集長に就任する。63年『女性セブン』初代編集長。65年これを林四郎に譲る[2]。その後、出版部長、取締役を歴任。1984年に小学館を退職。その後、日本児童教育振興財団専務理事、日本ユニ著作権センター代表理事に就任。

2013年1月10日永眠[3]。87歳没。

著作リスト[編集]

  • 『編集者の著作権基礎知識』(日本エディタースクール、1993年)
  • 『マスメディアと著作権 - 著作権トラブル最前線』(太田出版、1996年)
  • 『著作権と編集者・出版者』(日本エディタースクール、2004年)
  • 『事件で学ぶ著作権』(太田出版、2011年)
  • 『編集 -悪い本ほどすぐできる 良い本ほどむずかしい』(構成:久野寧子、パイインターナショナル、2016年)

監修[編集]

論文[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 豊田きいち プロフィール”. HMV & BOOKS online. 2020年11月28日閲覧。
  2. ^ 江國滋『鬼たちの勲章』
  3. ^ 少年サンデー初代編集長の豊田亀市氏死去 産経新聞 2013年1月15日閲覧

参考文献[編集]

外部リンク[編集]